昔の話です。
私の住む場所ではガンプラを作る事はもちろん、それを購入するなんてしばらくは違う世界の話でした。
今の品薄?
私はあの頃を知るせいか主役機やシャア専用ザクならばまだ買える今はまだ幸せだなと感じます。
父親が東京へ出張した時の事です。
東京土産として買ってきてくれたガンプラ。
地方では入手不可能だったガンプラ。
ガンダムとジム。
嬉しかったですねぇ。
兄弟で歓喜したのを思い出します。
ちなみに弟は私にガンダムを譲り、ジムでした。
自己中心的な私とは異なり、今も昔もとても優しい弟です。
あれから約30数年。
いよいよ1/100ガンダムに続き、1/144旧キットガンダムに挑戦する時がきました。
あの時の完成品は指紋だらけの出来上がりでした。
それでも無茶苦茶カッコ良かった当該キット。
知人に数年前に譲って頂いたものが先日、積みプラの中から発掘されました。
(そろそろ本格的に積みを何とかしないと。)
と、言うことでGWは旧キットのガンキャノン、ガンタンクと並べてディスプレイ出来るようにガンダムの制作を開始します!
写真を見ながら好みに仕上げます。
現段階の方針としては下記3点です。
①塗り分け頑張る。その為の工作をしっかり行う。
②大股開きで堂々とした立ち姿を目指す。
③ハンドパーツ以外は他キットの外装パーツは使用不可で。
特に③に関してはコチラの写真をご覧下さい。
最大限、キットを活かす制作の方がやっぱり楽しいです。
(しかもデタラメディテール、恥ずかしい・・・。)
それではまず、接着が可能な箇所の工作を進めます。塗装の弁を考慮したパーツ分割も合わせて行いました。
ちなみにバズーカのお尻部分のダクトフィンは私のスキルでは合わせ目処理が出来ないのでこの後、キレイに切り飛ばし、接着しました。
それにしてもバズーカの成型不良が凄くて、段差やバリも凄かったです。
胸の下部分はとりあえずプラバンで塞いでおきました。
腕。
手首を付けられるように他キットの余りポリキャップをセットしてエポパテにて固定。
二の腕にはプラ角材を仕込みました。
上腕とはお約束の後ハメ加工にて接続出来るようにしました。
しっかり合わせ目を消したいと思うのですが面倒です。
肩アーマーから少しはみ出る感じを狙いたいと思います。
さてこのキット最大の改修ポイント。
まずは好みのラインを書いておきます。
乾燥した胸部をノコで慎重にカット。
片側約1.5mm位。
プラ角材を詰めて接着しておきました。
前脇腹左右を各約1mm、後を約2mmカットして再接着しました。
要はウエストを細くし、脚部のラインに繋げたいです。
本当は脇腹部分も分割出来るようにしたいのですが、私のスキルでは強度と精度を確保するのにかなり時間がかかりそうなので、この段階で胴体と一体化させます。
まぁ・・・マスキング不使用の筆塗りですし。
切り離した顔面にもエポパテで裏打ち。
プラバンを貼り付けて抜き差し出来るようにしました。
首は何かのボールジョイント接続。
(写真が・・・。)
脚部、脛部分はほんの少しディテールアップを。
裏側は他キットのランナータグを接着し、プラ角材も接着し、アルミ線で接続出来るようにしました。
最終的には膝アーマーの形状を少し変更したいですね。
エポパテで補強や裏打ちを行い、とりあえずバランスを確認する為に各箇所アルミ線にて接続しました。
これをしないと特に腕の長さを調節できません。
思った通り、立ち方次第で随分違って見えますね。
合わせ目の処理は小学生時代の自分と比較しましたら上達したなと感じる夜(笑)。
ガンダムの機体自体は沢山リリースされ、旧キットでなくともRG、HG、FGやEGとカッコ良くて、良く動き、色分けまで整ったものがこのご時世であっても割と入手し易いです。
でも当該キットで実現したい格好良さがあるのです。
設定画から感じる柔らかいラインはやはり旧キットの専売特許ではないかと制作しながら感じました。
今の私には不自然に感じるこの写真の立ち姿。
ガンダムにはもう少し堂々とした立ち姿が似合うと思っています。
肩アーマーは二の腕と胸部で挟み込み、ちょっと下側に二の腕をセット。
肩アーマーを胴体に本来取り付ける位置より少し上に、そして後方にして再度確認の為、立たせてみました。
ビームライフルの小ささも愛嬌があっていいですね。
まだまだ表面処理を始め、様々な事を盛り込む予定です。
温故知新。
ガンダムはやっぱりカッコイイですね。
ここまでお読み下さりありがとうございました。