昨日のあれはなんだったんだろうか。
気がつけば携帯片手に電話を掛けていた。
部活中に田中さんと目があうがすぐにそらしてしまう。
なんでこんなにも意識してしまったんだろう。
田中さんは俺が電話かけたとは知らないのに、
ばれてるかもしれないという不安感に襲われてしまう。
「影山!」
放課後の部活帰りに田中に話しかけられる。
無視して帰ろうとしても腕を捕まれてしまった。
「な、なんですか」
「昨日はありがとな!」
純粋な田中の笑顔がなぜか憎く見える。
自分の心が汚れているのかもしれない。
「たいしたことない...ッス」
ニカッと笑って田中はのやさんのところへ行った。
「龍!一緒に帰ろうぜ!」
「おぉー!いいねー!潔子さんも一緒に帰りまショーよー!」
ニカッと笑ったあの表情とは逆にニタニタして田中が潔子にちかづく。
(彼女いるくせに...)
ボソッと影山が思う。
彼女がこの場にいるわけでもないからいいのかな...。
「...」
「ガン無視最高!」
潔子のガン無視に萌える二人。
「田中さんは彼女いるでしょ~」
そこで日向が腕を頭の後ろにしながらやってきた。
「なに!?龍彼女いるのか!?!?」
西谷が驚いている。
「あれ?のやさんにいってなかったっけ?」
「そんなこと一ミリも聞いてないぞ!!潔子さんと言うものがありながら...龍は浮気か!?」
「それとこれは別!」
笑顔で答える田中のかおは少しムカつく顔をしていた。
「俺に紹介しろよ!」
西谷が言うとそこに
「へー!おれもみてみたいなぁー」
三年生の菅原孝支が現れる。
「おー!スガさんもみたいっすか?めっちゃくちゃかわいいっすよ!」
「みたいなぁー!あってみたいな!」
「ちょっと待ってください!今校舎にいるか連絡してみます!」
田中はスマホをとりだしメールをしてみる。
数分後返事が帰ってきて今日は居残りだったらしくまだ教室にいるらしい。
「校門にいけばあってくれるそうです!」
「やったね!田中の彼女って少し興味深いな!」
「どーユー意味ですか!スガさん!!」
西谷と田中と菅原で校門に向かうことにした。
一人の女の人がたっていたので田中が一人で校門まで走っていった。
香織かと思い話しかけようと思ったら
「あっ、お前は観覧車の!!」
そこにいたのは明日香。
「え、あんたは香織の...」
そのとき後々からついてきた菅原と西谷もたどり着いた。
「田中の彼女はこいつかー?」
西谷が聞いてきたので否定しようと思ったら、
「明日香...?」
「孝...!?」
菅原と明日香が見つめあっていた。
「明日香はいまは田中の彼女なのか~!幸せになれよ!」
ニコッと菅原が笑って見せる。
「ちょっと!私はこいつの彼女なんかじゃっ...」
「龍ーー!」
するとタイミング悪く香織が校門にたどり着いた。
「オーみんな紹介するよ!こっちが本当の彼女のかお......え!?!?」
香織がたどり着いた瞬間に菅原が香織にだきついてた。
「は!?ちょ!?!?スガさん!!?」
「と言うわけで、明日香と香織とスガさんは中学校時代の先輩後輩で色々あったわけで、俺の彼女は香織ってことですよ!」
田中がとりあえずその場を丸く納めた。
「ご、ごめん!田中の彼女に手を出す気はなかったんだよ!ついつい懐かしくて...」
菅原が謝罪をする。
「いいんすよー!わざとやるような行動じゃないですし!スガさん、気にしないでください~!」
「で、なんで明日香はここにいたの?」
菅原が明日香に問い詰める。
「影山を待ってた...」
下を向きながらも答えにくそうに言う。
「ふーん。とりあえず今日は俺と帰ろう。じゃぁな!みんな!」
菅原が他の人にお別れをいい明日香の腕を引っ張っていった。
「スガさんどうしたんだろーなー」
西谷がぼそっという。
「さぁー?なんかあったんじゃねぇのか?...そいえば、香織とスガさんの関係ってなんだ?」
「えっ...先輩後輩ってだけだよ!」
少し焦りながらも答えるがすんなり田中は信じてしまった。
「はぁー、龍にもこんないい彼女ができたのかぁー!羨ましいなぁー!」
「のやさんにもすぐできるだろー」
今日は三人でかえることになった。
三人は割りと話が続き楽しくかえることができた。
「明日香、香織のことを誤解したままなんじゃないか?」
「...誤解なんかじゃない。真実じゃん!!」
「香織がちょっかいだしたんじゃない。俺が勝手に...」
「孝は優しいからそーゆーことばかり言うんだよ...もーしらない!」