数日の雨や嵐が一旦収束して、良い天気。
二十四節氣 清明次候 を迎えました。
いよいよ暖かくなり「鴻雁北へかえる」頃です。
風さえ当たらなければ、暑いほどの昼間の車中!
着物を楽しまれる皆様なら
「まだ袷の着物じやないと駄目かな?単の着物はいつからなら大丈夫なのかな?」との気持ちにもなるのではないでしょうか?
着物雑誌のWeb版にも、
そのまま「単いつから?」みたいなタイトルを見つけました。気になりますよね?
皆様なら、いつから「単のお着物」着たいですか?
私がお答えするとしたら、
「今からでも良いですよ」と言う感じです。
というのも「お出掛け着物のルール」は「法律」でも「義務」でも何でもないからです。
ただ「格好良く着たい」ですよね?
でしたら「早すぎず 遅すぎない」事をおさえて判断して下さい。これは、あくまで私が生徒さんに伝える内容ですが記しておきます。
ご参考になれば幸いです。
ルールを守る事に全集中して「汗だく」または「寒くてガクブル」になるのは、本末転倒です。
特に、春先〜初夏までの着物は、
薄地で「あまり透けない生地」の単衣物がお勧め。
(生地の裏に手を広げても布地越しにスケスケに見えない程度の透け感)
天気予報を見て
ご自身の体感で「洋服なら半袖を着るかな?」と思う気温で、判断して下さい。
ですから、今頃の様な季節は個人差がありますよね?
私の様な暑がりさんなら、
「着物も長襦袢も単衣物」で快適にお出掛けなさって下さいね。
ここで気を付けて頂きたいのは
「ならいっその事、長襦袢を白地の麻にしてしまってもいいじゃない?」と考えると正急「すぎ」になるのです。
「何も知らない野暮な人」認定
されてしまうかもしれませんのでご注意を!
「白い麻の長襦袢や 透け感強すぎスケスケ」は、真夏スタイルゆえ、例え良い着物や帯でキメていても、
残念ながら
「早過ぎて野暮」ったくなってしまいます。
季節感を「楽しむ」和服なら、ここは抑えておきたい点だと思います😊
ですがこの感覚は、お洋服でも同じですよね!?
せっかくなら慌て「すぎ」ず、
一歩先行く感じで「大人女性のゆとりの着物姿」を、美しく作って、楽しんでまいりませんか?
★ちなみに「お茶席」「式事」の場所には上記の限りではございません。ご注意下さい。
概ね5月までは「お着物は袷」でご準備下さい。
厳選されたルールが有る場合が多いので、その都度、主催者様、お師匠様等へお問い合わせの上、ご判断お願いします。
着物着こなしコンサルタント桂🌸🌸

過日の沖縄旅行で纏った単衣物
長襦袢は、見えていませんが
「紋紗」と言う生地。
春先単衣〜盛夏〜秋単衣まで使える
便利な長襦袢です
白地ではありませんし、絹100%
柔らかい生地です。
通常の生地を
単仕立てするよりも
使用できるシーズンは長いです。
ですが、
真夏のシャリ感の有る着物には
「沿わない」為に、大変着にくい
事も多々あります。
お着物を楽しまれるなら
見えない部分にこそ拘りを!
特に長襦袢には
「拘る」事をお勧めします。

そんな「拘り」「拘り」
言っていたら切りが無いじゃない!?
と、思われるかもしれませんが
着物を毎日着る訳では有りませんよね?
大人の女性が「時々着る」からこそ
拘って1点ずつ
誂えて頂きたいのです。
決してお安い物ではありません。
良く存じております。










