「CUTiE CHRONICLE 1989-1999」宝島社 | やっぱJ-POPが好き 自己満日記

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J-POPと本が好き。水着が食い込んだアイドルの尻はもっと好きです。週末は図書館をうろちょろする、ケチで自由な独身のオッサンです。もちろん友達はいません。

90年代。現在のようにファストファッションブランドが幅を利かせるずっと前、ストリートファッションが好きな男子のほとんどがBoonやsmartを読んでいたように、ストリートファッションが好きな女子はみんなCUTiEを読んでいた(たぶん)。

 

「CUTiE CHRONICLE 1989-1999」は、CUTiEが打ち出してきた独創的なファッションのなかでも印象的なページを各年ごとピックアップしまとめた一冊だ。

 

ちなみにこの本は以前、原宿の外れのサブカルチャーに強い古本屋で見つけ、どんな内容なのか気になる本だった。ただ、たしかビニールで包装されて、立ち読みはできなかった。また、おそらく高価な本だと思い、値段も確認せずに店を出てしまった。

 

そんな「CUTiE CHRONICLE 1989-1999」が地元の図書館にあった。まさかあるとは思わなかった。もちろん借りてきた。

 

初代編集長のインタビューでは、他のファッション誌の編集者からは「CUTiEはファッション誌じゃないからなぁ」と言われるくらい変わった雑誌と認識されていたようで、事実、イメージの世界のような、現実には着れない服を載せてみたり、また、「CUTiEに載ってる子はブス可愛い」と言われるほど個性的なモデルを使っていたという。たしかに本書に掲載された当時のページを見るとちょっと頷けるところがある。

 

各ページには、その年の世相や話題になった出来事を書いた短文があり、ちょっとした小ネタ・ウンチクのようで面白かった。ちなみに1995年にはこんなことが書かれていた。

小山田圭吾が、森永のチョコレート「小枝」のCMに女装をして「森の中の少女」として出演。CMに出演したら顔が知れ渡ってコンビニに行けなくなるのを恐れ、変装すればいい……ということで女装をしたとかしないとか