映画オッペンハイマー 65点 2024年4月4日 映画館で鑑賞 | 超映画批評  ◆お金を無駄にしない為に、映画館に行く前にこのブログを見て下さい。

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解説

「ダークナイト」「TENET テネット」などの大作を送り出してきたクリストファー・ノーラン監督が、原子爆弾の開発に成功し、「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを描いた歴史映画。

 オッペンハイマー役はノーラン作品常連の俳優キリアン・マーフィ。妻キティをエミリー・ブラント、原子力委員会議長のルイス・ストロースをロバート・ダウニー・Jr.が演じたほか、マット・デイモン、ラミ・マレック、フローレンス・ピュー、ケネス・ブラナーらが共演。撮影は「インターステラー」以降のノーラン作品を手がけているホイテ・バン・ホイテマ、音楽は「TENET テネット」のルドウィグ・ゴランソン。

 

 原爆投下という世界史上屈指の悪行に携わったオッペンハイマーを描いた映画。

アメリカ人の作った映画なので、「原爆を投下された日本人が悪い」と日本人を悪く描いたかと思いきや、存外、公平な立場から原爆製造を描写している。

 これはハリウッド映画の転換点と言えるかもしれない。今後、アメリカ映画が、原爆という絶対悪を真正面から認める映画が出てくる可能性がある。

 

 この点に大きく期待したい。

 

 映画自体は、テネットと同じく音声が大きい。迫力はあるし異常な緊迫感を出す事に成功した見事な映画音楽だが、耳が痛くなる。

 また脚本を演出は見事だが、出来れば2時間20分程に凝縮して欲しかった。あまりにも長い。

 だが、名優達と脚本、そして演出が良い為3時間でも退屈はしない。この技量はさすがと言わざるを得ない。