群青と真紅㊹【キム公爵家の親子】 | Yoっち☆楽しくグテを綴る♡

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アラフィフの生活や周辺で起きたことを書いています☆
そしてときどき
終活のガイドをさせていただきます

現在、BTSの底なし沼にハマり浸かっております
ガチガチのグテペンです
現在、テヒョンとジョングクをモデルに小説を執筆中☆

はい、王子様降臨です✨✨✨


前回のお話
物語の続きが始まります✨✨✨



【似たもの親子】


晩餐会での食事の会食が終わり、サロンの方で食後のお酒が振る舞われた
テヒョンとジョングクもサロンで一緒にワインを楽しんでいた
そして、ジョングクの元には、首相や外務大臣、陸、海軍それぞれの元帥達が次々に挨拶に来ると、今回の大役を大いに称賛した
ジョングクは、各々握手をすると、にこやかに礼を言い、談笑を交えた
側で見ていたテヒョンは、ジョングクが相手が誰であれ、臆すること無くスマートに、また紳士らしく応対し、ユーモアも交えて話をしている様子に、驚きと共に誇らしさを感じた
一瞬、一瞬でこうも輝いていける人を見たことはない
テヒョンは改めて、内に秘められていたジョングクの人間力に感心した

「君も公私共に、すっかり社交界の顔になったな」
「お役目を頂く度に、鍛えられましたから。しかし、テヒョン様のお側に仕えるためには、まだまだ修行が足りません」
「ははは、充分だよ。それに・・・」
テヒョンが言いながら、ちょっと上目遣いにジョングクを見ると、続けた
「君があまり社交的になり過ぎると、独り占め出来なくなる」
「え?」
思わぬテヒョンの言葉に、ジョングクが目を丸くすると、テヒョンがウィンクをした
たちまちジョングクの笑顔がほころぶ
二人は照れて笑い合った

そんな二人の様子を、大公とセオドラ卿が、コニャックが入ったグラスを傾けながら眺めていた
「大公子様は、本当に大公殿下によく似ておられますな」
「ははは、色んな方々からそう言われていて、私としては真に嬉しい限りですよ」
「貴方様をこよなく、敬愛されていることが、よく分かりますな。それに、ジョングクからよく聞くことでございますが、大公子様は、厳しく人を見る方であれど、誰とも分け隔てなく、正直なお気持ちで向き合われると
いつもそれが、筋が通っておいでだそうです」
「それは、テヒョンの周りにいる人達が、惜しみなく愛情を注いで下さったおかげだと私は思って、感謝しています。私どもだけでは真っ直ぐここまで来れたかどうか・・・」
大公はそう言って、改めてテヒョンを見た
「いや、本当に立派におなりです。ようございましたな・・・大公殿下」
「あの子の今の姿を・・・喜ばれて見て下さってるといいんですがね」
大公は《誰か》に思いを馳せ、少し涙ぐんだ。セオドラ卿がそんな大公の背中を擦る
「テヒョンの良き理解者が、セオドラ卿のジョングクであるのが、奇跡ですよ」
「大公殿下、私は《運命》だと思っております」
「ああ・・・《運命》ですか。いや、確かにそうかもしれない」


「父上が大公殿下と随分長く話をしているようです。あのお二人はよしみの間柄だったのですね」
ジョングクが、大公とセオドラ卿が長いこと話をしているのを見て言った
テヒョンも大公がいる方を見た
「僕も詳しくは知らないが、交流があるみたいだな。・・おや、こちらに来られるみたいだぞ」
テヒョンがそう言うと、大公とセオドラ卿がこちらに向かってやって来た

