ピントが合わない
君はぼんやりしている
背景の紅は目が醒めるようなのに
寄れば寄るほど曖昧で
遠くては、もはや何ものでもない
本当は
どんなふうに笑うのかを知っている
僕は君を知っている
ピントが合わない
もう
何も残せない
強い眼差し強い心
僕の愛した強いひと
ベッドの中で出逢う君は別のひと
手探りのシーツの海には闇がある
それは
君も僕も別のひとに変えてしまうんだ
こっちを向いて欲しくて
選ぶ言葉
君が無意識に放つ言葉
同じ言葉なのに響きが違ってる
それに気づく度
チクリとするよ
いつかは、同じ重さになるのかい