群青と真紅 68【不穏な風が吹く】 | Yoっち☆楽しくグテを綴る♡

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テテとグクの Me Myself写真集にインスピレーションを得て【群青と真紅】をブログ内で執筆中です️




前回の物語

物語の続きが始まります✨✨✨



【ジョングクの祝賀会】


扉を叩く音が部屋に響く。パックスがヒョイと頭を上げた。
「失礼致します。」
ハンスがそっと扉を開けて入って来た。
「おやおや、、、」
ベッドを見て思わず笑みをこぼした。そこには、パックスを間に挟んで横たわる二人の貴公子が眠っていた。
ハンスが近づいていくとパックスがキュンキュンと鳴き出した。よしよしと頭を撫でてやる。

「ジョングク様、そろそろお時間でございます。」
「・・・ん、、、」
ハンスの呼び掛けに頭を上げた。もうろうとした中で状況を確認しようと辺りを見回した。相変わらずの寝起きの悪さにハンスが笑う。
「キム公爵、ハンスでございます。」
今度はテヒョンに声を掛けた。
「う・・・ん、、、」
寝たまま伸びをしてからて起き上がると、
「いつの間に眠ってしまったのだ?」
と辺りを見回した。
テヒョンの声でようやく覚醒したジョングクが、目の前のテヒョンの頭を見て笑う。
「寝癖が可愛らしい、、、」
そう言ってはねた毛先に触れた。
「笑ったな。」
テヒョンがふざけ半分でパッとジョングクの指を払う。ハンスが二人のやり取りを微笑ましく見ていた。

衣装係が部屋に来て、二人の衣服の乱れを整えて身支度を済ませる。

テヒョンやジョングクの足元を行ったり来たりしていたパックスは、飼育係に託された。

「そうだ、テヒョン様がこの子の名付け親になって下さり、名前がパックスに決まった。パックスと呼んでやってくれ。」

「はい、かしこまりました。」

飼育係は深々と頭を下げると、パックスを抱いてジョングクの部屋を出て行った。

「また後でな、パックス。」

テヒョンが髪を整えてもらいながらパックスに声を掛けた。

「寝癖のお姿も可愛らしくてよかったですが、いつもの凛々しいあなた様にすっかり戻りましたね。」

見惚れた視線のジョングクに、テヒョンは照れ隠しで少し頭を傾げて笑ってみせた。


二人は誕生会の会場となるチョン伯爵家の中で、1番格式の高い大広間へ向かった。
会場の前まで着いて係が大広間の扉を開けると、一斉に視線が入口に向けられた。ジョングクはテヒョンを先に行かせようとしたが、
「今日の主役は君だよ。」
と言われ前へ出るよう誘導された。
主役が会場に入ると、拍手で迎えられる。続いてテヒョンが入って来たので、更に拍手が大きくなった。

出席者に会釈をしながら歩いていると、ジョングクの席の近くに、ジョンソン夫妻が着席しているのが目に入った。
テヒョンがその隣の席に案内され、ジョングクはテヒョンの隣に座った。
「久しぶりだな、トーマス。」
「ご無沙汰しております。テヒョン様。」
「フランシスも体調は大丈夫なのか?」
「はい、おかげさまで。ご心配下さりありがとうございます。」
久しぶりの再会だったが、ここでは軽く挨拶をして食事会が始まるのを待った。

出席者が全て揃い、各々のグラスにシャンパンが注がれていく。テヒョンとジョングクのグラスも満たされた。
「キム公爵、どうぞ乾杯のお声掛けをお願い致します。」
ハンスに頼まれてテヒョンがジョングクの顔を見ると、笑顔で頷いている。
テヒョンは立ち上がってグラスを持った。
「皆様どうぞグラスをお持ち下さいませ。キム公爵から乾杯のお言葉を頂戴致します。」
ハンスが声を掛けると、出席者が皆グラスを持って立ちあがった。テヒョンは会場をぐるりと見回した。
「今日は私の優秀なる右腕、チョン・ジョングクの為にお集まり頂き、誠にありがとうございます。
チョン伯爵の幸せと、ここに集う皆様方の幸せを祈り乾杯の言葉と致します。乾杯!」
「「乾杯!」」
拍手と共に、
「ジョングク様おめでとうございます!」
「伯爵おめでとうございます!」
と、方方から祝福の言葉が飛んできた。
テヒョンも隣で拍手を送りながら、自分ごとのように皆からの祝福を喜んだ。

