沖縄県動物愛護推進計画パブコメ回答 | 一般社団法人(非営利)琉球わんにゃんゆいまーる

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沖縄県内3つの動物愛護団体で構成されています
・わんにゃんサポート沖縄
・TSUNAGU OKINAWA
・Smile Paws

みなさまコンバンハ𖤐៹

以前、県が推進計画のパブコメを募集していましたが、回答がアップされていました。
意見は、102件もあったそうで、どのパブコメ募集よりもダントツに多くの意見が寄せられており、関心の高さを感じました。



こちらの意見回答の箇所に全ての回答が掲載されています。気になる方は是非、ご覧ください。





こちらでは、飼い主のいない猫に纏わるご意見と県の回答を抜粋してご紹介させて頂きます。

※文字ばっかりですが、どうぞ最後まで一読くださいw



◯飼い主のいない猫の対策に関して、屋外に生息する猫の現状を把握し、登録「地域猫活動」保護団体によるデータの蓄積と地域ルール作りへの支援をすべきである。
不妊去勢等の繁殖制限の費用の予算を県が設けるべき。
問題の解決はTNRの積極的推進以外にない。TNRは本来行政がすべき仕事なので代わりにやっている民間団体に敬意を持って接するべき。TNRへの支援にもっと予算をつけるべき。「無責任なエサやり」などという扇情的な表現をやめ、科学的に猫が増えないように何をすべきかの戦略を提示するなどの啓蒙をすべき。「無責任なエサやり」の表現を「マナーを守らないエサやり」に変更する事を希望する。街に住む猫はエサをあげないと生きていけない。マナーを守ったエサやりを県や愛護団体による啓蒙が必要である。

A.本県においては、「飼い主のいない猫対策マニュアル」を作成し、運用しているところです。
内容については必要に応じて見直しを行っていく予定です。またマニュアルの普及については今後も努めていきます。
不妊去勢手術等の支援は地域猫のモデル地区を対象に実施しています。
素案中の「無責任なエサやり」の表現については、基本指針の標記と統一し、「所有者等のいない猫に対する後先を考えない無責任なエサやり行為」に変更します。
TNR活動についてはその内容によっては、地域猫活動に繋がる場合があると考えますので、p33「施策4-② 飼い主のいない猫対策」に「また、各地で行われているTNR活動の中には、地域猫活動に繋がる場合もあり、地域猫活動にむけての助言等を実施します。」を追記します

◯沖縄県の外猫の現状に照らしてもモデル地区がたった一つとは驚くべき実情である。いのちを尊ぶ沖縄県民による個人の努力域は既に超えて遺棄され続ける猫たちは後を絶たない。既存の 保護団体を含む実働保護団体を登録制にし、沖縄県全域を「命どぅ宝」のモデル地区とすべき である。

A.ご意見については今後の施策の参考とさせていただきます。

◯県内の行政担当者がTNR活動に対して無知すぎる。TNRや里親捜しをしている保護猫ボランティアの人たちをもっと支援してあげてほしい。

A.ご意見については今後の施策の参考とさせていただきます。

●地域猫活動についての県民の認知度が極めて低いため、地域猫活動の周知広報を求める。県
のガイドラインに沿った地域猫活動を実施した地域はわずかである。現状を踏まえた上で、飼い主のいない猫対策については、地域猫活動にとらわれず、地域の実情に合わせ、地域住民、ボランティア、市町村、県等がそれぞれ実行可能な役割を果たし、連携を図りながら保護収容される飼い主のいない猫の数を減らす為の
柔軟な野良猫対策の実施を求める。

A.飼い主のいない猫対策については、p34「施策4-② 飼い主のいない猫対策」に記載しています。ご意見については今後の施策の参考とさせていただきます。

◯「地域住民の合意のもと」、というのはあいまい。地域住民が主体になって取り組むのは難しいと考える。行政が地域猫活動を理解して推進する必要がある。
それよりは「TNRします」と宣言して実行した方が効果的である。地域の人の理解を得るのが難しいので「県の責任のもと」TNRをしてほしい。地域猫のモデル地区が1区しかないのは残念。
全ての市町村、全ての自治会に周知・奨励してほしい。地域の住民の意識が変わらない中で、地域住民が主体になって取り組むのは難しいと考える。
他県では行政が積極的に活動を指導している。そのために、行政が地域猫活動を理解して推
進する必要がある。その計画を盛り込んでほしい。

