凍てつく夜に
交じり合えば
もうずっと
待ち焦がれていたのに
悲しみばかりが
静かに波紋を広げた
いっそ
気づかなければ良かったのに
延々と続く孤独が蝕んだ心
自分でついた嘘に溺れる
さよなら
降りそそぐ
君の記憶
離れてしまえば
二度と会えないことを
本当は知っていたのかもしれない
硝子窓の向こうから
差し込む柔らかな日差し
手を翳し
少し欠けた薬指を笑う
バスタブに満ちた生温い世界
読まずに浸された手紙たち
私は知っていたのに
見てみぬ振りをして
一度きりの季節を奪った
大きく開かれた
緑色の瞳
私は今夜溺れる事にする
奥深くに沈んだ本当の事をすくい上げるために
読まれなかった手紙は
重なり合って日の光を遮ってしまうだろう
もう何も見えないとしても
そっと掻き分け
顔を浸ける
さぁ
いこう
大切なモノは
それと知られないように
そっと抱いて
もしも見つけられたその時は
壊されないように全て捨てよう
僕には何も残らなくても
あの日感じた
どうしようもない無力感
圧倒的な悪意に蹂躙された
愛するモノたち
澄み渡る空のもと
穏やかな風の中
広がり続けた痛み
あんたは言った
その顔が見たいんだ
諦めたりしない
けして
諦めたりしない
代償を払わせる瞬間まで
僕は、呼吸を止めず目を開き続ける