「楽しくやっているか?お前達は何を飲んでいるのだ?」
「これはワインですよ、父上」
「そうか。今までずっとセオドラ卿とお前達の話をしておったぞ」
「どんなお話でございますか?」
ジョングクが興味津津で訊いた
「息子達が、立派に成長したことの喜びを分かち合っていたのだ」
「「有難き幸せにございます」」
テヒョンとジョングクが同時に、同じ事を口にしたので、二人は驚いて顔を見合わせた
「おお、二人共、息がぴったりではないか!」
大公がそう言って笑う
テヒョンとジョングクも一緒に笑った
「最高のコンビネーションでございますな」
セオドラ卿も満面の笑みでそう言った

「私はジョングクには随分助けられております。落馬の時もそうでしたし、、
そうそう、領地運営についてのアイデアも一緒に考えてくれて、とても刺激になりました」
「よい側近を持ったな。お前に側近が出来たと、パリで聞いた時には嬉しかったぞ」
大公はテヒョンの肩を叩くと、続けて
「それとな、父はとても安心したのだ・・」
と言うのだった
テヒョンは大公の目を見据えた
そして、自分がどれだけ父親から愛されているのかを、改めて感じながら、有り難いと思った

ジョングクは、大公の息子に向ける眼差しを見て、改めてテヒョンがキム公爵家にとって、どれだけ大事な存在であり、どれほど大切に育てられてきたのかを感じ取った
それは、ただ単に公爵家の嫡子であるという理由だけではなく、なにかもっと大切な、絆を守るような尊さを感じさせた

「大公殿下やキム公爵から、
息子が認められたことは、誠に誉れなことでございます」
セオドラ卿が本当に嬉しそうに言う
「我々はお互い、良い息子を持ったということですな、セオドラ卿」
「誠に」
大公とセオドラ卿は機嫌よく、二人でまた談笑を始めた

「なんだか、いつもの父より、かなり上機嫌で驚きました」
ジョングクが驚いた顔で、セオドラ卿を目で追った
「セオドラ卿もかなり子煩悩ってことなんだな」
「しかし、有り難いです。父のみならず、大公殿下からも、テヒョン様からも、お褒め頂いて」
「僕はまだまだ褒め足りないくらいだぞ」
「いえいえ、もう充分お褒め頂きました」
「また、遠慮するな!」
テヒョンがそう言って笑った

夜の11時を過ぎる頃には、徐々に招待客が帰って行った
大広間には大公とテヒョン、オルブライトと、セオドラ卿とジョングクにスミスがいた
「大公殿下、ジョングク様、本日は大変お疲れ様でございまさした」
スミスはセオドラ卿以外の全ての招待客を見送って、テヒョン達の所に来てそう言った
「スミスもご苦労だったな。これからは執事として改めてテヒョン共々、我が家を頼むぞ」
「はい。心して務めさせて頂きます」
「いや、スミスはもう充分、公爵家の執務を熟しておりますので、私からの引き継ぎも然程ございませんでしょう」
オルブライトが満足そうに言うと、スミスの肩をポンと叩いた
「我が家のバトラー達は頼もしいな」
「本当に」
大公とテヒョンが、オルブライトとスミスを見て、そう言った

