終戦のローレライ4 | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

木曜日。

今日は午後からたくさんのお客様が職場に来ます。


遊びに??いえいえ。見学にです。いまから楽しみです。


さて、今日の一冊。

終戦のローレライ〈4〉 (講談社文庫)/福井 晴敏
¥730
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ローレライの最終巻。


「国家としての切腹」の思想は、戦争を始めた大人たちのエゴなのでしょう。


それよりも「命の大切さ」を選択する乗組員に共感を覚えます。


圧巻なのは、最後の戦闘シーン。


アクロバット的な操船術と緻密な戦術。


この二つがかみ合って初めてなさせる驚くべき戦果。読む者を引きこませずにはいられません。映画のシーンも悪くはないのですが、文字情報による描写はディテールにこだわっているため、画像よりも現実感が増します。


しかし、最後はやはり「命」の大切さ。


「命をつなぐ」という表現がぴったりです。


「名も知れぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実ひとつ 故郷の岸を離れて 汝はそも波に幾月・・・いずれの日にか 国に帰らん・・・」


しばらく詩が頭を離れませんでした。


龍.