「ありがとうございます、テヒョン様。」
席に着くと乾杯の礼を言った。
「君の為ならお安い御用だ。改めてお誕生日おめでとう。」
テヒョンはジョングクの肩にそっと手を置いて、もう一度乾杯のグラスを傾けた。
乾杯が終わると、一斉に食事が運ばれた。この日の祝賀メニューは、全てジョングクの好みの内容になっている。
食事が始まると、そこここのテーブルからの談笑で賑やかになった。今回の出席者はジョングクと懇意にしている親類や、軍関係者達が集まった。

「皆様、こちらにご注目下さい。」
ハンスの呼び掛けに皆の視線が集まった。
「ジョングク様とご親交がございます、ジョンソン男爵夫人お手製のバースデーケーキでございます。」
厨房の職員の手によって、三段に飾られた美しいケーキがワゴンで運ばれてきた。その華やかさに会場内がどよめく。
「フランシス、妊娠中なのに私の為に作って下さったのか?」
「ええ。もう身体の辛い時期は過ぎましたので、楽しみながら作らせて頂きました。」
この位はどうってことない、といったようなフランシスの答えにジョングクは感動した。
「ありがとう!」
「今回のケーキも美しいな。この会場に居合わせた誰もが見惚れているぞ。」
テヒョンが周りの様子を眺めながら言った。

「さぁ!ジョングク様。こちらにいらして蝋燭の火を吹き消して下さいませ。」
ジョングクは呼ばれて照れながら、会場の中央に置かれたケーキの所まで来た。
「お願い事を心で唱えてから一気にどうぞ。」
ハンスがそっと耳打ちした。
ジョングクは胸に手を当てると、目を瞑り願掛けをする。ゆっくり目を開け視線の先にいるテヒョンと目が合うと、にこりとした。それから一気に蝋燭の火を消すと、会場から拍手が湧いた。
「これから皆様にご賞味頂きますので、今しばらくお待ち下さいませ。」
紅茶が淹れられると、バースデーケーキはその場でカットされ、各々のテーブル席に配られて行く。

「フランシスの作るお菓子は、本当に毎回毎回美味しいな。」
テヒョンが嬉しそうに頬張る。
「トーマスは幸せ者だ。」
ジョングクも心からそう思った。
「はい。ですが太らないように気を付けないと、、、。」
「そういうのを贅沢な悩みと言うのだ。」
テヒョンに言われてトーマスはにやけながら頭をかいた。

「そうだ、改めて妊娠おめでとうフランシス。我々も君達の子どもが生まれてくるのをとても楽しみにしているよ。」
「ありがとうございます、テヒョン様。」
フランシスは両手でお腹を包んで微笑む。
「この間初めてお腹の子の動きをこの手で感じられました!」
トーマスが興奮気味に自分の右手を掴んで話すので、フランシスが吹き出して笑った。
「まだ目立たない大きさですけれど、胎動というものが感じられるようになりましたの。」
「そうか、、、お腹の子も元気に育っていることが、触れて分かるようになってきたのだな。」
テヒョンは段々と家族らしくなっていくジョンソン夫妻をとても嬉しい気持ちで見ていた。

しばらく4人で談笑を続けていると、軍服に身を包んだ者達が、ジョングクに挨拶をしに来た。
まずその前にテヒョンに深々と挨拶をする。ジョングクが簡単に軍の関係者をテヒョンに紹介をして、
「少しすみませんテヒョン様。」

