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世界一わかりやすい経済の本 (扶桑社新書)
細野 真宏
(4点/5点中)
- 第1章:学力や思考力は日常の会話方法で飛躍的にアップする!
親子間で「論理的思考」を磨く会話法
- →世の中の出来事には、すべて「原因」があって「結果」がある。
- この「原因」と「結果」の因果関係を考える
- 習慣を身につけるようにすればいい。
- →「ウソをつく⇒お母さんに怒られる⇒おやつが減る」
- これも論理的思考である。家庭での教育で心がけたいのは、
- このように『論理の必然性』(なぜそうなるのか?)
「本物の学力」=社会で生きていくための思考力
- →人に情報を整理して伝える機会は、親子の関係だけでなく、
- ビジネスやプライベートにおける、あらゆる人間関係において必要である。
今日のニュースを見る時から「論理的思考」を意識して
- 「子どもでも分かるように説明できるまで理解できたかどうか」を確認する。
数学的思考力とは、
- →「直感力」を働かせ「仮説」を出して、それを論理的思考により
- 「検証」していき、最終的に「答え」を導き出すことなのです。
第2章:なぜ人は「宝くじの行列」に並んでしまうのか?
宝くじ⇒「当選しやすい販売所」
(当選しやすい販売所は確率的に考えて絶対にありえません)
A売り場には行列、B売り場には誰も並んでいない。
表面的に「正しい」と思える情報によって、多くの人たちが
「間違った行動」をしてしまっている。
「宝くじの行列」のカラクリとは?
ある店で1等2億円が出ました!
↓
そう宣伝すると、
「この店で買うと高額当選しそうだ!」と考える人がたくさん出て、
この店の宝くじの売り上げ枚数も増えます。
↓
当然、売上枚数が増えれば、当選者も増える
↓
そうなると、さらに「高額当選者、続出中」と宣伝し、
↓
その店で買う人も増える。
その結果、「当選しやすい店」という、一見すると「正しい」と
思えてしまう情報が広まって、いつの間にか事実として
独り歩きしてしまう。
つまり、「高額当選者が続出中!」という話と
「その店で買うと当選しやすい」という話は
全く関係がない。
なので、もし、宝くじを買うならわざわざ並んで時間を無駄に
するのではなく、空いている店で買うことでそのぶん時間を
有効に使うことができる。
第3章:なぜアメリカの住宅ローン問題で私たちの給料まで下がるのか?
アメリカの「住宅価格の下落」
↓
アメリカの住宅ローンに問題が生じる
↓
アメリカの住宅ローンに関する金融商品を買っていた
世界の金融機関が、おおきな損失を抱え、
「金融危機」が起こる
↓
余裕をなくした世界の金融機関が貸し渋りをしたり、
自らが倒産する。
↓
様々な業種が苦しくなり、倒産が増えたり、株価が下がる。
↓
景気が悪くなり、私たちの生活が厳しくなっていく・・・
第4章:「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?
「国に年金保険料を払うよりも、自分でお金を貯めておいたほうが安心だ」
→「知識がないためにでてくる間違い」
私たちの保険料は積立ではなく、「仕送り方式」になっている。
つまり、私たちが納めた「保険料」は今の高齢者の支払いに使う仕組みになっている。
ということは、「少子高齢化」が進んでいるので、
「国の年金」は若い人ほど損をすると言われています。
たしかに「仕送り方式」では若ければ若いほど損をするという
ように思えます。
ただ、「若い人が払い損になるというわけではない」
国民年金において、若者の場合でも、実際に払う「保険料」
よりも将来もらえる「年金」の方が多くなる。
いくら「税金」を払っていても、保険料を納めていない人は
将来、国から1円も「年金」をもらうことができない。
国の年金は高齢になった時だけではなく、
高齢になる前に病気やケガで障害が残った場合でも
「障害年金」という形でお金がもらえる。
保険料を払っていなければ、障害を負ってしまったときに、
「無年金」で生活しなければならなくなってしまう。
ここらへんで、やめときます。
(まとめどころはまだまだあります)
この本を選んで、途中、後悔しかけました・・・
非常に内容が濃い、
例えや考え方(論理パターン)の解説が豊富すぎて
簡潔に伝えるのに、どの部分を示していいのか・・・
細野さんの本はホントにわかりやすいのですが、
紹介するのは難しいという感じがしました。
経済のしくみに興味がある方
論理的思考や数学的思考を身につけたい方
ぜひ、ご一読を!
最後までお読み下さり、ありがとうございました
押さないといけないって誰が言った?