「セオドラ様、ジョングク様」
チョン伯爵家のハンスが、セオドラ卿とジョングクを迎えに、大広間までやって来た
「お、チョン伯爵家の敏腕執事がお目見えだぞ」
テヒョンがそう言うと、皆が笑ってハンスの方を見た
全員がハンスを一斉に見たので、ハンスは困惑した
「何か、いけませんでしたでしょうか・・・・?」
「いいえ、あなたはチョン伯爵家の優秀な執事です。迎えのタイミングが絶妙だ」
テヒョンがにこやかに言った
「恐れ多い事にございます・・・が、余計に居た堪れなくなりました」
ハンスのこの反応に、皆が更に笑い出した
「ハンス!久しぶりだな」
「これは!大公殿下。お久しゅうございます」
「セオドラ卿とジョングクを迎えに来たのだな」
「はい、仰せの通りでございます」
「そろそろ二人を解放せねばならぬな。特にジョングクは、何もかも初めての事で疲れ切っておるだろう」
大公がジョングクに向けてそう言うと、テヒョンもジョングクに視線を合わせ、背中を擦った
「あっという間でございました。大公殿下が私の緊張を解いて下さったので、良い感じに、吹っ切れたような気も致します」
「緊張を解くような、そんなことがあったか?」
大公が思い当たるフシがないというように、ジョングクに訊いた
「あ・・・、申し上げてよいことかどうか、、、」
ジョングクが躊躇していると
「よいよい、私が許す、申してみ」
と、大公が話すように促した
「はい、キム公爵家に到着する時に、門前のお出迎えの方々に、大公殿下は馬車から身を乗り出されて、お声掛けされたのです。予想外の事に、私は驚きましたが、思わず大公殿下の御身体を押さえてしまいました」
「やはり!親子でいらっしゃいますな」
その時、スミスが笑いながら口を挟んできた
「なんだ?どういうことだ?」
今度はテヒョンが訊き返した
「テヒョン様が、プチ・パレスからこちらに、お戻りになられた日の事でございますよ。
やはり、門前に家の者皆が並んでお出迎えしたのです。そうしましたら、テヒョン様は馬車から身を乗り出されて、皆にご挨拶なさいました」
「えっ、大公殿下と、全く同じではありませんか」
ジョングクは言いながら、驚いてテヒョンを見た
すると、その場に居た者が、皆笑い出した
「ここまで親子の仲が、およろしいとは、、さすがでございますなぁ」
セオドラ卿が感心するように言った
「テヒョン様が馬車の外へ放り出されないよう、私も必死に御身体を掴みました」
スミスが笑いながら言った
「ずっと長い時間外で待ちながら、出迎えてくれた、皆の気持ちが嬉しくてなぁ。その忠誠心に応えてやりたかった。テヒョンも同じ気持ちであろう?」
「はい。全くその通りでございます」
大公とテヒョンは、当然のことをしたまで、というように笑った

大公とテヒョン親子のエピソードの中、和やかな雰囲気で晩餐会が終わった
テヒョンは、チョン伯爵家の馬車の所まで見送りに来た
「今日は、とても有意義な1日となりました。晩餐会もとても楽しかったです」
「うん。僕も心から楽しいと思える晩餐会だった」
二人が暫し、見つめ合った。それ以上言葉を交わさなくても、通じ合っている感覚が、自然と二人の距離を縮める
包み込むような抱擁をし合って、ジョングクの方から、テヒョンの頬にキスをした
「おやすみ、ジョングク。今日は本当にありがとう」
「こちらこそありがとうございました」
お互いに挨拶を交わすと、ジョングクは馬車に乗り込んだ
しばらくして、セオドラ卿とハンスがやってきた
「キム公爵、本日はありがとうございました。久しぶりに楽しい夜を過ごさせて頂きました。また、是非我が家にもおいで下さい」
「ありがとうございます。セオドラ卿」
「お待ち申し上げております」
ハンスがお辞儀をした
「では、これで」
そう言ってセオドラ卿か馬車に乗り込むと、ハンスも続いた
馬車の扉が閉まる。すると窓にジョングクの笑顔が見えた。テヒョンは右手を挙げた
馬車が走り出した。テヒョンは馬車のランプが見えなくなるまで見送った
「さ、テヒョン様、参りましょう」
いつの間にか、
スミスがマントを持って立っていた。そして、そのマントをテヒョンの肩に掛けると、二人は宮殿の中に戻って行った


【当主として、王族として】


晩餐会で賑わっていた宮殿内も、夜の静寂に包まれ、1日が終わろうとしていた

寝室で就寝の支度を終えて、寛いでいた大公の元に、ノックの音がした
それに大公が
「どうぞ」
と応えると
「失礼致します」
と、テヒョンの声がした
扉が開いてテヒョンが入って来る

