みなさまコンバンハ✧ °∀° )/ ✧
沖縄で地域猫の講演会を開催する度に講師としていつも来沖して下さる石森さんがブログでとてもわかりやすく行政の役割として何が必要かを伝えて下さっています
この内容は、いつも講演会でもお話頂く内容です
以下転載です↓↓↓
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/732312/582932/90615437行政に望むべきこととは?
地域猫活動において、行政の役割は重要です。
行政の動物担当者は通常、猫以外の仕事もやっていますので、常に現場密着という訳にはいきません。
そもそも、地域猫活動においては、野良猫問題は地域の問題と考えますから、行政担当者が実働部隊となって地域を走り回るのは変です。
行政の役割は、地域の皆さんが活動しやすくなるように考える、「プロデューサー」役です。
後方支援部隊みたいなものですね。
行政の最大の武器は「信用力」です。
行政が
「この対策、行政としても推進していますよ」
と市報やチラシなどで広報すると、大きな力となります。
地域の活動者の方は
「市報に載っていた対策です」
とか
「この、市のチラシのとおりの活動を、これからやりますね」
等と、周囲の住民に説明できるのです。
これが、地域猫活動における行政の最大の役割である「信用貸し」です。
さらにさらに、行政が、市報記事やチラシに、「エサやりするならマナーを守りましょう」と載せることで、
広く市民に
「エサやりは禁止事項ではない。マナーの問題なのだ。」
と、行政の信用力を背景にして示すことができます。
地域においては、エサやり自体の善悪でケンカになりやすいのですが、そもそも、エサやり自体は善いことでも悪いことでもありません。
行政がルール化して許可したり、取り締まったりするようなものでもありません。
猫にエサを与えようが与えまいが、それは個人の自由。
ただし、何をするにしても、他人に迷惑をかけないようマナーを守るのは当然。
だから、「エサやりするなら、マナーを守りましょう。」なのです。
エサやりの是非を巡って、地域では激しいトラブルになり易いのです。
そのとき、
「エサやりは禁止事項ではなく、マナーの問題」
という行政の考えが市報やチラシで示されていれば、
地域での議論においても、
「行政はそう考えているのか」ということになり、
解決に向けて方向性が決まりやすくなるのです。
実際、「エサやりするな!」と仰っていた苦情者の方が、行政の方針を知った後は、「ちゃんと片づけるようにしてほしい」と仰る理解者になることは、珍しくありません。
「行政の役割は信用貸し。だから、行政広報が最大の仕事。」
このことは、もちろん行政担当者の方々が自覚すべきものではあります。
ですが、同時に、ボランティアの皆さまも覚えておいていただき、行政の方と話すときには、心に留めておくとよいと思います。
ついでですので、エサやりについて私の考えを書きます。
「地域猫活動のボランティアはエサをやらねばならない」とルール化しているところもあるようですが、そもそも、地域猫活動のボランティアさんにとって、エサやりは必須ではないです。
たしかに、地域猫活動ではエサやりは必須です。
ですが、ボランティアさん自身がエサやりをすべき、という訳ではありません。
ボランティアさんは、エサを与えていても、いなくてもいいのです。むしろ、エサを与えていない方が、活動はうまくいきやすいです。
地域には、猫にエサを与えている方がたくさんいらっしゃいます。
ボランティアさんは、そのエサやりさんたちと仲良くなって、マナーを守ってもらうように優しく導いていく役割です。
地域猫活動はできなくても、エサを与えることは使命だと思っていらっしゃる方はたくさんいらっしゃいます。
エサやりさんも大切な地域住民ですから、決して排除せず、安心してエサやりができるような地域づくりをしていくのが、地域猫活動です。
エサやりさんに、猫を見守るという、重要な役割を担っていただくことで、やりがいを感じてもらうことができます。
他の地域住民から疎まれがちなエサやりさんに、地域において大切な役割を用意してあげられるのも、地域猫活動の良いところです。
なぜなら、これによって、エサやりさんと、他の住民との融和が進むからです。
