難聴者の方全てに当てはまるとは思っていないので僕の経験から。
1。ゆっくりと話してください。
話し相手とは目を見て話しするようにと教えられていますが、僕の場合は相手の方の口型を見る癖がついてしまっています。
所謂「読唇術」というような高レベルのことではなく、聞き分けができな場合でも、耳に届く口話を唇の動きと合わせて単語を読み取ることができる程度ですが、それでも大いに助かっているのです。
コロナ禍の中マスク姿が一般的になっていた頃は口型が見えないため会話ははとても難しかった。
また、相手の方がどなたであるのか目だけでは判断できなかったことからも、日頃どれほど相手の方の口周辺しか見ていなかったのかと気がつかされました。
ゆっくりと、はっきりと話してほしい。
例えばアナウンサーの話し方はとても早いため僕には聞き分けることができません。そして・・・実は、僕自身の言葉も自分では聞き取れないことがあり僕の話し方はとても遅いと友人から聞かされています。これは、頭の中で文章を組み立てながら話しているというより、自分の発音が正しいのかを確認しながら話している部分があるからです。
このように、難聴者は相手の言葉が聞き取れなかったり聞き分けできなかったりするだけではなく、自分自身の言葉も聞き分けできなかったりしているのです。
つづく。