「テヒョンか、どうした?」
「はい、明日にでもと思ったのですが、父上にお返ししなければならない、大切な物がございましたので、今お持ち致しました」
大公はテヒョンが手にしている物に目を向けた
「それか?」
「はい」
テヒョンは封筒を大公に渡した
「『絵画の間』にある、母上の肖像画から落ちました物です。女中から預かりました」
それは、以前にテヒョンが預かっていた、【洗礼証明書】と書かれた封筒だった
大公は驚くわけでもなく、封筒の表書きを見てから裏返し、開封されていない事を確認すると、テヒョンを見た
「中身を確認していないようだが」
「父上の封印がされておりましたので、開封すべきではないと判断致しました」
「そうか、誠実な判断だな。・・・中身を知りたくはないか?」
大公は大胆な事をテヒョンに問い掛けた。
テヒョンは大公の目を見た。そして徐ろに答える
「私に必要な物であれば、いずれ私の知る由になると思っております」
「・・・そうだな。ではこれは確かに返してもらったぞ。これからは父が保管しておこう」
「宜しくお願い致します。それでは父上、ごゆっくりお休み下さい」
「うん。お前もよく休むようにな」
テヒョンは笑顔で会釈をして、大公の部屋を出た。部屋の外へ出て、一瞬真顔で何かを考えたような表情をしたが、フッと笑みを浮かべると、自分の部屋に戻って行った

テヒョンは父への信頼に、全てを委ねたのだ。『何も訊かず、何も詮索せず』を決めた。何かあるのなら、いずれ分かることになろう
大公自身も、テヒョンが中身を見たいと言えば、見せるつもりでいた
しかし、何も求めて来なかった
息子として、この封筒の表書きを見て、何かを感じ取っているであろうことは、大公も分かっていた
テヒョンが真正面から、これを返してきたことで、いずれは《明かさなければならない事》が、現実として突き付けられたのだと感じた
大公は、壁に作り込まれた金庫に、《洗礼証明書》を仕舞った

長かった1日が終わる
公私共に、『課題は山積だな・・・』と大公は思った


次の日の朝
大公は、朝食の前に宮殿内を回っていた。
「おはようございます、大公殿下」
朝の準備に勤しむ女中達や、従僕達が大公の姿を見ると、皆が手を止め、立ち止まり挨拶をした
大公もにこやかに応える
早朝からの活気に満ちた、使用人達の仕事ぶりに、労使関係が健全であることを確認する
大公は、当主としてのテヒョンと、統括をする、執事としてのスミスを抱きしめて褒めてやりたいと、心の中で思った

しばらく宮殿内を歩いていたが
そのうちに、あの『絵画の間』の入口に着いた
室内の中を覗くと、壁に寄せられて、埃よけの布に覆われた、沢山の塊がまず目に入る
「これが、例のテヒョンへ贈られた、見舞いの品々か・・・」
大公は部屋の中に入ると、先に大公妃の肖像画の前に来た
「ローレン(大公妃の名前)、ただいま。帰ってきたよ」
絵画の中の自分の亡き妻に、帰国の挨拶をする。そして、絵画の前から離れると、壁に寄せられた品々の方へ、歩いて行った
そして、埃よけの布を捲って中の品物を見たりした
大公は、廊下に向かって
「誰かおるか」
と、声をかけると、従僕が絵画の間に入ってきた
「お呼びでございますか、大公殿下」
「テヒョンを絵画の間に呼んでまいれ。あ、まだ寝ているようなら起こさなくてよいぞ」
「かしこまりました」
従僕は急ぎ、その場を離れた

テヒョンは、既に起きていて、着替えを終えた後、紅茶を飲んでいた
そこへノックがした
「どうぞ」
と返事をすると、従僕が入って来る
「殿下、大公殿下が、絵画の間にてお待ちでございます」
「そうか、分かった。すぐ参る」
テヒョンは立ち上がると、部屋を出た

