積み重ねるでも
共に歩むでもなく
今、
ただ君が欲しい
洗濯物を干す君の
ワンピースの隙間
日焼けなんて気にしない君の
ましろい
秘密を知ってしまったような
やわらかな
いけないものを見たような
欲しくなって
喉が渇いて
部屋を出ようか考える
一度感じれば
やがては違う想いに変わるのか
それとも
流行り病に似たものか
明日になれば分かるのに
積み重ねるでも
共に歩むでもなく
ただ
今、
君が欲しい
甘かったのか
血味の砂を噛み締める
その程度の失望
違う
違うんだよ
もう何も感じられないように
焼き尽くすつもりだったのさ
その目に感情が在るうちは
甘かったということだ
非情さが足りないということだ
捨て切れなければ
果たせもしないのだろう



傷付く事が怖くて
道の途中
確かに僕は見たよ
だけど
見ていない事にした
自分を責めるなんてごめんで
いとも容易く踏みにじっては
可哀想になんて
残酷な言葉をかける
君に出会うまで
知らなかった
知りたくもなかった