やはり余談。もう余談ばかり。いったい何をしているのか。
日々の学校図書館の仕事をしていると、この本の話したい!とか、この分類のまま図書館に蔵書してしまったら、ちょっとよろしくないのではないかなどと思うと、話したくなる。
最近、化学同人の本にはまっている。
地味に、おおっと言う本が多い。
地味になんて言うと、化学同人の皆さんからおしかりを受けてしまうかもしれぬ。
でも、じわじわくる本が多い。
化学同人の本、出発は、『変化朝顔図鑑』少し前に紹介している。
これ。すごく好きなので、何回でもあげてしまう。が今回はこれではない。
この本『13歳からの研究倫理』(大橋淳史著 2018.8 化学同人)
予算がある今、学校図書館に蔵書してほしい。
なぜって、ほら、夏休みの自由研究の前に紹介してほしいから。
研究倫理。
夏の自由研究、苦し紛れに、ネットで調べてそのまま借りて使って、提出してしまうのを防ぎたい。
思うに自由研究って、なかなか大変だった。
私だけかもしれないけれど。
何を研究させたらよいのか、子どもと一緒に一年がかりで考えたこともあった。
でも、そんなに熱心に考えたこともなく。
自分の子ども現役時代には、すこぶる適当だったのに、いざ大人になったら超熱心。
学生をやめたら科学が楽しくなったのがその理由なんだけれど。
さて『13歳からの研究倫理』。
実際には、小学生から夏の自由研究が始まっているので、
できることなら小学生向けに研究倫理を出されてもよいのではないか。
対象年齢としては小学校5年生くらいから利用できるのかも。
内容は、分かり易くケーススタディもあり、良いこと悪いことが、理解しやすい。