龍の毎週つまみ読み 書評 -3ページ目

龍の毎週つまみ読み 書評

一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

1月最後の日曜日。

2月からは休みなしです。

氷割りして腕が痛い。

今日の一冊。



あの戦争と日本人 (文春文庫)/文藝春秋

¥724
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あの戦争とは、太平洋戦争のことです。

作者は半藤一利さん。

主に昭和史、特に戦争に至った経緯を歴史的に紐解いていきます。

昭和史の”芽”は幕末にあり、という通り「統帥権」という存在がいかに無責任な戦争を引き起こしたかについて説明されています。

天皇の軍隊とされながらも、実権はどこらあるのかがあいまい。

本書は幕末から日露戦争と歴史的な背景を追いながら、日本人のあの戦争に対する考え方を整理していきます。

八紘一宇、鬼畜米英、戦艦大和、特攻隊、原子爆弾、八月十五日、昭和天皇それぞれあの戦争のキーワードとなった事柄と日本人の関係を考察していきます。

読者によっては、少し違和感を覚える記述もいくつかあるかもしれませんが、おおむね納得できる内容でした。

龍.


知れば知るほど得する税金の本 (知的生きかた文庫)/三笠書房

¥756
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明日から出張。

飛行機大丈夫かな?

朝一便なので、早起きせねば。

今日の一冊。


弁護士が教える分かりやすい「所得税法」の授業 (光文社新書)/光文社

¥1,015
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「弁護士が教える」シリーズの所得税編。

所得税は、税法でも大きな科目ですが、それを新書でまとめています。限られた分量の中、論ずるべき点はほぼ網羅されており、しかも、初心者でも理解しやすい内容となっています。

内容で特記すべきは、司法試験の租税法のところも意識しているということ。著者の木山氏は青山学院でも教えており、その経験からもポイントをついた内容となっています。

租税法を意識していることから、租税判例などもバランスよく紹介されています。

判例と聞くと難しいイメージがありますが、そこは新書。それぞれの章での論点に合致した判例をタイミングよく出しています。

ただ、この本を読んでも所得税の確定申告書を作ることはできません。

あくまで所得税の体系や考え方などを解説しているものなので、実務書ではありません。

本書の中でも書かれているように、実務であれば税理士さん書いた本が数多く出ているのでそちらを読むのがよいでしょう。

税理士など税務に携わる人にとって本書は、実務で行っていることの法的な根拠を確認することができます。

所得税確定申告時期に、頭を所得税モードに切り替えるためには、よい本。

龍.

知れば知るほど得する税金の本 (知的生きかた文庫)/三笠書房

¥756
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週末に飲み会がないと体に優しい。

のんびり。

原稿書きなど。

今日の一冊。


司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像 (集英社新書)/集英社

¥価格不明
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司馬遼太郎の「竜馬がゆく」「世に棲む日日」「街道をゆく」など、幕末を描いた作品群。

多くの日本人にとって、維新を成し遂げた英雄たちを知るきっかけとなった作品ばかりです。

本書は、それらの作品が小説の枠を超え、歴史的事実として受け入れられている現状に警鐘をならし、正しい歴史をみることを訴えているものです。

坂本龍馬、高杉晋作、吉田松陰は、幕末の英雄として司馬作品には登場します。それぞれのキャラクターはあるものの、私心がなく、行動は大胆。そして悲劇性を持つがゆえに英雄として歴史に名を残しています。

この英雄たちを英雄ならしめたのが司馬作品においてであると指摘しています。

具体的には、歴史的な事実の検証を通して司馬作品の中で語られているエピソードのうち、司馬の創作部分や書かなければならない事実をわざと書いていない事件などを洗い出しています。

司馬の作品は、小説とはいえ、それが多くの日本人にとって日本史の一部となっている現状を考えると、それが小説であることを認識しなければならないと思わずにはいられませんでした。

ただ、小説を面白くするためには、あるバイアス(この場合、主人公を英雄して描くこと)がかかったとしても致し方ないとも思いました。

本当の歴史を知っても、やはりこの三人はとびぬけてすごい人物たったことへの評価は変わらないのです。

龍.

知れば知るほど得する税金の本 (知的生きかた文庫)/三笠書房

¥756
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