父が亡くなり、、もう10日も過ぎました。そして荼毘に付し、お骨を拾ってきました。
悲しく辛い作業でした。

父との長いようで少ない、想いでが沢山浮かんできました。
父が連れて行ってくれたお店に行くと涙が溢れてきて、、長くいることが出来ませんでした。

こちら関東に戻ってくると、また少し離れて冷静に見ることも出来そうですが、また突然悲しくなって涙が溢れてしまったり「お父さん!」って呼びかけてしまったりしてしまいます。


前回の記事で、ご親切にイイネ!やコメントをいただきました方々にお礼を申し上げます。
遅くなりましたが、コメントの返事も先ほど書きましたのでよろしくお願いいたします。



あまりに突然で、心の準備も何も、誰も出来ないまま、、

誰も最期に話をした人はいません。
なにせ、、カラオケを歌った後スナックの椅子に座ったままで眠るようになくなっていたというのですから・・・

ほんとうに悲しくてこんなに辛いとは思いませんでした。
家族、特に親の死というのは誰もが通り過ぎることではありますが、こんなに辛いことだとは思いませんでした。でも誰もが必ずそんな思いを体験し、通り抜けて行っているのですよね・・。

自分だけではない!と、、いうことですよね。
みんなみんな、この現世を生きる上で経験していくこと・・・
ですよね、、

みんな偉いなぁ~、、って思いました。


スナックの方々にはご迷惑をおかけしてしまいました。
でも、本人は「今年の歌い納めだ」といいながら浪々と歌っていたそうですから(3曲も立て続けに)、きっと思い切り声を出して歌い納めをして、、挙句、患っていた肺気腫や胸部大動脈りゅう破裂で亡くなり、、

自分でも驚きつつも本望ではなかったかと、、
そのように遺族としては思いたいです。

帰省して父のことを父の奥さん(義母)から聞いてみると、私の知らないことも色々あって、
本当に歌が好きで、海にいって発声練習したり、災害前の自宅に居た時には、川の堤防までいって発声練習をしていたのだそうです。

そして、プロの人に歌を習いに行っていたとも、、
どんだけ歌好きやねん?ってかんじです。(笑)
そんなに歌に入れ込んでいたとは、、

確かに昔、地元のカラオケ番組にも出て、地区予選で優勝し県大会にまで出たこともありました。^^ そんな番組によく出ていたので、けっこう声も掛けられたりしていたそうです。(笑)

そんなことはあまり私は知りませんでした。
とにかく歌が好きだったようです。私が電話をしても、よく歌の練習をしているっていっているときもありました。私が電話をすると、ゆっくり話をしようと、いつものように煙草に火をつけて表の、自分でつくった透明なビニールで囲った石を磨く場所に腰かけて話をしていました。

「お父さん、またたばこ吸いゆうろ!?」

「そうよ、、ばれたか、、」と言っていました。

バレたじゃない!!!いいかげんに止めてほしいと何度も何度もいっても、、
もうニコチン中毒状態で、いくら言ってもダメでした。

むしろたばこがないと、イライラして不機嫌になる。

ほんとうにタバコを売って税金を儲けている国を恨みたくなります。
というか、怒りを感じます。

実際、これも経済効果として売り出しているわけです。
人の命なんて二の次です。


今回の父の死因の全てはこのたばこだといっても過言ではないと思います。
このたばこさえ吸ってなければ(父はもう若いころからず~~っと80になるまで吸っていましたから、、)あと10年は生きていただろう!と思います。


義母はいつも野菜を中心とした美味しい食事を作ってくれていたので、そのバランスの良い食事のお蔭でそれでもなんとか80歳までよくもった!と言えると思います。

それはほんとうに義母のお蔭です。
しかし、いくらバランス良い健康的な食事を作っていてくれても、それを台無しにしていたのが、この喫煙習慣だったと思います。


結果、とうの昔に
この私が過去に記事にした肺気腫(COPD)になっていたのです。
父はものすごく我慢強い人なので、少々辛くても何も言わない人なのです。
その父が異常を訴えだしたのだから、相当に症状は進んでいたのだと思います。もう手の施しようないぐらい、胸の状態はボロボロだと言われていたそうです・・・・。

そんなこと、私には一言も言っていませんでした。
元気や何とかやりゆう!って、、いつも元気そうに大きく笑って言っていました。

1、2週間に一度ぐらい電話をかけて、電話で父の話していましたが、、
最後に話したのは、父の誕生日であった、12月16日のことでした。

いつものことですが、父は勝手にいろいろ話すので、またちょと聞き取りづらかったので、私はあまりしっかりは聴いていなくて、ときどき相槌をうっているだけでしたが・・^^ でも、父はいつもその時間を楽しんでいるようでした。それが私と父の交流でした。


なんとなく、電話ではしんどそうに思える時があったなぁって今になって思います。
でも、本人が言わない限り、「元気やなんとかやりゆうで!」っていう言葉を信じてしまいます。
お互いに「風邪ひくなよ~!」って言って電話を切ったのが最後の会話になりました。涙・・・


参考過去記事:
■喫煙によるCOPD(タバコ病)の恐ろしさについて
http://ameblo.jp/135215/entry-11118325955.html

↑の記事は私が過去に転載した記事ですが、、私はこのことを知っていたのでずっと父にも、また周りに居る喫煙者に言っていたのですが、だいたいにおいて、「よけいなお世話」と言われるのが関の山でした。苦笑

何度も、何度も言っていたのに、、どうしても聞き入れてもらえませんでした。
ニコチン中毒というのは、覚せい剤よりもキツイと言う話もあるぐらい、相当な依存性があるという話もあるようです…。誰もが、誰かにとって、大切な大切なご家族、また友人、同僚であるはずです。

煙草を吸っている人に言いたいです。

ほんとうに、本当に自分を大切にして欲しいと思います。