こんにちは。今回は手元にOLYMPUSのOM-D E-M5Mark2があったのでSummitarを沈胴させたいと思ってしまいました。

フルサイズのEOS RPは問題なく、APS-CのX-E1は条件付きで大丈夫そう、ではマイクロフォーサーズの本機は?

検証してみます。

過去記事はこちらです。

 

 

 

 

検証したのはこちら。バランスが悪くて前に傾いています。

レンズがずしりと重たいんですよね。

 

今回対象としたOLYMPUSのOM-D E-M5iiはOM-Dシリーズの中級機で、現状だと現行よりひとつ型落ちのモデルです。

中古価格は4万円弱とこなれていて、機能は手振れ補正も含め非常に優秀です。

 

 

 

ボディはこのような形状です。

3台を並べてみると、センサーの小ささが際立ちます!

 

しっかり写るんですけどね。軽量コンパクトがマイクロフォーサーズ機の強みです。

 

マウントアダプタはこちら。

マイクロフォーサーズのマウントアダプタって、需要がないのか中古市場にはあまり出回っていませんでした。

 

 

さて、ドッキングしてみましょう!

 

あ、もう全然ダメですね。

下部に電子接点があるのですが、そこに6mm干渉してます。

電子接点がなくても奥の部分に4.5mm干渉しているので、これは沈胴御法度パターンですね。

 

センサーが小さいが故、その周囲のスペースも小さく設計されているのでレンズの突起部分が全然納まらない、という結果となりました。

実機で試すのも怖いくらいですね。

 

小型機をお持ちのみなさま、沈胴レンズの扱いにはご注意ください。

こんにちは。

レンズをレビューしつつレンズを知るシリーズ第三弾。

今回はライカのエルマー9cmF4です。

重心が前に行くのでボディが軽いカメラだと転びます。

今回はEOS RPに取り付けていますが、ご覧のような状態です。

 

スペック

焦点距離:90mm

最短焦点距離:1m

絞り:F4〜36

マウント:L39スクリューマウント

重量:283.7g(実測値)

製造年:1947年

 

シリアルナンバーから調べると1947年製のようです。

エルマー9cmF4は4世代あるらしく、調べてみるとこちらは3代目のようです。

4代目にあたる正面部分が黒いものが市場には最も多く出ているようです。

こちらはフリマサイトにて19,999円にて購入。中古市場価格相応の金額ですね。

 

重量は283.7gありますので、大きさの割にはズシリと重いです。

しかし最近のレンズと比べるとコンパクトさがすごいです。

参考までに、タムロンの90mmマクロと並べてみましたがこのような感じです。

左からタムロン90mmマクロ、Elmar9cm、Summitar5cmです。

 

操作性

先端近くに絞りリング、レンズの真ん中あたりにあるのがピントリングです。

ピントリングを回すと先端ごと回るので、絞りの表示位置がぐるぐると回ります。

個体差があるかもしれませんがヘリコイドはともに重め。絞りを変えようとするとピントリングも一緒に回ったり、ピントを合わせたらマウントのスクリューが回る、など頻発します。

店舗で別の個体を試し撮りさせてもらった時もそのような感じだったので、仕様なのでしょうか。

 

写り

天気の良い昼下がりに試し撮りに出かけました。

開放で撮影するとやや周辺減光が見られます。が、F4なので開放から割とよく写ります。

SS1/1600 F4.0 ISO-200

 

先日のJupiter-8と比べて、赤の色がマイルドな気がします。

SS1/640 F4.0 ISO-100

 

F6.3とF9.0で撮り比べるとくっきり感の違いがわかります。

SS1/640 F6.3 ISO-160

SS1/400 F9.0 ISO-320

 

開放からの段階的な写りの変化を見ましたが、開放が割としっかり写るので差が分かりづらい結果となりました。

F4.0→4.5→6.3→9.0→18→36と変化させています。

SS1/1000 F4.0 ISO-100

SS1/1000 F4.5 ISO-100

SS1/800 F6.3 ISO-160

SS1/640 F9.0 ISO-250

SS1/400 F18 ISO-250

SS1/250 F36 ISO-1250

 

