名画で読み解くハプスブルク家12の物語 | 龍の毎週つまみ読み 書評

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読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

今週は忙しかったぁ
あまり本は読めなかった。

今日の一冊。

●名画で読み解くハプスブルク家12の物語 中野京子 光文社

全頁カラー。

中世から約650年にわたりヨーロッパを支配したハプスブルク家の歴史を名画を通して解説している本。ハプスブルク家に関する本はあまたあるが、絵画を通してという新しい視点からのものはとても新鮮。

ビジュアル(絵画)と解説がとてもマッチしていて、「あっ」という間に読んでしまいました。

「プロテスタントの反乱者数百人をすでに血祭りにあげていた。」
イングランド女王メアリー1世。そのためブラッディーマリーと呼ばれ、現代ではカクテルの名前に・・・彼女の肖像画を見ると芯の強さと誇りを感じます。それにしてもカクテルの名前の由来には驚かせられましたが。

また「エリザベート」の章も興味深いです。彼女の肖像画がとても魅力的で、その裏にある悲劇性がより強く印象に残ります。ミュージカル「エリザベート」もこれを題材にしているとは、恥ずかしながら知りませんでした。

ハプスブルク家は、第一次世界大戦のきっかけともなった「サラエボ事件」により完全に王朝は消滅。その間、本当にさまざまな悲劇と多くの血が流されたことが上品に描かれた絵画から語られるのです。

それにしてもこの本に登場する女性は変わった女性ばかり・・・

お勧め本。