以前の投稿記事なんですけど、最近同じようなご質問をいただくことが続いたので、
加筆しつつ再アップします。
ご参考になればうれしいです(2017年6月現在)
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製菓の材料に、バニラオイル(またはバニラエッセンス)はかなりの頻度でエントリーします。
バニラエッセンスは加熱すると成分がとんでしまうので、
クッキーを焼くときには「バニラオイル」を使ってくださいね。
バターや砂糖など、およそほとんどの材料が⚪︎⚪︎グラムと具体的な数量を示されているのに対して、
バニラオイルだけは「適量」と表記されていることが多く、
適量ってどのくらいだろう?
と長年疑問でした。
勝手なイメージで、
適量=チョイチョイチョイ
のほんの気持ち程度かなぁ、なんて判断していましたが、思い込みは恐ろしいものですね
材料100グラムに対して3〜5滴の割合が目安です
だそうで!!!
すると、
バター90グラム
グラニュー糖70グラム
溶き卵25グラム
薄力粉200グラム
(サロネーゼ協会の『フレンチアンティークなアイシングクッキー』に掲載されているクッキーのレシピです)
に対するバニラオイルの「適量」は、
総重量385グラム(約400グラム)×3〜5滴イコール
約12滴〜約19滴!!!
けっこうな量ですし、適量の振り幅の大きいこと!!
こんなに入れるのなら、大さじとかで表記してくれればいいのに、、、と新たな疑問が生まれましたが、
製品によって100グラムあたりの使用目安が違うので「適量」としか表記できないようです。
「適量」の上限と下限、両方試してみたことがありますが、生地の扱いに差を感じました。
その差7滴でも生地はだいぶ緩みます。
正しいやり方ではないかもしれませんが、
バニラオイルの微調整で自分が扱いやすい生地のかたさに持っていくのもありかも?!
ちなみにわたしはいつも上限ギリギリまでバニラオイルを加えています。
これ、といった理由や製菓理論に基づく根拠があるわけではないのですが
「たくさんいれたほうが美味しそうな香りがたつ気がするから」というのが理由です。
アイシングクッキーは「いつまで保存できるかな?」と質問されることがとても多く
つまり、完成してすぐに味わうことがとても少ないお菓子ではないでしょうか。
クッキー特有のふんわりとした甘くてやさしくて、よだれがゴクリとなるようなかおりを少しでも長くもたせたくて、
ムダな抵抗とわかっていてもつい、たっぷりとバニラオイルにその想いを託してしまうのです。
、、、これまでの経験では私の想いが実を結んだことはありませんが💦💦
(乾燥剤って脱臭効果もあるのかしら)
東京都台東区のアイシングクッキー教室
ヒフミヤ
さくらい しょうこ