母の記録 2日目 | ٩ ಠ_ಠ و Jewel♡

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クリスマスイブに来た保護っ子 Jewelの日記
繁殖犬リタイア 保護っ子卒業 !
癲癇との戦いに勝つ!٩ ಠ_ಠ و
第2のワン生 楽しく行くぞっ\ಠ_ಠ/ハイ♡









2日目
ICUから部屋に戻ってきた





ベッドの横にぶら下がるドレーンパックが痛みを物語っているようです。







ドレーンパックが3パックぶら下げられています。





ひとつは、腎臓部のドレーン
腎臓部と言っても右側の腎臓は摘出されてもうありません。
右脇腹から出ているドレーンを通って、お腹の中の出血、排液がパックに溜まっていきます。




二つ目は、膀胱ドレーン
膀胱も一部切除したため、腎臓と同様、下腹部から排液ドレーンが出ていてパックと繋がっています。




三つ目は、尿管カテーテル
簡単に言うと、おトイレに行けないので排尿用




どれも、本人の意思とは関係なく自然とそれぞれのパックに溜まる。



でも、お陰様で、母は、出血が少ないようです。
パックがむき出しなので、目視で排液が見える
赤い血液の色が、生々しくて痛々しく感じる。
溜まる排液が少ないことは、術後が順調なのだと思えます。



 
後は、背中のチューブ
脊髄に入っているチューブは痛み止め
直接流し込み、下半身の傷の痛みを少し麻痺させているそうです。





合計4本のドレーンが体からニョキっと出ている状態。
少しでも動けば、傷は、ドレーンに刺激され強烈な痛みに襲われるようです。





寝返りも出来ないのに、翌日は 歩くように勧められる。
2日目は、歩く




激痛で顔を歪めながら、看護師さんの指示通りに 少しずつ少しずつベッドの上で体制を変えようと頑張る母
私なら、無理!!! と根を上げてしまいそう。



イタイ。イタイ。と息のような声にならない声で呟きながら立った。




この複数のドレーンが傷から繋がったまま歩く。
私が想像するだけでも恐ろしいのに、痛みを感じている本人はもっと怖いだろう。





一歩、二歩。
と、なんとか足を引きずったところで看護師さんから 



よく頑張った! 今日はまずここまでにしよう!


と、合格がもらえました。



こんなにこんなに痛みを堪えてベッドから立ち上がり
たった2歩だけを歩くことが 止まっていた臓器を動かすためには、必要なことらしい。




ベッドに戻ると、今、動いたことで治っていた痛みがまた始まる
母は、またしばらく痛みと戦うことになります。







朝からずっと母の横に付き添っていると、母のお腹の音が聞こえるようになってきた。




腸が動いている。
ぐるぐる…ぐるぐる。
動いてる。
大丈夫。順調なんだ。






痛み止めの点滴を追加され、痛みから解放されると今度は、睡魔が来るようです。




面会時間の終了は、20時





2日目、やっと眠った母には、声をかけず黙って帰宅することにしました。