NO NUKES・No.1256 | rhythm921さんのブログ

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(11月21日)

◇ 残念ながら、玄海原発4号機が稼働したため、日本の原発・全54基のうち、現在43基(80%)が停止、稼働しているのは11基(20%)。

今後、再稼働をみんなの活動で阻止できれば、2012年春頃には全原発の停止が実現する。

原発なくとも電気はだいじょうぶ(天然ガス、火力、その他)。

今、運転中の11基も早く停めてほしい-地震・余震が心配。


1☆「浜岡原発の永久停止を」100万筆署名提出院内集会 聴講報告
 ~元原発設計者・技術者たちの提言~

 今のやり方はマンションの建築偽装と同じ

 どれだけ綿密に設計しても「残余のリスク」が残る


★偶然通りかかって院内集会に参加し、興味深い話を聞いたので一部を紹介します。

 国会議員への報告会

 日時:2011年11月17日16時~18時
 場所:衆議院第2議員会館多目的ホール
 主催:原発震災を防ぐ全国署名連絡会

 2004年から取り組まれた「一刻も早く浜岡原発の永久停止の決断を!」
と訴える署名が100万筆に達し、同日に経済産業省に提出された。その報告の後、3人の元原発設計者・技術者が丁寧に浜岡原発、福島原発について説明した。

○渡辺敦雄(元東芝・原子力事業本部)
 浜岡原発には使用済み核燃料が6243本あり広島原発の5万個分に相当する。
中部電力が建設している防波堤は1000億円の無駄遣いである。浜岡原発はMarkⅠ型原子炉格納容器であり圧力抑制プールが地震で破壊される可能性が高い。
 浜岡原発の真下から室戸岬(高知県)に延びる長さ400キロの巨大な活断層が存在する可能性がある。耐震設計とは、岩盤の揺れ(振動加速度)への対策であり、岩盤のずれ(例えば、立っていて片足の床が約7m下に落ちる状態)は考慮していない。

○後藤政志(元東芝・原子炉格納容器設計者)
 福島原発事故は津波でなく地震で損傷があった。MarkⅠは欠陥原発で格納容器の容量が小さい。今回の事故で地震による格納容器の脆弱性が証明された。
電源喪失とか水の供給とか対策を検討しているが、事故が起こったらプラント全体を設計し直さないといけない、確実でないものをいくら追加しても安全ではない。本来は地震動を3倍にして耐震設計しないといけないのに、今のやり方はマンションの建築偽装と同じだ。どれだけ綿密に設計しても「残余のリスク」が残る。2001年にスロッシングによる格納容器の爆発実験を実施している(動画紹介)。

(注)残余のリスク
 地震についてまだ不明なことが多いなかで、電力会社は経済的に見合う耐震設計をする。このため、原発の設計時に前提とした地震の揺れより大きな揺れに襲われて、大量の放射性物質が外部に漏れ、住民が被曝するような災害が起こる可能性は必ず残る。残余のリスクは、災害の大きさと、それが起きる確率などによって示される。
( 2006-05-31 朝日新聞 夕刊 3総合 )

○小倉志郎(元東芝・原子力事業本部)
 耐震設計において実質的な判定基準が無い。2009年の「安全研究フォーラム2009」において、地震学者達は、2006年に改定された「耐震指針」による基準地震動を超える地震が今後起きないとは言えない、
 統計的な地震発生確率もデータが少なすぎて算出できない、と言明した。すなわち、開催時点で耐震性の判定基準が無いことが判明している。動的機器の機能維持の定量的判定基準は無い。例えば配管設備は、高温と高圧に耐える必要があるが、がちがちに押さえると熱変形に弱くなり、地震動が大きくなると設計が非常に厳しくなる。

 さらに、3人への質疑で次の回答があった。
 ストレステストは、政治的に出たもので、外からのつまみ食いにひとしく、テストでプラントの弱点部分が分かるが、クライテリア(判定条件)が無い。
確率で物を言う限り残余のリスクは必ず残る。これで良いなんて、アンデルセンの「裸の王様」だ。
 福島原発事故対策における作業労働者の被曝と労働者の供給が心配されるが、被曝労働の基準を適正(例えば年間5mSv)にして多くの労働者に仕事を供給すれば良い。除染後の放射性物質はガラス化すれば数千年は散らばらない。ただ、六ヶ所村ではガラス製造装置の一機が故障して目処が立っていない。

 最後に村田光平顧問(元駐スイス大使)が挨拶した。福島原発事故について関係者の責任が重い、倫理の欠如で、輸出するなんてとんでもない。津波対策だけで原発を再開しようとするのはおかしい。浜岡に関しては牧之原市で市長も市議会も反対のメッセージを出し、近隣への影響が認識されてきて脱原発の大きな運動につながる、スイスとの連携も考えたい。

 技術的に分かり易い説明を聞き、そうは言っても福島原発事故がありながら再稼動しようとしたり原発輸出しようとするのは倫理の欠如としか言いようがないことが良く分かる、良い集会だった。
 集会参加は議員数名とその他約30名と少なく、私も直前まで開催を知らなかったが開催情報があまり流れていなかったようでもったいなかった。
(文責:木村)



