意外と思われるかもしれませんが、

自分は基本的に、同業他社の動画を見たり

技術、ノウハウを参考にすることは少ないんです。

結局自分のチームのノウハウって、

自分達が現場で考えてトライして積み重ねて

そこから生み出したものが最強なので。

そういったものは各社、門外不出ですよね。

インターネットにプロの発信する

金になるような情報が少ないってのはそういった事でもあります。

 

でも、マインド的なものは、嫌でも

にじみ出ちゃいますよね。

上記動画配信者のtree service 空さんの事業的な詳細

実はよく分かってないんですが、

指揮系統を見ると、動画上では

指揮してるのクライマーの女性なんですよね。

 

自分は、自身が女性社員の能力に食わせてもらっているという意識があるので

女性「なのに」凄い とかいった感覚はないんですが、

素直に言うとかっこいいと思っちゃいました。

 

女性がここまで出来るようになるには、

 

 

(残念ながら)周りの環境や

本人の興味、センス、目標がないと絶対に無理です。

 

最近は金を借りる事ばかりに夢中になっていましたが、

改めて自分の未熟さや、これから先のビジョンを考える

非常に強い刺激となりました。

 

この女性クライマーの凄さは、

道具を理解している。

システムを理解している。

作業指揮系統の中心にいる。

チェンソーの使い方が上手い。

安全マージンを取ったうえで度胸がある。

 

経営者本人か?

こんな人、日本に何人もいないよね。

いやほんとにかっこいい。

 

金を借りるために現場放り投げて

金融機関を軽トラで渡り歩いてる自分がバカみたい。

よし、原点に返ろう。

 

ちなみに、エレファントウィンチの

ウィンチ部の内部構造、強度、耐久性は

マキタアングルドリルの能力よりも低いです。

データではなく経験からの判断ですが、

アングルドリルの限界トルクがまだまだだから大丈夫だと判断して

重量物を巻きあげ続けると、ウィンチ内部のギヤが耐えられず壊れます。

どうしてもの場合はダブります。

 

チルホールをシステム構成から外し、

DOCMAのVF105やVF155を導入してみてください。

エレファントウィンチに無理をさせなくて済むようになるし、

重量物に対する作業効率が爆上がりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

動画配信を始めた頃、草刈素人だった草刈りヒデちゃんねるさんは

その後経験と実績を積みあげ、現在草刈をお仕事にされているかは分かりませんが、

少なくとも草刈り技術はプロ並みとなりました。

造園会社で応援に呼ばれても、十分に日当分働く技術があると思います。

加えて、数年前から技術アドバイザーとして叩き上げの本職、光安さんを迎え

草刈りユーチューバーとしてさらに成長してきました。

もちろん私も草刈りヒデちゃんねるさんの動画アップを楽しみにしておりますし、

光安さんのような造園プロの率直な意見を聞けるのはとても刺激や勉強になっています。

(このような場所って少ないのです。探してみればわかりますが。

ほとんどが素人か、農家かといったところ)

 

前置きが長くなりましたが、

現在のポジションから

草刈りヒデちゃんねるさんが発信しているのは、

もうすでに情報ではなく、「影響力」です。

 

積み上げた実績、信頼、プロのアドバイザー、人柄、コンプライアンス遵守。

起業のような育ち方をして成長してきている。

というところで、その勝ち得た影響力が各所に与える「影響」を意識しながら

この動画を見ていただきたいです。

 

 

MUR369は、まだまだマキタが回転数を重視していた時代のパワー機です。

私は所有していないので想像でしか書くことが出来ないのですが、

ようするに草刈りヒデちゃんねるさんは、低回転モードでの

回転数が実用的であるため草刈りがしやすい、という事を伝えたいのだと思うのですが、

これはマキタの開発が誤解をしかねない。

私からするとあってはならない「影響力」であるのです。

 

私の認識から行くと、そもそも

「草刈で最も使う」モードはメーカーが「中」に設定するべきだと考えています。

年間草刈管理業務を行う私たちにとって「低」モードは草刈りをするモードではなく

仕上げに使うモードです。

モーターの特性を考えると、止まる寸前のような最低回転数でも十分に「仕事」になりますし、

モーターは低回転で使うと、ガソリン機では絶対に不可能な低電費、長時間運用が可能になるのです。

これがバッテリー草刈機、業務使用最大のメリットです。

 

