国家の品格 | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

一週間のはじまり月曜日です。

休養後で、気力も充実。


いい仕事ができるといいな、と思いつつ。


今日の一冊は、ちょっと前のベストセラー。

国家の品格 (新潮新書)/藤原 正彦
¥714
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元祖「品格」シリーズの最初の本。


日本人に日本人としての「品格」とは何かを問うた本。


グローバリズムという名のもとに、すべての価値観が欧米によって決められてしまっているかのような現代。それが必ずしも正しい道ではない、ということは気が付いている人も多いはずです。


近代的な合理主義や論理思考のみで、世界を語ることはできません。


もちろん、論理的思考は大切ですが、そればかりでは世界が破たんすると本書では警告しています。


そもそも人間世界を構成しているのは、生身の人間であって、論理ですべてを決定することはできません。


そこで著者は、日本には従来から人間主体の考え方で社会のバランスをとるすぐれた方法があったと指摘しています。


キーワードは「武士道」。


日本人独特の美的感性や道徳観は、今回のサブプライムショック後の世界で必要な要素だと個人的には思っています。


利益だけが成功のものさしとして使われている資本主義ではなく、論理的思考も残しつつ「何が正しい道か」を考慮した日本的資本主義の出現が世界を救うのかも知れません。


龍.