★2.ついにRETFの「最後」か・・・

 福島原発震災と核武装

 菅首相による「脱原発」宣言で、一番慌てたのは核武装派


★たんぽぽ舎 劣化ウラン研究会 山崎 久隆

○核武装計画阻止運動

 1994年以来、高速炉開発が核兵器開発の基幹システムであり、特に「もんじゅ」(槌田敦さんは偽もんじゅと呼ぶ)「常陽」の「ブランケット燃料体」を再処理する施設、RETFリサイクル機器試験施設こそがその中核施設だと警告してきたことが報われ、解体される日が来る・・・。
と思ったのですが、記事には核兵器の「か」の字も出てきていないし、単なる無駄遣いの文脈で語られているだけ。どうしてこんなにもメディアの皆さんは現実がわからないのだろうかと、嘆かわしく思うのだが・・・。

 それでもRETFを「検討をした」というは百分の一歩くらいは前進か。
 グリーンピースのレポート「不法なプルトニウム同盟」は1994年に発表された。私は、その翻訳の一端に関わったことから、その後の核兵器開発阻止の取り組みを市民運動の仲間とすることになった。
 その後日本の市民運動で「核武装を憂慮する会」というグループが作られ、国会議員への要請行動などが行われ、それを引き継ぐように(直接団体として引き継いだとというわけではないが)「核開発に反対する会」のメンバーで「隠して核そうする日本」(影書房)という本を、槌田敦、藤田祐幸、井上澄夫、中島哲演、望月彰、渡辺寿子、原田裕史、柳田真(敬称略)と私が分業で書いた。
 それらの中で、高速炉計画が日本の核武装計画の隠れ蓑であり、詳細なデータと証拠で歴代政権(政治家)のみならず官僚機構や原子力ムラによって作り上げられてきた核武装計画を暴き、批判した。
 黒鉛炉を使って簡単な核爆弾を製造するという、佐藤栄作の核武装計画は、近代においては高純度プルトニウムを使う高速炉計画と三重水素を大量に使うITER、核融合炉計画の合体で、水爆製造が可能になるはずだったが、ITERが日本から「取り上げられ」たことでトリチウムを大量に使う水爆製造は困難になった。しかし高純度プルトニウムを使えば小形原爆を量産できると、方向性を高速炉の運転強行とRETFの建設に絞っていく。

 あんなぼろぼろの「もんじゅ」、電力の建てる予定の後継炉は「もんじゅ」型にならないことは確実で、一日5500万円も無駄食いするうえ、電力会社も高速炉計画どころでは無くなっているというのに、どんな経済的利益もあるはずがないのだが、唯一無二の「核武装」がある限り撤退はあり得ない・・・
というのがもんじゅとRETFがまだ「生き残っていた」理由だった。

○福島原発震災と核武装

 さて、ここにきて福島原発震災、その後菅首相による「脱原発」宣言で、一番慌てたのは核武装派であり、突如「隠れて」ではなく「公然と」核武装を主張し出す者たちが現れ始める。ただし、核武装にも大きく二種類あり、「核武装を「しない」ための核武装能力(なぜかこれを核抑止力というらしい。そんな定義は今まで聞いたことが無いが)」が必要というものと、直ちに商業用原子力開発を中止して「核武装に踏み切れ」派がいる。このへんはもうちょっとしてから整理して紹介しよう。(実は未だに彼らの主張の内容がどう違うのかよく分からないのだ(^_^;)突然言い出す者が多いため、脈絡がはっきりしない。技術的な裏付けが曖昧、対米政策、対IAEA政策上の検討が無い、そもそも核武装の定義づけが曖昧、などなど)
 とはいえ、RETFが永久閉鎖になるのならば、少なくても核武装の「可能性」は大きく減衰する。用法としては間違っているが、「潜在的核抑止力」なるものも葬ることができるだろう。

※記事情報
日本経済新聞11月14日
「もんじゅ関連支出1兆円超。830億円の施設使われず・検査院が指摘」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E3E6E2E6E58DE3E6E3E3E0E2E3E39180EAE2E2E2



3☆<テント日誌 11/19(土)>

雨の中、沈み込んだ霞ヶ関
―― 経産省前テントひろば 70日目 ――


★本日(11月19日)は一日中雨でした。ありきたりの印象で言えばまるで地球が日本の不幸を嘆き、人間の愚かさを哀れんでいるような、陰々滅々とした雨に人も街も沈み込んだ一日であったような日でした。

 先日、新右翼と称する人物がテントへ来て、「経産省に申し入れをしてきた。申し入れの内容は『平時であれば許可なく国の土地にテント設置をすれば違法であるかも知れないが、非常時においては云々。彼らのテントの物理的撤去は謹んで貰いたい……』……」「う~ん……」

 それからは他の右翼諸君がテントに参上することもなくなった。まだ、さして日も経っていないし、雨降りのこともあり恒常的な事であるかどうかは断言できないが……。

 雨がきついさなかソーラーシステムもお休み。蓄電池に蓄えはない。雨でショートの恐れもあり発電機もお休み。テントの中は懐中電灯の光だけで薄闇のなか。それでも昼夜を分かたず座り込みは続く。

 ご苦労様。明日は晴れるそうですよ。

(文責 テント住人R)


4☆読者からの講演会・集会のご案内



 イ.大阪・学習集会「原発・被ばく労働と健康被害」

11月29日(火)
午後6時30分



ロ.亀戸・ミニ授業 放射線──基本のキから身の守り方まで

12月4日(日)
午後1時30分



場 所:エルおおさか
5階 研修室2