青木の2週間一人旅 1日目 サンライズ瀬戸編 | 中央大学理工ボート部のブログ

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   こんにちは、61期の青木悠悟です。


   突然ですが、本日2024年3月2日から約2週間、ほぼ日本を一周する一人旅に出ることになりました。ボート部のブログはあまり更新が活発ではないので、中島主将の許可を得て私が旅の様子をブログに載せていくことになりました。毎日更新できる自信はないですが、よければぜひ見ていってください。


2024年3月2日


   東京駅9番線、21時50分。列車は、遥か四国・香川を目指して動き出した。


かつて、夜を徹して旅客を運ぶ「寝台特急」と呼ばれる列車が日本中にあった。時代の流れとともに夜行列車は衰退し、私が今乗っているサンライズ瀬戸号は日本に残る最後の寝台特急となった。これに乗ることが、私の数多くある夢の一つだった。



   列車は21時50分に東京を出発し、翌朝の8時25分に私が降りる香川県の多度津に着く。私が取ったB寝台ソロという部屋は、一番下から二つ目のグレードで、人一人が寝転んでそれでおしまいというかなり狭い空間だが、却って秘密基地感があってテンションが上がる。横浜駅を出たあたりで車掌さんが切符の検札に来て、それ以降は部屋の外の通路も静かになり、窓の外の街明かりの流れと心地よい車輪の音と列車の揺れが旅情を掻き立てる。


   途中、通勤電車と何回かすれ違った。家路に着くサラリーマンたちが乗っていたが、それを横目にベットの上でビールを飲む至福。大学生の特権を活かした最高の優越感。


   シャワーを浴びるために必要なシャワーカードが目の前で売り切れ、シャワーを浴びられないのはかなり痛手だが、逆に明日訪れる道後温泉がさらに楽しみになるのでまあいいだろう。



↑先頭まで行って撮り鉄に混ざって撮ったサンライズ瀬戸号


↑部屋にはハンガー、カップホルダー、コンセント、スリッパ、浴衣、シーツ、照明・暖房の操作板など、最低限のものが揃っている。もっとグレードの高い部屋だと、専用の洗面台やアメニティセットなんかもあるらしい。


↑ビール2本とアイスをホームの売店で買った。最高。


   明日起きたらおそらく岡山あたりだろう。瀬戸大橋を渡るところはこの目で見たい。そして橋を渡った先は人生初の四国だ。明日に備えて早めに寝るか。


   明日は多度津でサンライズを降り、普通列車で松山を目指す。ゴールは道後温泉♨️。早くお風呂入りたい!


1日目終了