天地人(上) | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

今日は特にすることもない、平凡な日曜日。

スキーで体が痛い。


ストレッチ体操でほぐして、明日からの仕事に備えなければ。


今日は話題の一冊。

天地人〈上〉天の巻/火坂 雅志
¥848
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2009年のNHK大河ドラマの原作です。


主人公は、上杉景勝を支えた名参謀直江兼続。


この上巻は、兼続の青年時代からの物語です。彼の人生の中で、最も影響を与えたであろう人物が、上杉謙信。上巻の前半では、謙信から学んだことを中心に、主人公の価値観が形成されていく様が描かれています。


上杉家の行動の基準となる価値観は、「義」です。


自分にとって得か損かで物事を考えるのではなく、「何が正しいか」で考え行動するということです。


弱肉強食の戦国時代で、この価値観で生き抜くのはとても難しいことです。


しかし、一度この価値観で組織がまとまると強固な軍団となるのです。


本書では、謙信没後の上杉家の後継者争いでの「御舘の乱」とその結末までが描かれています。


主人公兼続が精神的に成長していき、謙信の価値観と自らの価値観の確立の過程がよくわかります。


また、初音というなぞの女性が物語にアクセントを与えています。


中・下巻が楽しみです。


龍.