体調不良でしたが、やや回復。
明日から通常営業。
今日の一冊。
評価と贈与の経済学 (徳間ポケット)/徳間書店

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タイトルに「経済学」とついているものの、経済学というより社会学的な要素が強いです。
本書は「街場の~論」でも有名な大学教授の内田樹さんと評論家の岡田斗司夫さんの対談形式で、現代社会の特徴や問題点、将来像などを考えていきます。
第一章では「イワシ化」する社会として、ある命題に対してネットなどの影響により、その命題に興味がない人でも一定の方向に世論が流れる様を見ていきます。どこにも中心がないけれども、なんとなくまとまっている様を表現していますが、言いえて妙。
第二章では、「努力」すれば成功するという神話が、いまだに信じられている社会について。世の中には努力しても成功しない人がたくさんいる様子を直視せず、今の自分は仮の姿という言い訳をしている人が多いそう。成功しなくても社会の一員としての役割を担っている人はたくさんいて、成功だけをものさしとすることに疑問を感じます。
第七章では、恋愛と結婚を取り上げ、両者は違うものであることについて語られています。結婚は社会システムのひとつとして相互扶助の機能をもつというのは、理屈としては理解しやすいものでした。
タイトルにもある贈与経済、評価経済は第五章で語られています。経済活動の本義は市民的成熟であるとして、贈与を基本とした社会システムについて考えていきます。「贈与」がキーワードとして、経済の仕組みを考えていきます。
近未来の社会システムを考えるためのきっかけにはなると思いました。
龍.
知れば知るほど得する税金の本 (知的生きかた文庫)/三笠書房

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