と言うとトーマスと共に中座した。

残された二人は見送っていたが、フランシスがすかさず話を切り出した。

「テヒョン様、そのブレスレットはジョングク様とお揃いでいらっしゃいますよね?」

「うん、、、今日の誕生日の為に僕が図案を考えて作らせた物だ。」
テヒョンは右手をかざしてフランシスに見せた。
「まぁ、これはお二人の誕生石が入っているのですね。素敵ですわ、、、」
微笑ましくそのブレスレットを眺めながら賞賛した。テヒョンは少し照れ笑いの表情になる。
「テヒョン様はとてもロマンチストでいらっしゃいますのね。」
「そうか?あまり意識はしたことがないが、、、」
フランシスは首を振って笑った。

「テヒョン様、、、」
今度は真剣な表情で話を切り出す。
「夫から聞いたのですが、ジョングク様の所属部隊が最近激務でとても大変らしいのです、、」
「うん。僕も本人から直接聞いている。」
「夫は近衛兵ですので宮廷でのお仕事が殆どだったのですが、最近実践訓練の時間が増えました。」
「そうか、、、」
「ヨーロッパ各地で暴動が起きて、戦闘に変わりつつある噂が、街なかでよく聞かれるようになりました。」
「うん。国王陛下はじめ僕の父上もセオドラ卿も、有事に発展しないよう奔走されておられる。」
「私は軍人の妻になるために、何事が起きてもしっかり支えになるよう、覚悟を決めて夫と一緒になりました。」
テヒョンはハッキリとした口調のフランシスに見入る。

「私が言うのもおこがましいことでございますが、、、お二人がお心を通わせていらっしゃると確信致しまして申し上げます。」
フランシスはそう言うと、一呼吸を置いてから続けた。
「ジョングク様を何があっても手放されてはなりません。」
「え?」
「あの方は貴方様を守る為に、黙ったままご自身の事を犠牲にしようとなさるでしょう。」
「いや、でも僕達は何事もお互いに打ち明け合おうと約束をしているのだ。」
「はい。勿論そのお言葉に嘘偽りなどあろうはずがありません。それは分かります。」
「ではなぜだ?どうしてそう思うのだ?」
フランシスはしばらく考えていた。
「私もうまくは説明が出来ないのですが、、勘なのです。胸騒ぎというか、、、もしかしたらジョングク様ご自身も意識をされているわけではないかもしれません。」
テヒョンは困惑した。
「私はお叱りを覚悟で申しております。お幸せそうなお二人を私も見守って差し上げたい。その一心でのお願いでございます。」
「僕があなたを叱るはずがないだろう。心配してくれてのことだ有り難いよ。」
「・・・戦争など争い事なんて無くなればいいのに、、、その先にあるのは家族や恋人と引き裂かれた人々と、弱い立場の子ども達だけです。」
フランシスは語気を強めて言うと少し涙ぐんでいた。

「よく分かった。あなたからの言葉はちゃんと心に留めておくよ、ありがとう。ほらほら、あまり興奮するとお腹の子によくないぞ。」
テヒョンの落ち着いた声にフランシスはやっと笑顔になった。
ヨーロッパ各地で勃発した暴動は、今や戦闘にまで変わり、ジワジワと隣接する地域や国に拡がりつつある。その脅威が軍や政府を越え一般社会にも影を落とし始めている事にテヒョンは憂いだ。
ジョングクとトーマスは軍の関係者達と談笑をしていたが、その内何やら込み入った話をし始めたようで、表情に緊張感が見てとれた。



