週の真ん中水曜日。
今日は・・・
●会計で会社を強くする本 坂本孝司 TKC出版
昨日、出版されたばかりの本です。中小企業の経営者の方にとっては、非常に厳しい耳の痛いことが書かれている本。でも、会計の本質について書かれている本だと言えるでしょう。
「商売繁盛の三条件
1.十分な資金力を持たなければならないこと
2.会計業務に携わる者は誠実さや廉潔性を保ち、かつ熟達した技能を持っていなければならないこと
3.すべての取引を秩序正しく適切に記帳処理しなければならないこと」
教訓としましょう。
「中小企業の決算書レベルは日本のほうが高い」
ちょっとびっくりですが、これには確定決算主義という日本独特の税計算の方法が関係しているそうです。
「記帳代行会社に全ての会計処理を丸投げして・・・いる経営者がいます・・・すでに「破産予備軍」です。」
きつーいお言葉。でも一部そんな気もします。
「金融機関も貸したくても貸せない事由があります」
自己資本比率の問題です。
「「要管理債権」となったら大変です。・・・貸し付けている金額の20%程度を「貸倒引当」しなければならないのです」
金融機関も貸出先企業のことを考えている余裕はないということです。
「我が国では、決算書は「キャラメルのおまけ」程度の扱いしかされてこなかった」
せっかく作った決算書を・・・もったいないことですね。
「業績のいい会社ほど月次決算書のスピードが速い」
そのとおりです。
「試算表と月次決算書はまったくの別物です」
「商法19条2項」
「会社法432条」
発生主義に基づいた適時正確な処理が求められると言うことでしょう。
「いまから5分差し上げますので、会社に電話して今日現在の借入金を、金融機関別支店別に内訳を調べて下さい」
これがわからないようであれば、失格。
「計画数値は「社長の数字」です」
計数管理の主役はあくまで社長です。
「粉飾決算は麻薬と同じ」
一度手を染めるとなかなか抜けられません。
「「中小企業の会計指針」の採用のタイミングについては・・・顧問税理士から専門家的なアドバイスを受けることをおすすめいたします。」
早めの採用が良さそうです。
厳しい言葉ばかりですが、会計というものを見直すきっかけを与えてくれました。経営者の方にもお勧めの一冊。良薬は口に苦し。
龍