玉ちゃんこと玉袋筋太郎さんと、博士こと水道橋博士さんからなるお笑いコンビ、浅草キッドの活動をすっかり見なくなった。なぜなのか深く考えたことはなかったが、お互いの活動が忙しくなったからだとは何となく思っていた。
しかしちょっと違うらしい。「美しく枯れる。」には、コンビでの活動がなくなった事情が著書玉袋さんの視点で書かれており、興味深かった。
結論をいうと、お互いの考え方の違いから距離ができてしまったということだった。ただ、どちらかが悪いというわけではなく、また漫才をやるなら博士以外いない、という。そんな思いが玉袋さんの喋り口調で綴られていて、あたたかく感じる一冊だった。