名和宏(なわひろし) | 松平蘭之助令和日記

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名和宏(1932~2018)は熊本県の金春流(能楽)の家に生まれ、地元熊本大学中退後日大芸術学部に進学。54年日活ニューフェイス第1期(宍戸錠は同期)として入社。初期には主演作品もあったが、57年松竹に移籍し、63年以降はフリーとして活躍する。

映画では東映作品に数多く出演し、時代劇からやくざ物、ポルノ(古巣の日活ではロマンポルノにも出演)テレビでは、時代劇の悪役としてすっかりお馴染みである。

濃厚なまでの気品と押し出しのよい貫禄は、余人に代えがたい魅力を放つ。

筆者が選ぶ名和センセイの出演作品のベストワンは、勝新太郎主演「御用牙・鬼の半蔵やわ肌小判」(勝プロ/東宝74)劇中センセイは高橋悦史に砲撃され、全身煤だらけになる悪い老中役。

髭もよく似合う。

右は武藤英司。

左は山村聰。

城中にて🏯



「だまれっ!」

「なにい!?」

「ふんっ」

砂金を手にしてご満悦のセンセイ。

「ほうれ」

「はっはは」

背後にある三重塔の置物が、センセイの気品と貫禄を引き立たせる。

名斬られ役福本清三と。

「待っておったぞ」

右は吉沢京子。

「えっ👀⁉」

右は岩尾正隆。



悪役揃い踏み。左から小笠原弘、センセイ、曽根晴美。

「痛い😖💥」

「おのれっ!」

「やっ!」

桃太郎と対決するも・・・


成敗😵