母の記録 | ٩ ಠ_ಠ و Jewel♡

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クリスマスイブに来た保護っ子 Jewelの日記
繁殖犬リタイア 保護っ子卒業 !
癲癇との戦いに勝つ!٩ ಠ_ಠ و
第2のワン生 楽しく行くぞっ\ಠ_ಠ/ハイ♡










今日は、ジュエルの話ではありません

私の母の話







母は、今入院中。
11月11日から入院
12日に手術をしました。
先日 父のことを語ったばかりで今度は母。
母は、今年 心臓の手術を終えたばかり。







10月初め
お腹と腰の痛みを訴えた母を、父が夜間の大学病院へと連れて行きました。




母は昔から結石が出来やすい体質だったこともあり、また結石だろう。ということで
その日は痛み止めをもらい帰宅した父と母。
受診したのが夜間の当直だったこともあり
翌日、キチンとした受診をするため、泌尿器科に行きました。



私は両親とは一緒に住んでいないのでこの事を知らされたのは翌日のこと。



これを聞いた時は、私は また石か…と思う程度で、
その日から、石は出た?とLINEでやりとりを続け1週間が経ちました。





母が、痛み止めを薬を飲み続けて1週間
症状は変わらず…
 




その後の診察で、先生から


未だ 石が出ないのはオカシイ。良くないことが起きている気がする。 』と言われたそうで
 そのまま精密検査をすることになったそうです。





この日の夕方、父から上記について


『 お母さん大変な病気らしい。一度、先生の説明を一緒に聞いてくれ』


と連絡があり、身体が震えた。
正直、怖くてその先を聞きたくない。と思った







先生の説明は、
 10月23日(水)15:00 からと決まりました。



やはり 未だ石が排泄されず痛みが続いていることは普通ではない
素人の私でもそう思う。
それでも、
『 大したことなかった』という結果を期待したい。


23日の説明日までの1週間は、とてもとても長く感じました。






10月23日
診察室に入り、先生が淡々と説明を進めていく中、良くない話なのだ。とすぐに理解しました。




母の病名は、 右側尿管癌



しかも、検査結果に high-level と記載されていました。
ハイレベルとは、悪性レベルの高い腫瘍 




この段階の検査で表記されることは珍しいそうです。
それが、ここの段階で既に ハイレベルと表記されていることの意味。





CTと、内視鏡カメラ、エコーの画像を確認しながら先生の説明は続きました。



今の時点で転移は見られないこと。
目視で腫瘍は確認できなくても、開けて見ないとわからない。
その後、摘出した臓器を全て病理検査に出してから今後の治療法を決めて行く。
一刻も早い手術を要する




手術内容は、
右側の腎臓を全摘出
右側尿管全摘出
膀胱の一部を摘出




腹腔鏡手術で、腎臓と繋がっている大きな動脈から腎臓を切り離し
その後、へそ下から恥骨にかけて切開し、膀胱の一部を切り取り そこから手を入れ切り離した臓器全て…右側腎臓と尿管、膀胱一部を取り出します。




淡々とした説明を聴きながら、手術内容に頭が混乱していきました。





尿管の癌なら、尿管だけを摘出したら良いのでは?と 単純に思った。
なぜ腎臓まで摘出する必要があるのか…という疑問に対して




尿が尿管の腫瘍で膀胱へ流れず詰まってしまう。
その膀胱へと流れなくなった尿は、腎臓へと逆流。
一旦、腫瘍に触れた尿が腎臓へと逆流しているということは、腎臓への腫瘍の影響も疑わざる得ないということ。
そして、それは当然のこと膀胱への影響も。
そのため腎臓、尿管、膀胱の一部を摘出する必要があるということ。


先生の説明に全て納得。



実際、CTの画像は、右の腎臓が左に比べ、重みで下垂していました。


1週間、母を苦しめた痛みは、石ではなく腫瘍により逆流した尿が腎臓に溜まり下垂した痛みだった訳です。








病名がわかってからこの日まで、母とは病気については一切触れず 過ごしてきました。



仕事が終わると 一目散に帰宅しジュエルを連れて実家に向かう。
ジュエルと実家に行けば、気持ちも紛れる
帰りにはジュエル〜またおいでね!と語りかける
いつもと同じなのに、みんないつもとは違う気持ち。
誰も 母のことを言葉にしないのに気持ちは母への心配で胸が張り裂けそう。





そんな中、ジュエルの存在は、母の気持ちに大きな力を与えてくれました。
ネガティブにならないよう、ポジティブに導いてくれている。









昨日、11時15分


手術室に向かう母に、


いってらっしゃい。後で会おうね!! 


と、私



うん、家に帰りたいけど、行ってきます。


と、母。






この扉でしばらくのお別れ








母の手術は無事に終わりました。












摘出した臓器は、検査へ。





術後、麻酔から覚めた母に面会が許され
リカバリICUへ移動すると



我慢強い母が、壮絶な痛みに耐えかね声を出し苦しんでいる姿にショックを受けた




私自身も、今年の1月 手術した。
麻酔から目を覚ましたときの痛み。
1番痛いときに目覚めさせられるんだから
しかも、母の手術と私の手術とではレベルが違う。




母の脊髄から直接入れている痛み止めが効いていない。
傷口から出ているドレーンは、腎臓と、膀胱
尿管カテーテル。





こんなに、こんなに辛い思いをしたのだから
絶対に良くなる。





母の記録を残すこと、かなり迷いました。

治るのだから、やはり記録していこうと思います。

残しておけば、後にこの記録を笑って振り返ることが出来るから。





父親も 昨年 別の病気で片方の腎臓が機能していません。
夫婦で、腎臓が片方しかないけれど、人間は腎臓は一つでも生きていける。
頑張って長生きしてもらいたい。





これから母のことを記録していきます。
少しずつ、回復していきます。