さて、江部康二氏との対決(12)で示したように、江部氏が日本語訳を紹介しなかった
部分の主旨は以下のとおりであった。

 

・糖質制限食はHbA1cでさえ、1年以上たつとその優位性がなくなる。

 

江部氏はこのコンセンサス・レポートは糖質制限食にとって

「大きく前進した感があります。」と言っているが、私はむしろ逆のように感じた。

 

糖質制限食がHbA1cを改善することは当たり前である。
しかし、そのHbA1cでさえ1年以上たつと、その優位性がなくなるということを
米国糖尿病学会(ADA)は示したのである。


江部氏が日本語訳をしなかった、この部分の方が、むしろ大事ではないかと思う。

 

なお、江部氏が日本語訳を紹介しなかった部分をもうひとつ紹介したい。

同氏が和訳を「中略」とした文章の最後はこうなっている。

 

「慢性腎臓病、摂食障害、或いは妊婦に超低炭水化物の食事パターンを
推奨するにはさらなる研究が必要である。」

(日本語訳は「Nice Body Make・・・よもやま話1115回」による)

 

「Because of theoretical concerns regarding use of VLC eating plans in people with chronic kidney disease,
disordered eating patterns, and women who are pregnant, further research is needed before recommendations can be made for these subgroups.」

 

江部氏は常々妊婦にはスーパー糖質制限食を最も優れた食事療法として薦めている
のだが。

 

同氏はこういうコメントも行っている(1番下のコメント)

「妊娠糖尿病には、スーパー糖質制限食が、血糖コントロール、体重コントロールにおいて
最も優れた食事療法です。
母子ともに健康が保たれます。」

 

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