沖縄県内で起きたYouTuber猫虐待疑惑事件について | 一般社団法人(非営利)琉球わんにゃんゆいまーる

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沖縄県内3つの動物愛護団体で構成されています
・わんにゃんサポート沖縄
・TSUNAGU OKINAWA
・Smile Paws


先週末、こちらの件でたくさんの方からご相談がありました。


猫ちゃんが引取りできるようにと私達なりに沖縄警察署とやりとりをしてきましたが、結果、猫ちゃんは現在も、猫の所有権を持つ方(動画撮影者)の元へ戻っています。


https://news.yahoo.co.jp/articles/2ac2cf50b71a49c18f698ad30cc2d71db2d5a41a?fbclid=IwAR112bp30LNffOIfEN_01e7-14V8ggGs6koF1WeyhmTLkKxHi9F_thPXQIc 


虐待動画の猫、保護されず「YouTuber」の手に戻る…弁護士は「警察の対応」も問題視(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース


YouTubeに投稿された「猫の虐待動画」に非難が殺到している。猫は沖縄の2人の男性ユーチューバーによって育てられていたが、警察の手にわたったのち、所有者の男性のもとに返されたという。


警察の対応に強い憤りと疑問を感じ、これまでの沖縄署とのやりとりの流れを公開します。


●22日1時過ぎ


沖縄警察署へ電話で連絡。


既に今回の件をご存知でした。

多くの方から通報がある様子。


(ゆいまーる)

猫の所有権を持つ方(動画撮影者)は引き取れる環境にあったにも関わらず、虐待があると把握してる可能性が高い状況で引き取っていない。かつ飼育能力がないことを把握したうえで猫ちゃんを預けてその様子を撮影しYouTubeにアップしていたこと。


以上の点から猫の所有権を持つ者(動画撮影者)が「今後、責任をもって猫ちゃんを飼って行く」と述べたとしても、決して彼には渡さないで欲しい、その上で私達は、猫ちゃんを引き受ける用意があること、団体名、連絡先、名前を当直当番の方に伝える。


(警察官)

必要があれば連絡しますので

との回答。


●22日10時過ぎ


連絡が来ない事で心配になり沖縄警察署へ電話にて連絡。


昨夜と違う担当署員が対応。猫ちゃんの無事は確認出来ています。それ以上は、一切お答え出来ません。


との回答。



●22日12時過ぎ


どこに猫ちゃんが保護されたのか気になって仕方ないので、再度、沖縄警察署へ電話連絡。


前回と違う担当者。


(ゆいまーる)

猫ちゃんはどうなりましたか?

動画撮影者に返還した訳じゃないですよね?


(警察)

どこにいるか具体的な場所は一切お答え出来ません。

ただ猫ちゃんは、無事を確認され、安心安全な場所に移動しています。警察官が適切な対応をしています。

これ以上はお答え出来ません。


(ゆいまーる)

私は猫ちゃんが保護されればいつでも迎えにいきますと伝えてあったのですが…。


(警察)

そうですか、再度連絡先を教えてください。団体名、連絡先、名前を再び伝える。


●22日14時過ぎに2回沖縄警察署へ電話連絡。


状況を確認する為に連絡するも、前回と同じ内容しか答えてくれず。どこにいるかを濁す警察官に不安を覚える。


●22日15時過ぎ


沖縄警察署から連絡が来ない。

他の団体や保護した情報もない。猫の所有権を持つ方(動画撮影者)に返還したのではないか?と心配になり、確認するが、一向に教えられないの一点張り。


(ゆいまーる)

仮に返還したのなら、あなた方の対応は浅はかだと私は思います。

私だけじゃなく多くの方々がそう感じると思いますよ。と伝える。


○その後、猫の所有権を持つ方(動画撮影者)が猫ちゃんを保護した動画をアップ。


○Twitterで猫ちゃんは公共の安全な場所にいるとの情報を得る。


●22日20時頃


どちらの情報が正しいのか確認する為、直接沖縄警察署へ足を運ぶ。


コロナ感染予防で手前までしか入れないが、当直担当が対応。

そのうしろで、ひっきりなしに他の署員が電話対応している。


こちらに猫ちゃんはいますか?

と確認するも答えられないの一点張りのため、答える権利をお持ちの方に確認してほしいとお願いし、署員がどちらかに確認している様子。


戻ってきた署員に告げられる。


(警察)

これだけお答えできます。

「警察署には猫はいません」


(ゆいまーる)

じゃあどこにいったのですか?

猫の所有権を持つ方(動画撮影者)が動画で猫ちゃんを保護したと言っているようですが、返還されましたか?


(警察)

一切お答え出来ません。


との回答。


こちら側は、今回動画をみた上で飼い主の元に戻ることは安心安全ではないと判断しました。

それは、猫の所有権がある方(飼い主)が虐待の可能性がある動画の撮影者だったからです。ですので、保護が必要だと訴えていました。


先週末、私達以外でも動いてくれていた方々がたくさんいらっしゃいます。

また、全国から同じように猫ちゃんの保護を求めているのにも関わらず、この警察の対応に強い憤りを感じています。


・警察は、虐待者から猫の所有権を持つ者(動画撮影者)が保護したと認識しているのか。


・猫の所有権を持つ者(動画撮影者)が病院へ連れて行くなどの対応をすると言ったことで、安心安全な場所だとの認識したのか。

 

・警察は虐待の可能性がある動画を見た上で猫の所有権を持つ者(動画撮影者)に返還すると言う対応は正しいものだったのか。


所有権の在り方自体に疑問を持たずにはいられません。

動物愛護管理法自体に問題があるように思えます。


現在、多数の団体や個人のみなさまが猫ちゃんのために動いてくれていると聞いています。

ありがとうございます。


私達としては、なんとか猫ちゃんを保護できるようにと働きかけましたが、結果、力及ばすで自分達の無力さに落胆しました。


今後、私達のできる事としては、警察の対応について改善を求めていきたいと考えています。


◾️琉球わんにゃんゆいまーるについて


野良猫のさくらねこTNRをどうぶつ基金、地域住民、ボランティア、行政の協働で行っています。

また、TNR中や多頭飼育崩壊宅など、緊急で保護が必要な猫がいた場合は、できる限りになりますが、保護をし、里親を探す譲渡活動も行なっています。行政への提言活動及び市民の方々への啓発活動を行っています。

※ 現在の活動で人の手、猫の手も限界の為、残念ながら保護依頼はお受け出来ません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

※ 琉球わんにゃんゆいまーるは、殺処分ゼロを目指す公益財団法人どうぶつ基金の協働ボランティアです。
どうぶつ基金が発行する「さくらねこTNR無料不妊手術事業」を利用してTNRを行っており、チケットを使用して行った不妊手術費用については全額どうぶつ基金が負担します。

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