先週の続き。
TRIO KA-7300の修理。リレーを洗浄して組み立てます。
今回もコンデンサは交換しません。
組んだら試聴です。
って、ほぼ完成の状態まで組んでいます。
かなり綺麗な状態のKA-7300が出来上がりました。
大丈夫そうだったので、蓋を閉じました。
試聴しながら組み立てるという、自分用機材だけで行う適当作業(爆)
長時間 鳴らし込みます。
ボリュームは、12時の位置で鳴らし込みました。
またガサガサノイズが出て、持ち帰ってきたくないですから(笑)
この状態で1時間鳴らしました。
音出しテストをしている感に、他の作業を進めます。
もう1台のKA-7300。
これも直します。
トランジスタの確認です。
ガサガサノイズが出ていました。
トランジスタ由来のノイズです。
結果としてですが、パワー段のトランジスタが問題ではなく、プリアンプに使用していたトランジスタがノイズの原因でした。
部品取り機となっている7300を試聴します。
これも治りましたね~
自宅に持ち帰りました。
下がTRIO KA-7500。
上がKA-7300になります。
外形サイズは全く同じです。
ケースは同じものを使用している思われます。
試聴します。
最近はこのセットばかり使用しています(笑)
スピーカーはDIATONE DS-252MK2。
本日の試聴盤。
TOP GUN MAVERICKのサントラ盤。
TOP GUN好きですから、これも聴きたくなりました。
映画はTOP GUNの方はレーザーディスク時代に鬼のように見ていました。
その後、アマゾンプライムビデオになってからも何回も見ています。
暫く聴いていましたが、KA-7300も良いアンプだと感じました。
テストも兼ねているのですが、ノイズが出ることはありませんでした。
動作は大丈夫みたいです。
音は定位がしっかりしていて、音のバランスはJAZZに最適な鳴り方だと感じました。
このアンプもまた好きな音の傾向です。
KA-7500と7300は、音の傾向がよく似ています。
ブラインドテストしたら判らないのでは(笑)
中身が異なり、7300はトランス2つ、ブロックコンデンサー4本の豪華仕様。
造りとしては7300の方が豪華。
持ち上げると7500の方が重い。
間違うと嫌だから・・・・調べるか(爆)
結果、KA-7300が14キロ、7500が16キロだった。
良かった。調べないで投稿しても大丈夫だった(笑)
この差はトランスの大きさだと思う。
7500のトランスは、大きいのです。
出力はそれぞれ65Wと80W。この差は判らないと思う。
見た目は7500の方がよくて、比べるとやや大人の音・・・な気がするだけ。きっと聴き分ける事は出来ないと思う。
価格差はメーターの有無だとしたら差は出ない筈。
面白いのは、同じメーカーで設計が異なること。
コストダウンなんて考えていなかったのかも。
日本銀行のサイトで、消費者物価指数で当時の物価を計算するサイトを見ていると、2020年と1970年代を比較すると、3倍の差があるそうです。
2023年だともっと上がっていると思いますが、目安として3倍でみると、KA-7300 は当時65000円。
これを2020年の物価で合わせると、KA-7300は195,000円。
KA-7500は269,400円。
今の時代にこんな値段で売っていたら売れなそう~なんて思ってしまいますが、70年代では高級機だというのが判ります。