読書72:「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? | 読書で人生武者修行(改)

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「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?

世界一わかりやすい経済の本 (扶桑社新書)

細野 真宏

満月満月満月満月新月(4点/5点中)

第1章:学力や思考力は日常の会話方法で飛躍的にアップする!
親子(パパ&男の子)親子間で「論理的思考」を磨く会話法
→世の中の出来事には、すべて「原因」があって「結果」がある。
この「原因」と「結果」の因果関係を考える
習慣を身につけるようにすればいい。
→「ウソをつく⇒お母さんに怒られる⇒おやつが減る」
これも論理的思考である。家庭での教育で心がけたいのは、
このように『論理の必然性』(なぜそうなるのか?)

親子(パパ&男の子)「本物の学力」=社会で生きていくための思考力
→人に情報を整理して伝える機会は、親子の関係だけでなく、
ビジネスやプライベートにおける、あらゆる人間関係において必要である。

親子(パパ&男の子)今日のニュースを見る時から「論理的思考」を意識して
「子どもでも分かるように説明できるまで理解できたかどうか」を確認する。

親子(パパ&男の子)数学的思考力とは、
→「直感力」を働かせ「仮説」を出して、それを論理的思考により
「検証」していき、最終的に「答え」を導き出すことなのです。

第2章:なぜ人は「宝くじの行列」に並んでしまうのか?

宝くじ売り場宝くじ⇒「当選しやすい販売所」

(当選しやすい販売所は確率的に考えて絶対にありえません)

A売り場には行列、B売り場には誰も並んでいない。

表面的に「正しい」と思える情報によって、多くの人たちが

「間違った行動」をしてしまっている。


宝くじ売り場「宝くじの行列」のカラクリとは?

ある店で1等2億円が出ました!

   ↓

そう宣伝すると、

「この店で買うと高額当選しそうだ!」と考える人がたくさん出て、

この店の宝くじの売り上げ枚数も増えます。

   ↓

当然、売上枚数が増えれば、当選者も増える

   ↓

そうなると、さらに「高額当選者、続出中」と宣伝し、

   ↓

その店で買う人も増える。


その結果、「当選しやすい店」という、一見すると「正しい」と

思えてしまう情報が広まって、いつの間にか事実として

独り歩きしてしまう。



つまり、「高額当選者が続出中!」という話と

「その店で買うと当選しやすい」という話は

全く関係がない。



なので、もし、宝くじを買うならわざわざ並んで時間を無駄に

するのではなく、空いている店で買うことでそのぶん時間を

有効に使うことができる。



第3章:なぜアメリカの住宅ローン問題で私たちの給料まで下がるのか?

アメリカの「住宅価格の下落」

   ↓

アメリカの住宅ローンに問題が生じる

   ↓

アメリカの住宅ローンに関する金融商品を買っていた

世界の金融機関が、おおきな損失を抱え、

「金融危機」が起こる

   ↓

余裕をなくした世界の金融機関が貸し渋りをしたり、

自らが倒産する。

   ↓

様々な業種が苦しくなり、倒産が増えたり、株価が下がる。

   ↓

景気が悪くなり、私たちの生活が厳しくなっていく・・・



第4章:「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?

「国に年金保険料を払うよりも、自分でお金を貯めておいたほうが安心だ」

→「知識がないためにでてくる間違い」

私たちの保険料は積立ではなく、「仕送り方式」になっている。

つまり、私たちが納めた「保険料」は今の高齢者の支払いに使う仕組みになっている。


ということは、「少子高齢化」が進んでいるので、

「国の年金」は若い人ほど損をすると言われています。

たしかに「仕送り方式」では若ければ若いほど損をするという

ように思えます。


ただ、「若い人が払い損になるというわけではない」

国民年金において、若者の場合でも、実際に払う「保険料」

よりも将来もらえる「年金」の方が多くなる。


いくら「税金」を払っていても、保険料を納めていない人は

将来、国から1円も「年金」をもらうことができない。


国の年金は高齢になった時だけではなく、

高齢になる前に病気やケガで障害が残った場合でも

「障害年金」という形でお金がもらえる。

保険料を払っていなければ、障害を負ってしまったときに、

「無年金」で生活しなければならなくなってしまう。




ここらへんで、やめときます。

(まとめどころはまだまだあります)

この本を選んで、途中、後悔しかけました・・・ガーン

非常に内容が濃い、

例えや考え方(論理パターン)の解説が豊富すぎて

簡潔に伝えるのに、どの部分を示していいのか・・・叫び


細野さんの本はホントにわかりやすいのですが、

紹介するのは難しいという感じがしました。


経済のしくみに興味がある方

論理的思考や数学的思考を身につけたい方

ぜひ、ご一読を!


最後までお読み下さり、ありがとうございましたアメリカ



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