私自身は普段テレビを全く見ません。

 

モニターとして使用出来れば

購入を考えなくもなかったのですが、

今回マキタから発売された18Vバッテリー式 コードレスTV

 

TV100

 

 

には、映像の入出力端子がありません。

これは正直、マキタは失敗したなと思っています。

HDMI端子を装備しただけで、

購入層はぐっと厚くなっていたと思います。

 

しかし、マキタはマイナーチェンジが得意なので

(それこそ利益の出し方のノウハウなのかもしれませんが)

次のモデルチェンジの際には

HDMI端子を装備してくるでしょう。

 

前回、私は適当な事を言って

記事上でTV100を紹介してしまい悶々としておりました。

使ってもいないのに、想像で

「防災使用に向いています」ってなんなんだよ、と。

 

自分の言った事に責任を持つため

「防災使用に向いています」の

実証確認を行いました。

 

結果、防災用途にこれ以上の情報ツールはないとの判断を致しましたので

ここでざっくり紹介したいと思います。

 

メーカーの用意した、提灯記事ではありません。

思い入れや使いこなしに関しては、

どんな記事よりも実用になると自負します。

 

まず、ボディについているロッド式のアンテナは

TV使用に関しては実用的ではありません。

 

 

私の環境では、屋外設置にもかかわらず

ロッド式アンテナではワンセグ放送、それも1chのみの受信でした。

 

使い物にならないと言ってよいでしょう。

 

次に、付属のコード式外部アンテナを接続します。

 

磁石がついているので、車の屋根などに立てると

高さを稼げて受信状態も良好になります。

もう一方はできるだけ、設置したアンテナと距離を取って

おくと安定受信に繋がるようです。

 

結果としては、ほぼすべてのチャンネルで地デジ放送が受信できました。

つまり、このTV100は

付属の外部ダイバーシティアンテナ運用が標準の仕様だと考えてください。

 

アンテナ端子は、家庭用アンテナと同じF型コネクターが使えるので

家で見る場合は直接アンテナ線を入力することが出来ます。

(ただしねじ式の場合、構造上接続できない可能性あり。差し込み式なら可)

 

アンテナ受信に関しては、少し面白い方法で

感度アップさせる方法を考えていますので

明日以降の記事を楽しみにしていてください。

 

さて、次に

消費電力です。

 

私は、前の記事で

バッテリー運用前提のTV100は

AC駆動の時の消費電力も低く設定してあるはずだと書きました。

この部分が、私の想像であったため

ずっと悶々としていたわけであります。

 

そして、本日その答えが出ました。

 

 

TV100の消費電力値は

バックライトマックス

地デジ受信

音声 小 で

13W未満で動作することがわかりました。

 

 

正直、屋外使用が想定されるTV100には

ノングレアパネルを採用していただきたかった。

鏡のようにシャープに反射する、今回採用された綺麗すぎるパネルは

はっきりいって屋外使用には向いていません。

 

但し画面のサイズは、ベストチョイスだと思います。

このサイズ感があれば

いつでもどこでも引きの映像が多いスポーツ観戦でも楽しめる事でしょう。

これはスポーツ観戦好きにはたまらない、新しいTVの楽しみ方ではないでしょうか?

 

消費電力とモバイル性、最低限の迫力が本当にバランス良く

保たれているなと感じました。

 

あと、TV100にはスマホや通常のバッテリー駆動のテレビと

比べ物にならないくらい大きく異なる点が存在します。

 

それは、音声の余裕。

です。

 

マキタTV100のデメリットに、その大きさを挙げる人がいてもおかしくはありません。

確かに、スマホやタブレットに比べると

簡単に持ち運べるサイズではないとは思いますが、

私はこの大きさこそがTV100のメリットだと断言します。

 

形とスピーカーを見ればわかりますが、今まで培ってきた

マキタバッテリーオーディオのノウハウが

そのまま活かされているからです。

 

------------12/30追記------------

視聴を続けるうちに気が付いた事があります。

音声が聞きやすいことは事実ですが、今までのマキタ製ラジオ、スピーカーの

オーディオレベルには達していません。

音楽視聴を目的とした場合、それらの代わりにはならないと

私個人的には判断しました。

音が鳴っているだけで、音を楽しむという

要素はこのTV100から感じとる事は出来ませんでした。

製造もベトナム製という事もあり、

今までのオーディオラインとは別物と考えても良いと思われます。

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とにかく、人の声が聴きやすい。

音量を上げていっても歪まない。

つまり、スポーツ観戦の迫力を損なわない。

大事なニュースの情報を聞き逃さない。

音楽番組の音楽が

ブルートゥーススピーカーレベルで楽しめる。

(12/30追記。 音楽鑑賞を楽しむという性格の音作りではありません)

というわけです。

 

音量を上げていくと消費電力が

僅かに上昇しますが、

それでも

 

18W未満です。

 

私は、電子機器のソーラーパネル運用を考える時に

絶対に厳守する法則があります。

 

ソーラーパネル選定の時は、必ず最高出力状態で決めるのではなく

パッと適当に置いた時の出力で選ぶようにしています。

それはつまりカタログスペックではなく、実用性を重視したパネル選びをするという事。

 

Suaokiの折り畳み式100Wソーラーパネルは

 

 

夕暮れ時、パッと適当に置いても

 

15Wを超えます。

 

能力に対して、あまりにも少ない数値だと思いますか?

私はこれこそが現時点でのソーラーパネル運用の実用値だと思っています。

 

つきっきりで、太陽光との角度を調整しなくてはならない使用方法は

私の中に存在しません。

適当に置いて、コンスタントに無理なく電力運用できるのが

ソーラーパワーの実用性だと考えています。

 

つまり、このシステムであれば

よほどの悪天候でない限り、日中はソーラーパワーだけで

TV100を運用できるばかりか、

一緒に運用しているオムニチャージバッテリーシリーズに電気を

蓄えられることすら出来るというわけです。

 

TV100とソーラーパネルの間に

 

 

Omni20+を入れる事で、様々なメリットを生み出します。

 

天気が良い時は、TV100を稼働させながらソーラー発電の余剰分を

蓄えておくことが出来(パススルー充電)

天気が悪い時や夜は、安定的にOmni20+からTV100へ電力供給することが出来ます。

 

最大のメリットは

OmniシリーズのHVDC150V 出力機能です。

あまり話題にならないのですが、

小型ソーラーパネルを使用した小電力発電システムには無くてはならない

機能だと私は考えています。

1Wでも無駄にしたくない時にHVDC150V出力を使用すると

大幅な消費電力節約が可能になります。

 

きっと、よくあるAC出力付きのポータブル電源を使用して

TV100をACアダプター運用した場合、

12W代では収まらないでしょう。

 

引き続きTV100ネタは続けていきたいと考えていますので

メーカーに聞きにくい質問や、

あれやこれやのシチュエーションで、TV100はどうなんの?

気になる事がありましたらコメントください。

出来る限り生の情報を発信していきます。

 

ちなみに、これ

個人的な要望なんですが

 

TV100と全く同じ形、仕様で良いので

タッチパネルとアンドロイド搭載

の箱型SIMフリー情報端末として

発売していただけないでしょうかね。

 

モバイルと据え置きのちょうど間の

スキマ的な情報端末機器。

しかも防滴防塵となれば

新しい顧客、新しい情報ツールとしての在り方を

提案可能だと思います。

 

世界がひっくり返るような衝撃を期待しています。