草刈りヒデちゃんねるさんが、造園業者の応援に行くと

周りのエンジン機を使うプロに引っ張られて回転数を上げることになるかと思いますが、

バッテリーがいくつあっても足りない状況になります。

ですので、仕事の観点で考えると

作業効率重視(日当分働く)であれば、やはりエンジン機を使用するのが

答えかと思います。

 

しかし経営者視点となるとまた話が変わります。

そもそも人工数に頼らず、乗用草刈り機やハンマーナイフモアで広い所を刈り、

それらが刈れない所を肩掛けで刈る、というスタイルであれば、

十分、稼ぐためのバッテリー式草刈機の運用が可能となるのです。

男が大きな機械を操作をして、女性がバッテリー式草刈機で細部を仕上げていく。

 

低速トルク+女性は 相性がいいんですよ。

 

つまり、日当仕事や肩掛けだけで草刈りをすることが目的であるなら

エンジン機の方が向いていますし、

草刈りを経営として大きく見るなら、むしろバッテリー機の活かしによって

利益につながることの方が多い。

 

なので、影響力のある情報媒体で

低速モードの低回転化が「使えない」と捉えられてしまうような

情報の発信の仕方は、マキタの開発も混乱しますし、

こうした目に見える影響力だけで、低回転モードが高回転化していくのは

私たちの年間管理業務をおこなう業者にとっては決して喜べるものではないのです。

 

むしろ、トルクと優れた電費を活かした低回転モードはさらに進化させるべきで

「中」モードで、一番使いやすい標準セッティングとするのがメーカーの向かうべきところです。

ちなみに、現在の「高」モードでバッテリー機を常用する方は、悪いことは言いません。

エンジン機にしてください。

バッテリー機と一番相性の悪い使い方です。

 

あと草刈りヒデちゃんねるさんの紹介されていた

アラフォー傾子ですが、用途が限定されるクセ強ラジコン草刈り機でした。

確かに誰でもオペレーターにはなれますが、

誰にでも稼げる機械ではありません。

すでに高額機械を売れる影響力をも持つ草刈りヒデちゃんねるさんですので、

経営者視点という方向性でも道具を語られるようになると

視聴者の層も幅広くなると思います。

武藤造園さんの特集は非常に面白かったです。

この切り口は他にはなかったですから。

 

業者向けの情報は再生数が少なくなる傾向にあるかと思いますが、

動く金、経済への影響力は大きいです。

再生数に惑わされないようにしてください。

私は特に未発売のアルミシャフトの情報にはワクワクしています。

あわせて社外ジュラルミン棹なんてのも

あったら面白いでしょうね。

 

引き続き応援しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは危険だ。

自分が最近夢中になっているのはギャンブルなのだという事に気が付いた。

そして誰も勝負をしない世界というのは、

勝負ができないのではなく

あえて選択をしないのだと。

 

自分の考えでは、

起業した方が好きなことを出来るから

安易にお勧めをしていたわけだけど、

ちょっとまてよ。

もし家庭があったなら、

もし子供たちがいたなら、

もし絶対に失いたくないものがあったとしたら。

いくら好きなことが出来ても、

いつ負けるかわからないギャンブルに

足を突っ込めるのか?

否。

死ぬぞ。すべてを失うぞ。

 

同業者の皆さん、ここはしっかりと頭に入れておいてください。

草を刈って稼ぐ、木を伐って稼ぐ、

皆さんと同じ商売をしているように一見見えますが、

その実、私が売り買いしているのは「リスク」という

危険な代物なのです。

 

周りの同業者に感じていた違和感は、

実は同業者ではなかったといった

自分の根本的な自己認識不足によるものだとわかって

恥ずかしいやら、申し訳ないやら。

技術を金に換える本物の職人さんたちには謝らないといけない。

リスクを金に換える商売なんて

我ながらどうかしてる。

周りに誰もいないなんてそれこそ当り前じゃないか。

 

一つ歯車が狂っただけで

全てを失う商い。

これはリスクが高すぎる。

 

それでも勝負をかけてしまう、勝負師の儚さよ

 

人生を振り返れば、

そうだな、確かに俺はいつもギリギリだった