そうなると、それまで逃げ隠れしていたエサやりさんが、誇らしげな顔になるんです。
やはり、人間は、社会で認められることで、顔が輝きます。
地域猫活動は、「対立から融和へ」「非難から対話へ」です。
やはり、「地域猫活動は愛」だと思います。
行政の動物担当者は通常、猫以外の仕事もやっていますので、常に現場密着という訳にはいきません。
そもそも、地域猫活動においては、野良猫問題は地域の問題と考えますから、行政担当者が実働部隊となって地域を走り回るのは変です。
行政の役割は、地域の皆さんが活動しやすくなるように考える、「プロデューサー」役です。
後方支援部隊みたいなものですね。
行政の最大の武器は「信用力」です。
行政が
「この対策、行政としても推進していますよ」
と市報やチラシなどで広報すると、大きな力となります。
地域の活動者の方は
「市報に載っていた対策です」
とか
「この、市のチラシのとおりの活動を、これからやりますね」
等と、周囲の住民に説明できるのです。
これが、地域猫活動における行政の最大の役割である「信用貸し」です。
さらにさらに、行政が、市報記事やチラシに、「エサやりするならマナーを守りましょう」と載せることで、
広く市民に
「エサやりは禁止事項ではない。マナーの問題なのだ。」
と、行政の信用力を背景にして示すことができます。
地域においては、エサやり自体の善悪でケンカになりやすいのですが、そもそも、エサやり自体は善いことでも悪いことでもありません。
行政がルール化して許可したり、取り締まったりするようなものでもありません。
猫にエサを与えようが与えまいが、それは個人の自由。
ただし、何をするにしても、他人に迷惑をかけないようマナーを守るのは当然。
だから、「エサやりするなら、マナーを守りましょう。」なのです。
エサやりの是非を巡って、地域では激しいトラブルになり易いのです。
そのとき、
「エサやりは禁止事項ではなく、マナーの問題」
という行政の考えが市報やチラシで示されていれば、
地域での議論においても、
「行政はそう考えているのか」ということになり、
解決に向けて方向性が決まりやすくなるのです。
実際、「エサやりするな!」と仰っていた苦情者の方が、行政の方針を知った後は、「ちゃんと片づけるようにしてほしい」と仰る理解者になることは、珍しくありません。
「行政の役割は信用貸し。だから、行政広報が最大の仕事。」
このことは、もちろん行政担当者の方々が自覚すべきものではあります。
ですが、同時に、ボランティアの皆さまも覚えておいていただき、行政の方と話すときには、心に留めておくとよいと思います。
ついでですので、エサやりについて私の考えを書きます。
「地域猫活動のボランティアはエサをやらねばならない」とルール化しているところもあるようですが、そもそも、地域猫活動のボランティアさんにとって、エサやりは必須ではないです。
たしかに、地域猫活動ではエサやりは必須です。
ですが、ボランティアさん自身がエサやりをすべき、という訳ではありません。
ボランティアさんは、エサを与えていても、いなくてもいいのです。むしろ、エサを与えていない方が、活動はうまくいきやすいです。
地域には、猫にエサを与えている方がたくさんいらっしゃいます。
ボランティアさんは、そのエサやりさんたちと仲良くなって、マナーを守ってもらうように優しく導いていく役割です。
地域猫活動はできなくても、エサを与えることは使命だと思っていらっしゃる方はたくさんいらっしゃいます。
エサやりさんも大切な地域住民ですから、決して排除せず、安心してエサやりができるような地域づくりをしていくのが、地域猫活動です。
エサやりさんに、猫を見守るという、重要な役割を担っていただくことで、やりがいを感じてもらうことができます。
他の地域住民から疎まれがちなエサやりさんに、地域において大切な役割を用意してあげられるのも、地域猫活動の良いところです。
なぜなら、これによって、エサやりさんと、他の住民との融和が進むからです。
そうなると、それまで逃げ隠れしていたエサやりさんが、誇らしげな顔になるんです。
やはり、人間は、社会で認められることで、顔が輝きます。
地域猫活動は、「対立から融和へ」「非難から対話へ」です。
やはり、「地域猫活動は愛」だと思います。