「父上、おはようございます」
「おお、おはよう。すまんな、朝早くから呼び出して」
「いいえ、既に起きておりました」
テヒョンが返事を返しながら、大公の横に来る
「ここにある品物は、全てお前への見舞いの品々か?」
「はい。従僕のデイビスが中心になって、仕分けとまとめをしてくれました」
「そうか。今後これらをどうするのか、プランは決めてあるのか?」
「はい。慈善団体へ寄付をすることにしています」
「なるほど。詳しく聞かせてくれるか?」
「実は、親しくしている、リオンヌ伯爵の所のフランシス孃が、慈善団体をよく知っているので、彼女に適切な行き先を決めてもらう為に、任せております」
「やみくもに寄付を出すより、必要な所に、必要な物を贈る事にしたのは、賢明な判断であるな」
「はい。但し、装飾品などは寄付をした先の者達に、売買をさせ、現金に替えるということをしてもらうつもりです」
「うん、なかなか面白いな」
テヒョンは少し笑って、説明を続けた
「実はこれに関しては、私の案ではなく、フランシス孃の考えなのです
装飾品などは、実生活の役には立ちません。だからといって、こちらで売ってお金で渡しては意味がありません
彼らに売買をさせることで、初歩的な売買のノウハウを学んでもらう狙いがあります。ただ、施しを待つのではなく、自分達の力で、自立が出来るように、というフランシス孃の考えです」
「テヒョン・・・」
「はい」
「お前の周りには、よい友人がいるのだな」
大公はとても感心して、テヒョンを見つめた
「お前も分かっているように、貴族の社会では、腹を割って話ができるような、真の友情が築けないのが現状だ。お前はとても恵まれているのだぞ」
「はい。よく分かっております、父上」
「お前の贈り物が、誰かの生活の役に立てる事は、この上ない幸せだな」
「本当に、父上の仰る通りです」

大公は、くまなくお見舞いの品々を見て回った
真心が込められたものと、社交だけになっているものなど
贈り物を通して、送り主の【心】が見える気がした
「フィリップ様(大公の名前)、、テヒョン様もご一緒でしたか、おはようございます」
「おはよう、オルブライト」
テヒョンが応える
「朝食のお時間でございますよ。お二人共食堂へお越し下さいませ」
「分かった、すぐ参る」
大公が返事を返しながらまだ、テヒョンの見舞いの品々を見て回っていた
「こちらがお噂の、テヒョン様に贈られた、お見舞い品でございますか」
オルブライトも驚きの様子で、積み上がった品々を見上げた
そして、テヒョンのそばまで来ると
「テヒョン様、さぞかし御礼状のサイン入れの執筆は、大変でございましたでしょう」
「本当に大変だった。でも、礼状のサインまでも、印刷で済ましてしまいたくなかったのだ」
「やはりそうでございましたか。お父上と話しておりましたよ。テヒョン様のこと、きっと全てご自身の自筆で、御礼状のサインを書いていらっしゃるであろうと」
オルブライトが敬う視線で、テヒョンにそう話していると
「テヒョン、お前は真に王族の鑑だな」
大公が大きくテヒョンを褒めた
「ありがとうございます、父上」

大公のテヒョンを称賛する言葉の中には、自身に寄せる人々の思いに、多くの時間を割いて、真正面から向き合う姿勢を称えるものがあった
一対多勢であったとしても、皆に平等に向かおうとする心が、王族には必要なことだと、大公自身も思っているからだった
テヒョンは、父もオルブライトも、離れた場所にいても、自分というものを理解してくれていたことが嬉しかった
そして、敬愛する父と、同じ価値観を持っていることも、嬉しかったし、自尊心に繋がる思いだった

「さぁ、フィリップ様もテヒョン様も、お食事が冷めてしまわぬ内に参りましょう」
3人は、急ぎ絵画の間を後にした


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