途中で気づいたのですが、F9.0あたりから左下あたりに糸くずが・・・。

センサー面にホコリが付いていたようです。F36なんてそうそう使わないでしょうが、ここまでくっきり写ってくれるとは・・・。

 

第三世代エルマー9cmはシングルコートらしいです。

逆光の環境で撮りましたが、画面全体がかなり影響を受けます。

しかし、キレイな感じのゴーストは出なかったです。

SS1/1000 F4.5 ISO-160

 

フレアは盛大に影響を受けます。

SS1/160 F4.5 ISO-100 

 

開放だと背景もしっかりボケますが、やや絞ってF6.3くらいが好みかもしれないです。

SS1/320 F4.0 ISO-400

SS1/320 F6.3 ISO-800

SS1/160 F9.0 ISO-1600

 

開放に近くてもピント面が驚くほどビシッと写るので、ピントが決まった時は嬉しいですね!

SS1/200 F4.5 ISO-250

SS1/200 F4.5 ISO-640

 

90mmという焦点距離に慣れないため難しい感じでしたが、ちょっとずつ慣れていきたいと思います。

中望遠だと人を撮るのに適しているようなので、そのうち人なんかも撮れれば。

 

しかし、わずか2万円でライカが楽しめるなんて素敵な世の中ですね!!

興味がある方はぜひお試しください。

 

こんにちは。今日は年の瀬なので、今年のカメラについての総括です。

今年は巣篭もり需要が強かったせいか、新たな沼にハマろうと決め、オールドレンズの世界に飛び出しました!

メインカメラをミラーレスに変え、いくつかのレンズを購入するに至りました。

 

  • カメラの変化
カメラはもともとCanonをずっと使っていましたのでメイン機は変わらずです。
フルサイズ一眼レフ機のEOS 6D mark2を1年半くらい使用していましたが、オールドレンズ需要に伴いミラーレスのEOS RPに買い替え。
小型軽量なのは良いですが、画質面や手ぶれ補正などの機能がやや心許ない気はするのでいつかEOS R6なんかに買い替えたいという願望はあります。
加えて、フィルムシミュレーションを試したみたかったので富士フイルムの型落ちX-E1を中古にて購入。今は両カメラにて撮影を楽しんでいます。
こちらも小型軽量ですがエントリーに近い機種なので、X-Pro3とかも使ってみたいですねぇ・・・。
 
  • レンズの変遷
今までは現行レンズのみを使っていましたが、安価で楽しめるオールドレンズを買うようになりました。今年は計5本を購入。
・HELIOS 44-2 58mm
・ASAHI PENTAX SMC TAKUMAR 28mm
・CARL ZEISS electric MC FLEKTOGON 35mm
・Ernst Leitz Wetzlar Summitar 5cm
・Jupiter-8 50mm
次は中望遠〜望遠あたりのレンズを試したいので、近々安価なレンズを買うでしょうw
 
逆にサヨナラしたのは下記の機材たち
・SONY NEX-5R
・EF50mm F1.4 USM
ソニーのカメラはオールドレンズ遊びのために購入した小型機でしたが、EOS RPの購入とともに必要なくなったので売却。
Canonの50mmF1.4は非常に良いレンズだったのですが、50mmを使う時ってAFじゃなくてもいい場面が多いので手放しました。この資金は新たなオールドレンズに使われるのでしょう。
AFレンズは12-24mm、24-70mm、70-200mmが揃っているからよしとしました。
 
カメラおよびレンズは購入金額を間違えなければほぼ同額で売却ができます。
ポイントが多くつく期間や、割引のセールなどを使えば買った値段よりも高く売ることもできますね。
つまり、これらの資産は実質タダというわけです。楽しい趣味ですね!
 
撮影を元にして稼ぐことができれば、それらも加わって実質タダどころかプラスにもなり得ます。
夢があります!
 
来年も楽しいカメラライフを送りたいと思います。