未知ゆくところ 道半ばでアヤマリを知る | Yoっち☆楽しくお気楽な終活ガイド

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アラフィフの生活や周辺で起きたことを書いています☆
そしてときどき
終活のガイドをさせていただきます

現在、BTSの底なし沼にハマり浸かっております
ガチガチのグテペンです
現在、テヒョンとジョングクをモデルに小説を執筆中☆

長い  長い

廊下の  冷たく固い石畳の上で


コツコツと足音が

ひとつ進みゆき
またひとつ進みゆく

規則正しく歩む音は
時の刻みと同じようで

人によって忙しく刻む音がして
人によっては引きずるように刻む音がする

時の流れは同じなのに
歩む歩調は  どうしてこんなにも違いがあるのか


順番通りにいかないこともある
停滞することもある

ヒタヒタと素足で通りすぎる
そんな足音もあるのだ


私はといえば
寄り道ばかりで  道筋定まらず
走り出しては立ち止まり
しゃがみこみ  ボ~っと空(くう)を仰いで

まいっか~と腰を下ろしたまま


自分の歩調をなくした




ただ漫然と
他人の足音を聞いていた
しかし そのくせ
身近な人の足音は分からなかった
(分からないふりをしていた)


そのせいで
歩みを終えて 別な道に進んだことも知らないでいた

あ~だから


後悔するのだ

はたと我にかえり  見回したところで
その人の足跡しかない

それも  いつか薄れて見えなくなるだろう






車の道ならば
行き先表示板が大きな文字で『この先』を
教えてくれている


人の道は
歩き進んだ先の結果で  掲示板として見れる限りだ