【不穏な風と暗雲の雲行き】


ーー《チョン伯爵領内》ーー

チョン伯爵家領内にある、聖プレブロシャス教会には、実は隣接してもうひとつ会堂があった。
そこに国王、大公とセオドラ卿が顔を揃えていたが、もう一人、ナポリ王国からフェリペ国王の信任を受けて伯爵が派遣されていた。
その伯爵の名前は、ランベルト・ディ・ソレンティーノといって、セオドラ卿の妻方の兄弟で義理の兄に当たり、ジョングクの伯父である。
元々チョン伯爵家は《ヴァンティーダ族》という古くからの種族の直系本家であって、ソレンティーノ伯爵家は分家に当たる。また、英国のチョン伯爵家同様、ソレンティーノ伯爵家はナポリ軍で代々最高機密部隊を司る家柄だった。
今回ヨーロッパ中に拡がりつつある暴動の今後の対策と、万が一の時の防衛について話し合いの為に集まったのだ。

「セオドラ殿、確か今日はジョングクの誕生日でありましたな。」
「ええ、今は屋敷でちょうど会食中ですよ。」
「そうでしたか。あの子は既に軍務に就いていると伺いましたが。」
「去年に入隊致しました。」
「なるほど、しかし根が優しいあの子には任務とはいえ、私は少々気の毒にも感じているが・・・」
セオドラ卿は大きく頷いて、
「義兄上の言う通りです。が、、、優しいが故に万が一の事態には、自己犠牲に走るのではないかと懸念しております。」
と不安を漏らした。
ソレンティーノ伯爵はセオドラ卿の肩に手を置いた。

「フレデリック国王陛下、ナポリでは戦闘が起きている国に隣接する国境付近には、国境警備隊の増員をして、暴徒者の不法侵入に警戒を強めております。」
「我が国では、海軍と沿岸警備隊の相互により、全ての港での入国に目を光らせておる。まずは《手続き》を重視し、あからさまな軍備配置で煽ることがないように努めている。」
「はっ、それが賢明かと存じます。軍事攻撃はあくまでも最終手段ということで、ナポリ王国も足並みを揃えとうございます。」
「我が国とナポリ王国のヴァンティーダ族が率いる特殊部隊が、出動することがないよう致したいものですな。」
大公が重く語ったので、一同が深く頷いた。

「国境警備隊の人員配置については、特に密林地帯への増員強化を強く呼びかけたい。」
国王は考え尽くせるだけの想定でもって、密入国に漏れがなく監視の目を注ぐよう併せて指示をする。
「ヨーロッパ中のまだ火種が飛んできていない同盟国に、すぐさま通達をするように。」
国王は信書にサインをすると各国の大使を経由して本国へ送らせるよう命令した。


ーー《チョン伯爵家》ーー

ジョングク達の話も終わり、フランシスの大事を取って早く帰るジョンソン夫妻を見送ると、会場に戻ってきた。

「先程は中座をしまして、大変失礼致しました。」

「いや、君も忙しそうで大変だな。」

体を鍛えているとはいえ、さすがに疲労の影は隠せない。

「少し休んだらどうだ?」

「では、テヒョン様が、、そばにいて下さるのでしたら。」

テヒョンは優しく微笑んで、

「いいよ。」

と応えた。



祝賀会も全て終わりになり、会場内は後片付けが始まっていた。
テヒョンとジョングクは食堂に移って、ワインとチーズやお決まりのカナッペでゆっくり楽しむことにした。
「テヒョン様こちらに座りませんか?」
ジョングクはテヒョンをソファがあるテーブルの方に誘った。
二人は隣り合って座り、テヒョンが大公から一部を譲り受けたワイナリーから、この日のためにフランスより取り寄せたシャトーワインを開けた。
「テヒョン様のワインが頂けるなんて、とても嬉しいです。」
「まだまだ流通するまでの本数にはいかないから、しばらくはこうしてお祝いに使うつもりだ。」

