1.はじまり

 

 

スマホに地位を奪われ、現在ではポッドキャストと息子のゲーム用となっていたiPodtouch。

使用開始から5年以上経過し、昨年末頃からは電池が5分ももたなくなってしまった。

 

ゴミにするには勿体ない。

でも、正規店でのバッテリー交換は14,800円もする。

近所のお店でのバッテリー交換は7,980円もする。

郵送修理のお店でのバッテリー交換は4,980円+送料500円もする。

 

では、バッテリーだけ買って自力で交換してはどうか?

破壊するリスクはあるけれど、バッテリーだけなら1,000円程度で買える。

・・・暇だし、やってみるか!

 

というわけで、交換することとしたのだった。

 

2.工具を買う

 

バッテリーはAmazonで送料込み1,055円で購入。

インターネットで調べると、iPodtouchのバッテリー交換ははんだこての作業が必要となるらしい。

 

実家に行けば学生の頃に使っていたものがあるはず。

だがしかし、そのために行くのもなぁ・・・というわけで、購入を決定。

通販で調べると、安いものは本体よりも送料の方が高くなる不思議。

送料無料のヨドバシ.comで買ってみた。

 

基本的なものが一通り揃っているお手軽セット。1,550円。

選択のポイントは本体が日本製であること、はんだ吸収線とはんだとはんだ置きがあること。

ちなみに、予想通りはんだ吸収線は大活躍した。セットで買っておいて良かった。

 

3.とりあえず開ける

 

ガラス面に、吸盤をくっつけてドリャーと引っ張って隙間を作る。

隙間に不用となったプリペイドカード等を挟み、そこを起点として開けていく。

吸盤は、既に手拭い掛けとして使っていたものに付いていたものを流用。

そんなのでもなんとかなる。

 

注意点は、大きく2つ。

ホームボタンの横には、接着されている部分があり、こいつが開封時に手強い。

ドライヤーで温めて、ゆっくりベリベリと剥がす必要がある。

 

 

それと、カメラ側に本体とディスプレイを繋いでいるケーブルがあるので、これを破壊しないようにすること。

 

あとは、なんとかなる。

精密ドライバーを使ってネジを外す。

 

 

とても小さいネジなので、無くさないようにテープに張り付けておく。

張り付けるとき、どこに使われていたものなのか分かるように並べて貼っておくと吉。

 

 

4.バッテリーを外す

 

両脇からカード状のものを差し込み、グリグリと外す。

差し込みすぎて配線を傷つけないようにだけ注意する。

 

5.はんだごての出番

 

端子は黒い絶縁テープで保護されているので、綺麗に剥がして保存しておく。

分かりづらいけれど、端子の上にも小さな絶縁テープ(黄色)が貼ってあるので、これも綺麗に剥がして保存しておく。

ちなみに自分はサランラップに張り付けておいた。

 

 

むき出しにした端子を、はんだこてを使って剥がす。

接着剤が付いていたので、ガリガリ剥がしたら傷つけてしまった。

ま、いっか。

 

 

左が交換前、右が交換用に買ったもの。

印字の滲みからも、ああ・・・と一瞬思うけれど使えれば良いと割り切る。

交換用バッテリーは、本体とプラ工具2本セットで845円+送料210円。安かった。

 

薄くはんだ付けすることを意識するも、やや厚くなってしまった。

でも、これ以上またはんだこてをグリグリ当ててると余計な所に触れて壊しそうだったのでやめた。

 

6.充電チェック

 

ネジを付け直す前に充電ができるかチェック。

 

バッテリー充電中の文字が出た!

認識されていることが無事に確認できたので、絶縁シートの貼り直し、ネジの付け直しをする。

あと一息。

 

7.完了

 

以下のことをさらっと確認。

・インターネットにつながる

・カメラが撮れる、撮った画像が見れる

・音が出る

・タッチパネルが反応する

・ホームボタンが動作する

・充電できる

・異音がしない、異常な発熱がない

・アプリが動作する

 

満充電後、一晩放置してもバッテリーはほとんど消費されていなかったことから、

バッテリーも良品、交換も無事に成功したと思われる。

 

結論、DIYは楽しかった。

 

一番大変だったのは、一番最初のディスプレイを開けるところ。

ビクビクしながらやったので、1時間30分ぐらいかかった。

その後のはんだ外し20分、はんだ取り付け30分、蓋取り付け30分。

作業期間は2日。

 

折角買ったはんだごてをまた使いたくて仕方がない。

電子工作でもやってみようか考え中。

 

おしまい