85歳・新たな挑戦で “昔の打ち方へ戻せるか”… | 鹿児島のイチロー85歳 最後にして最大の挑戦へ

鹿児島のイチロー85歳 最後にして最大の挑戦へ

糖尿病の為に始めたバッティングセンター人生が二十数年を越えた。
81歳で「130km/hを打って7本のホームラン」という若者達でもやれないことが出来た。その後前立腺ガンや白内障を克服したので、バッティング人生の最後の挑戦を…

この四年ほど、椎間板ヘルニアによる神経痛をかばう為に下半身をひねらない打ち方にしてきたが、かばっているはずなのに全然よくならないし、それどころか益々ひどくなって来ている。

 

どうせ痛いのなら、逆療法で下半身をひねる打ち方に戻してみようかと思った。

 

写真の左側は10年前の神経痛が無かった頃の打ち方だ。

     

右側の写真は新聞の写真を写したのでボヤケているが、“椎間板ヘルニア”にかかり下半身全体に酷い神経痛を抱えるようになってからの“下半身の捻りを使わないようにしている打ち方”だ。

 

右の軸足の回転を抑えて腰の回転も半分ほどにしていることが現れている。

当然のことながら下半身のパワーは右足を突っぱるだけで、70パーセントくらいしか使っていないのだ。

 

その為もあって上半身、特に両腕にはかなりの無理をかけ続けているので、左の十年前の写真のように、右の軸足を回転させると同時に右腰をねじ込んで下半身に本来のスイングパワーを発揮させて上半身を少し楽をさせてやりたいと思うようになって来ていた。

 

それで85歳になったのをきっかけとして、昔のバランスのとれた打ち方に戻すことにした。

85歳にもなった老体で打ち方の基本を変えるのだから、いうなれば新たな挑戦だ。

 

初日の結果は神経痛の和らいでいる時に二ゲームをフルスイングで昔の打ち方で打ったが、四年ほど違う打ち方になっていたわけなので元の打ち方に戻すのは時間がかかるものと思っていたのだが、意外とすんなりと、90パーセントは昔の打ち方が出来た。

 

そして一ゲームに一本づつホームランが出た。

 

最近は一ゲームの後半を過ぎると神経痛がひどくなって打ち続けることが出来なくなることが多いのだが、この昔の打ち方では、今日のところでは一ゲームを最後まで打つことが出来た。

 

そして、慣れたらホームランの本数は現在より増えるのではという感じがした。

果たしてこの新たな挑戦はどんな結果をもたらしてくれるのか…