お互いのワイングラスに真紅のワインが注がれて、二人だけで乾杯をした。
「本当におめでとう。」
「今日は沢山祝っていただいて、とても幸せな1日になりました。」
二人でゆったりと背もたれに体を預け、寄り添うようにしてワインを飲む。
頑張っていてもやはり日頃の疲労は隠せないジョングクは、酔いというよりも眠気でまどろみ始めていた。
「ジョングク、もうベッドに行った方がいいのではないか?」
「・・・いいえ、まだ一緒に飲みたいです。」
そう言ってワインボトルを掴んで持ち上げた時、勢い余ってボトルの底の部分がワイングラスを持つ手に当たった。

ガチャンという音と共にワイングラスが割れた。ジョングクは一瞬反動で割れたグラスを掴んでしまう。そしてグラスの破片が床に落ちた。
「危ない!何やってるんだよ、、、」
テヒョンはびっくりして、ワインボトルを取り上げるとテーブルに置いた。
「・・・っつぅ、」
テヒョンはジョングクの声で、出血している事に気付き、咄嗟に手首を掴むと傷口に唇を当てた。
「テヒョンさまぁっ!!!」
その瞬間、ジョングクは目を見開いてテヒョンを押しのけ叫んだ。

「誰か!ハンス!水を持って来い!」
ジョングクの形相が変わり半狂乱になる。テヒョンは驚いた。手元にあった布巾をテヒョンの口元に当てて、
「テヒョン様!お早く、唾を吐いて下さい!お早く!」
と泣きわめきながら言う。
「ジョングク、、どうしたのだ、、」
「お早く、、口の中のものを、私の血を吐いて下さいませ!!」
ジョングクはテヒョンの肩を掴んだまま離そうとせず、布巾を口元に当てたまま吐き出すように促すだけだ。
「ジョングク!!!離せ!しっかりしろ!」
「いかがなされました!」
そこでハンスが騒ぎに気付いて慌てて食堂に入ってきた。
「水は持ってきたか?テヒョン様が私の血を・・・早くうがいをさせてくれ!」
ジョングクは泣きながらハンスに訴える。

ジョングクの半狂乱ぶりにテヒョンは唖然としていたが、本人の訴え通りにハンスから水を受け取ると、うがいをして布巾に吐いた。ジョングクはテヒョンを強く抱きしめる。
「ジョングク様、、まずは出血を止めましょう。」
ハンスは落ち着いた様子で宥めた。
「テヒョン様が、、テヒョン様、、」
泣きながらずっとテヒョンを抱きしめている。
「ジョングク、、、教えろ。今日こそは僕に教えてくれ。どういうことなのかを、、、」
テヒョンは抱きしめられたまま、淡々と問い質した。
テヒョンの目にも涙が溜まっていた。

以前、血に触れる事を頑なに拒まれたあの日の事を忘れようがない。
ジョングクの隠された運命をあの日に気付いたのだから。
これで二度目。もう理由を訊かないわけにはいかなかった。
ハンスは黙ってテヒョンを抱きしめたままでいる、ジョングクの手の傷の手当をして、それが終わると床に散らばった割れたグラスの破片を片付ける。
ジョングクは観念したように、ゆっくりテヒョンから離れると、ソファにそっと座らせた。
「お体、、なんともありませんか?」
涙が止まらなかった。テヒョンの両肩を掴みながら何度も確認する。
「この通り、なんともない・・・
なぜそんなに動揺する?何があるのだ?包み隠さず教えてくれ、ジョングク!」

ジョングクは肩から両手を離した。
「私は・・・ヴァンティーダ族の血を引く人間です。」
ジョングクは真っ直ぐにテヒョンの顔を見て答えた。
「・・・ヴァンティーダ?・・って、あのヴァンパイア伝説となった、剣にも勝る《勇血》を持つと言われる豪族の?」
「はい、、、。暴れ龍とまで言われる我々の血液は普通の人間が触れれば死に至ることになります。」
テヒョンは全てを理解した。血相を変えて血に触れさせなかった事、唇への口づけが出来ない事、、、。
テヒョンは理由を知った途端、体に震えが起きて気絶した。

「テヒョンさまぁーー!」


ジョングクは叫んでテヒョンにしがみついた。



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