A.飼い主のいない猫対策については、p34「施策4-② 飼い主のいない猫対策」に記載しています。ご意見については今後の施策の参考とさせていただきます。


◯「地域の理解と協力を得て、地域住民、ボランティア、市町村、県等がそれぞれ実行可能な役割を果たし、連携を図りながら保護収容される飼い主のいない猫の数を減らします。また、適正な地域猫活動を推進することで保護収容される猫の数を減らし、また例え収容されたとしても地域に返還できるように取り組みます。」とあるが、具体的計画が盛り込まれていない。それぞれが実行可能な役割を果たすためには、行政がまず青写真を描いてそれぞれに働きかけをして勧めていく必要がある。現在は遺棄する人が多く、不妊去勢手術もボランティアの財政に依存している為、TNRが追いついていなく、増えるばかりで、地域猫活動への偏見により住民同士のいざこざ、もめ事も多く行政がきちんとした対応もできずにいる状態である。 遺棄・虐待問題への取り組みを計画に盛り込んでほしい。
きちんとした地域猫活動を啓蒙普及することへの取り組みをお願いしたい。

A.飼い主のいない猫対策については、p34「施策4-② 飼い主のいない猫対策」に記載しています。
収容された場合は、管理する者の申し出により返還されますが、その現状と課題についてはp5「犬及び猫の返還」に記載されています。
。遺棄や虐待を防止する取組については、p36「施策6-② 遺棄・虐待防止の取組」に記載しています。
ご意見については今後の施策の参考とさせていただきます

●(3)「飼い主のいない猫の対策として」とあるが、ここは「飼い主の社会的責任の明確化と適正飼養の普及啓発」であるので、飼い主のいない猫対策について、この事項への記載は不適切である。

A.ご意見のとおり、飼い主のいない猫には明確な飼養者はいません。しかし、エサをやるなどの管理する者が適正な管理を行うことで新たな飼い主のいない猫を生み出すことを防止できることから文言については素案のとおりとします。

※赤字は、私達の意見、黒字は、その他の方のご意見、青字は沖縄県


ひらめき電球ここで県の回答で度々出てくる施策4-②のご紹介させて頂きますね

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 施策4-② 飼い主のいない猫対策
(1) 殺処分される猫のほとんどは、飼い主のいない猫(野良猫)として保護収容された猫です。まず、猫の飼養者へ終生飼養、不妊去勢措置、屋内飼養 及び所有明示の適正飼養の実施について啓発し、飼い主のいない猫を増やす ことに繋がらないようにします。

(2) 飼い主のいない猫については、生活環境被害もあることから、飼い主の いない猫の問題解決のために地域住民の合意のもとに地域住民が主体となっ て飼い主のいない猫の問題に取組む地域に対しては、「沖縄県猫の適正飼育ガ イドライン(平成25年3月)」で位置づけた「地域猫活動」の「モデル地区 」として、不妊去勢手術等の支援を行います。平成30年度までに1地区が モデル地区と認定しており、これらのモデル地区における猫の管理が適正に 継続されるよう支援するとともに、さらなるモデル地区の追加も推進してい きます。

(3) 地域の理解と協力を得て、地域住民、ボランティア、市町村、県等がそ れぞれ実行可能な役割を果たし、連携を図りながら保護収容される飼い主の いない猫の数を減らします。また、適正な地域猫活動を推進することで、保護収容される猫の数を減らし、また例え収容されたとしても地域に返還でき るように取り組みます。

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率直に感じた事…。

私達は、この施策4-②に対しての意見だったのです。
この4-②に対しての意見を4-②で回答されるとどうしたらよいのでしょうか?

他の方からもとても素晴らしいご意見がたくさん出ていました。
ですが、回答をみると前向きではないようにどうしても感じとれてしまいます。

元から意見を聞いて変えるおつもりはなかったのかな?

とても残念です。

「飼い主の社会的責任の明確化と適正飼養の普及啓発」
こちらの施策の中に飼い主のいない猫の対策が明記されています。
これは、とても不自然ではないでしょうか?
飼い主のいない猫なのです。
えさを与えたら飼い主ではありません。
「えさを与えるなら連れて行け」を誘発する危険性を含んでいます。

私達は、納得いかないので公開質問状を検討したいと思っています。


◾️琉球わんにゃんゆいまーるについて

野良猫のさくらねこTNRをどうぶつ基金、地域住民、ボランティア、行政の協働で行っています。

また、TNR中や多頭飼育崩壊宅など、緊急で保護が必要な猫がいた場合は、できる限りになりますが、保護をし、里親を探す譲渡活動も行なっています。行政への提言活動及び市民の方々への啓発活動を行っています。

※ 現在の活動で人の手、猫の手も限界の為、残念ながら保護依頼はお受け出来ません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

※ 琉球わんにゃんゆいまーるは、殺処分ゼロを目指す公益財団法人どうぶつ基金の協働ボランティアです。
どうぶつ基金が発行する「さくらねこTNR無料不妊手術事業」を利用してTNRを行っており、チケットを使用して行った不妊手術費用については全額どうぶつ基金が負担します。

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