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・偽りの感情

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只今男子バレー部全員で新たなマネージャー勧誘をしている。

「そこの一年、マネージャーにならないかい?」

田中、影山、日向の三人チームで勧誘をしている。

「け、けっこうです!」

田中の顔を見て怯えてしまい誰一人食いつかない。

「はぁーー!なんだよー!まじで合宿までにはもう一人ぐらいほしいよなぁー」

「なんでですかー?」

日向が不思議そうにきく。

「そんなあったりめーだろー!潔子さんだけじゃ荷が重すぎるだろ!潔子さんの負担をすこしでもなくすためにさがしてるんだろー!」

「じゃあ、田中さんがやったらどーすか?」

影山がつんとした言葉を田中にぶつける。

「潔子さんのためなら手伝いたいが、俺がいなきゃチームが成り立たないだろ!」

たしかに!っと日向が見つめる。

「ちょっと!影山!あんたこんなところで何してるのよ!」

明日香が校門で勧誘している影山たちを見つけて話しかける。

「なにって、勧誘だけど。」

「あんたが勧誘したって誰も来ないわよ!」

「やらないよりましだろ」

「おいおい喧嘩するなよ!なんだっけ?明日香だっけ、俺と観覧車乗った仲だ!バレー部の見学に是非ともいってみないかい!」

田中が会話に割り込んだ。

「...まぁいってあげてもいいわよ」

(考もいるし...もんくでもいってやろーかしら。)

「しゃー!俺らについてこい!」








そのころ西谷と菅原の勧誘チームは...

「なぁなぁ、のやさん」

「スガさんなんすか?」

「俺、本気で香織にアタックすることにしたわ。」

「...え?」

一瞬にして空気が重くなる。

「だって好きだし。」

「で、でも龍の彼女だし...」

「好きになるのにダメな理由はないだろ!」

そのとき西谷は日向の言葉を思い出す。

「翔陽...」

「西谷も日向に言われたのか?」

コクりとうなずく。

「田中には悪いけど奪う気でいくからな!...って西谷にいってもどうしようもないか!」

菅原は笑顔で話しを続ける。

「だからマネージャーに香織を誘おうと思う」

笑顔から真顔になる。

「え?」

「ほら、のやさんもモタモタしてないで香織を探したいくよ!」

菅原に引っ張られるままに進んでいく。










「潔子さーん!マネージャー希望ひとりつれてきましたぁー!!」

「...」

潔子は黙ってマネージャー希望の明日香の前にたつ。

「な、なんですかっ...」

あまりの美しさにとげのある言葉を言えない。

「へー!ささ、おいで!」

いきなり笑顔になった潔子に明日香はついていく。

「潔子さんが笑った...!のやさん!わりぃ!独り占めだわ...!!」

涙ぐみながらも独り言を言っている田中に冷たい視線をおくる影山。

なんでこんなんで泣けるのかがわからない。

と、次に菅原と西谷が帰ってきた。

「スガさーん!!のやさーん!」

田中が走って菅原と西谷のところに向かうと

「りゅーうっ?」

ひょこっと菅原の後ろから香織がでてくる。

「って...え!?なんで香織がいるんだよ!」

「へへへっ...誘われちゃったから見に来たんだよー!」

「お、おぉお...」

混乱しすぎて言葉にならない。

「喜ぶのはわかるけど、そんな間抜け面するなよー!」

笑いながら西谷が指を指した。

(なんで香織を誘ったんだ?誰が誘ったんだ?誰が言い出したんだ???)

「俺が誘った」

田中の心をよんだかのように菅原が言う。

「え...あぁ、そうなんすか!!せっかくならマネージャーになれよ!」

「うん!!龍が言うならはいるー!」










明日香と香織はバレー部マネージャーに入ることになった。