延々少年は走り出す闇を行く途中あの人の馨を嗅いだ気がしてずっと抱き締めたままの孤独が、きつく抱きしめ返す小さな躯は耐えきれずに絶えず軋み続けるそれでも手放せなかった孤独あの人がくれた唯一のものだから終わりのない仕打ちに道端に転がる小鳥が鳴いた
三畳一間叩き付けるように愛する君は不器用言いたくないのに突き付けて瞬きすら見逃さず赤茶けた髪のさき弄ぶ僕の指見つめている瞳はあまりにも澄んで噛み合わせの悪い人生少し開いたままの口元から美しい悲鳴が洩れ聞こえる僕はくらくらしながら君を愛す透ける 肌に爪をたてるような愛し方愛されたい愛したい愛されたい愛したい