野望の憑依者 | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

選挙があったこと以外は普通の日曜日。

寒気かった。


午後はジムへ。


今日の一冊。

野望の憑依者 (文芸書)/徳間書店
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憑依者と書いて、「よりまし」。


歴史小説。


主人公は室町幕府を開いた足利尊氏を支えた高師直。


物語は、太平記をベースとして鎌倉幕府滅亡前夜から始まり、師直の死までが描かれています。鎌倉時代はイメージとして暗いものがありますが、それは太平記にもみられるように権謀術策が渦巻く時代を背景にしていると思われます。


この物語の主人公、高師直はその権謀術策を駆使し主である尊氏を天下人まで押し上げた人物として知られます。


野望実現のためならば手段を選ばない、冷徹でありながら頭が切れる主人公の心の動きと時代の流れが描かれております。


この小説は「野望」を追う主人公の心情が揺れ動いていくさまがメインのテーマです。歴史的事実を追うだけなら太平記の方が細かな部分も書かれています。


読んでいて少し残念なのは、その心情の動きの描き方がやや短絡的なところ。最期の場面でも、もう少しメッセージ性のある結末にしてほしかった、というのが感想。


龍.


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