フリッパーズ・ギター解散以降、オザケンと小山田圭吾のふたりが再び共演することはなく、またお互いのことを語ることも(たぶん)なく、現在に至る。
オザケンとスチャダラパーも、大名曲「今夜はブギーバック」で共演するも、しばらくして付き合いが途絶えてしまった。スチャダラがコンスタントに音楽活動を続ける一方、オザケンは作品をリリースすることもなく、TVやライブといった場からも姿を見せなくなった。スチャダラとも疎遠になった。
もしかしたらオザケンはスチャダラも避けているのかもしれないと勘ぐっている自分がいた。が、そんなことはなかった。一か月ちょっと前、ラジオ番組でウン十年ぶりに共演したオザケンとスチャダラの会話を正座で耳を澄まし聞くと、お互いの仲の良さを感じた。ほっこりしちゃった。
もちろんもちろん、スチャダラとオザケンが再び手を組みリリースした新曲「ぶぎ・ばく・べいびー」も嬉しい。ちょっとセンチメンタルになっちゃうけれど、あの頃と今をつなぐ、爽やかな一曲だ。久々に顔を合わせ楽しんでつくりあげた、そんな雰囲気も感じられ、素敵な一曲だ。これからもずっとずっとその先も、聴いていきたい。そんな一曲だ。