青木義朗 | 松平蘭之助令和日記

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映画、テレビ、歴史、音楽、酒、食、おっと艶っぽい話を忘れてはいけないぜ。


青木義朗(1929~2000)は目黒工業卒業後、榎本健一(エノケン)主宰の映画演劇研究所第1期生として卒業し、劇団青俳に入団(71年まで)日活映画の渡哲也主演「無頼」シリーズ(68~69)などの諸作品で演じた悪役の芝居は、従来の役者にない悪の色気と怖さを、見事なまでに表現してくれた。

青木氏を語る上で忘れてはならないのは、NET(現テレビ朝日)で61年から77年までに放映された全801話の大長寿番組「特別機動捜査隊」である(第413話から登場し、第800話まで主演)

劇中青木氏が演じた三船警部補は麻薬課出身の刑事で、潜入捜査も辞さないハードボイルドな刑事を演じきっている。
「昭和のいのち」(日活68)

「新幹線大爆破」(東映75)

青木氏は刑事役。片岡五郎、黒部進、近藤宏、田中浩、浜田晃、久富惟晴などの悪役陣が刑事役で出演。
「赤穂城断絶」(東映78)

「零戦燃ゆ」(東宝84)
左から青木氏、丹波哲郎、加藤武。

日米合作「トラ・トラ・トラ!」にも出演。

世を捨てた武士役にも定評あり。



杉良太郎主演「同心暁蘭之助」にも出演。


青木氏をテレビ時代劇の悪役だけで認知している現象は、ファンのひとりとして悲しい😢

「特別機動捜査隊」の共演者である里見浩太朗(高倉主任役)主演の「長七郎江戸日記」、「闇を斬る!大江戸犯科帳」などで悪の親玉役として出演し、最期は成敗される(×_×;)


青木氏の左は大木晤郎、右は唐沢民賢。





「待て!若年寄たるこのわしを斬るのか!?」