映画『ジョン・ウィック4 コンセクエンス』76点。2024年1月23日Netflixで鑑賞。 | 超映画批評  ◆お金を無駄にしない為に、映画館に行く前にこのブログを見て下さい。

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 キアヌ・リーブスが伝説の殺し屋に扮した大ヒットアクション「ジョン・ウィック」シリーズの第4弾。

粛清の包囲網を逃れたジョン・ウィックは、主席連合から自由になるべく立ちあがる。

 

 主席連合の若き高官グラモン侯爵は、ジョンを守ってきたニューヨークのコンチネンタルホテルを、なんとイキナリ、爆破し、コンチネンタルホテルのコンシェルジュの黒人を射殺するという暴挙に出る。

 

 そして、グラモン侯爵は、ジョンの旧友で、盲目の凄腕暗殺者ケインをジョンのもとへ差し向ける。

 そんな中、ジョンが日本の友人シマヅに協力を求めるため、大阪のコンチネンタルホテルに赴く。

 

 圧倒的なアクションで全世界を熱狂させたキアヌリーブスの最新作である。

相変わらず、センスが抜群。柔術とガンアクションを融合したアクションは一世を風靡し、ジョン・ウィック以降と以前ではアクション映画は様相を一変し、近接戦での戦闘シーンは、以降、ジョン・ウィックのスタイルを取り入れるアクション映画が激増した。

 

 今作では既に、60歳のキアヌ・リーブスだが、相変わらず、美男子で華がある。そして、何よりも凄いのが、60歳であれだけのアクションができる身体能力だ。素晴らしい。

 共演の真田広之、盲人剣士ケイン役のドニー・イェンも素晴らしい。真田広之は、キアヌ・リーブスと並び立っても劣らないだけのパワーと華がある。ポリコレのお陰で、真田広之のような美男子の日本人がハリウッド大作に出演できるようになった事は大変、喜ばしい。まあ、相変わらず映画内部での日本は、日本刀と忍者だが(笑)。それでも、日本人がクールかつ、セクシーに演出されているので、有り難い話だ。

 

 一昔前では、眼鏡、チビ、出っ歯で、醜男の日本人しかわざと出さなかった人種差別の権化のハリウッドが、わずか20年間でよくぞ、ここまで変化したものだ。

 

 日本人俳優は、優秀な人が多いし、美男美女が多いので、是非ともハリウッド大作でドンドン活躍して欲しい。

 

 さて、肝心のアクションだが、これも最高。エッフェル塔でのカーアクションでは、20人くらいが車やバイクに轢かれて吹き飛ぶ。どうやって撮影しているのか皆目分からない。しかも、実際に車に轢かれているように見えるのだから、大した技術力だ。

 

 脚本もテンポがよく、ライバルの盲人剣士ケインも、哀愁漂うキャラクターとして上手く造詣されている。また悪役のグラモン侯爵も、思い上がった馬鹿なボンボンの若造として、ヘイトを集めている。だが、個人的には、もう少し、グラモン侯爵を、もっと極悪非道に描いて欲しかった。そうしないと、ヘイトの機能が不全となる。今回は、少し、機能不足。

 

 

 今回で、キアヌ・リーブスは、「身体的にも精神的にも疲れ果てた。ジョン・ウィックは終わりにしたい。だから、明確にジョン・ウィックが死亡したとわかるように映画を撮影してくれ」と、監督と制作陣に依頼したという。

 

 私個人としては、また次作を期待したいが、確かに、これ程のアクションを60歳を超えたキアヌ・リーブスに強要するのは、酷だろう。

 

 キアヌ・リーブスに感謝します。お疲れ様でした。最高のアクション映画をありがとうございます。

 

 ぜひ、『ジョン・ウィック』シリーズを鑑賞して下さい。オススメです。