バースデーアーチ + 大谷選手の16号ホームラン !!! | 85歳・人生最大の逆転劇 → “引退” が “君臨”へ 

85歳・人生最大の逆転劇 → “引退” が “君臨”へ 

糖尿病の為に始めたバッティングセンター人生が二十数年を越えた。
81歳で「130km/hを打って7本のホームラン」という若者達でもやれないことが出来た。その後前立腺ガンや白内障を克服したので、バッティング人生の最後の挑戦を…

昨日は85歳の誕生日だった。

誕生日としては両足全体の神経痛がレベル9のひどさで、放射線治療の後遺症の肛門痛もレベル6、目は手術の済んだ左目と手術前の良く見えない右目のひどいアンバランスさなどで、過去最悪の状態にあった。

 

誕生日の夕食をご馳走してくれたTO君が、“バースデーアーチを打てるかどうかに挑戦しますか”と言ったのだが、“今日はフルスイングが出来ないのでやめとくわ”と言ったのだった。

 

しかし、彼と別れると、“こういう時こそ挑戦するのが俺だったのではないか”という思いが強くなって来た。

 

メテオ・ドームに行って素振りをして様子を見た結果、なんとか打てることが分かったので、神経痛が我慢出来るレベルになったところで、120km/h1400gバットでフルスイングすることで一ゲーム挑戦した。

 

神経痛が邪魔をしないうちに一本打ち込みたいと焦る為かなかなか芯でとらえることが出来なかった。

 

隣の打席で打っていた常連の青年が見事な一本を打ち込むのが見えた瞬間、グワッと気合が入って私も一本打ち込めた。

 

コレで肩の力が抜けた感じがして次の次にまた一本、快心の当たりが最上段に飛んで行った。

 

一度は打つのをやめようと思ったバースデーアーチだったが、新生左目となってからは最大のホームランとなった。

最悪の状態だったので、凄く嬉しかった。

 

家に帰って大谷選手はどうだったかなとニュースを見たら、丁度大谷選手が5試合ぶりの16号ホームランを打ったところが映ったのだ。

 

いや、85歳はもう最高の誕生日になったのだ。