どうやら私のブログの中で一番多く読まれているのが、

 

田中泯さんのところ という記事のようです。

 

 

 

当時、私も、舞踏というものに出会った時、それがなんなのかわからなさすぎて、(でも知りたくて)

 

とにかく貪るように情報を集めようとしていました。

 

今のようにインターネットもそんなに普及していなかったので、

 

遠くの図書館まで電車に乗って資料を探しに行ったりしてました。

 

でも、やっと見つけてもあるのはほとんど土方巽の舞踏に関する資料で、もちろんそれも貴重でとても

 

興味深く読み入ったけど、本物の彼自身にはもう会えなかったし、

 

田中泯さんのやっていることに関する資料は、どこにもなかった。

 

今もそうですが、インターネット上には、大事なことはなにも落ちてない。

 

やっぱり現場に行って、見て、会って、カラダで触れないと。

 

私が書いた過去の田中泯さんのところに関する記事だって、

 

たった一時期そこにいて関わった私の断片的な記憶や、外側のことだけしか書いてなくて、

 

なんだかもしかしてそれがひとつの情報になってしまっているのか?と思うと、申し訳ないような気もする。

 

 

泯さんのドキュメンタリー映画「名付けようのない踊り」のパンフレットの中で、

 

30年連れ添って活動を共にしている石原さんのことですら、

 

「弟子」とは呼ばない泯さんのことである。

 

その前やその間に何年も連れ添った若い人たちのだれひとりも、もちろんそう名乗っていないし

 

泯さんもそう呼ばない。

 

私のことはきっと顔すら覚えていないだろう、と思う。

 

 

でも、私の中では、今生であった人の中でもとりわけインパクトがデカい。

 

とにかく存在自体が、衝撃的である。

 

10代の頃に会って以来は直接会っていなくても、ずっと心の中にミンさんがいて、

 

すごく低く深いところから叱られそうな気がして、下手なことできない感じがしている。笑

 

「表現者として、人として、お前のそれはホンモノなのか?」ってね。

 

いや〜、ぜんぜんだめだぁ 

 

と、ヘタレの自分は腰砕けそうだけど、

 

でもね、そういう存在が心の中にいること、

 

そしてまだまだやれる!というかやるぞ!(まだまだ40のひよっこじゃねぇか、これからだ!)と思えること

 

は、とてもありがたいことのように、思えるのです。

 

 

私の人生、心の師と言える人が、何人かいるんだけど、みんな、本当に、かっこいいんだよなぁ。

 

 

山本先生、堀川さん、田中泯さん、柳田先生に榎本さん・・・・。

 

みんな、勉強熱心で、信念を貫く強い意志と行動力を持っていて、

 

多くの若者に、

 

少なからず私の心には、

 

本当に大事なものを刻み込んでくれた師です。

 

さぁて、わたしもがんばらねばなぁ。

 

勇気、エンパワー!

 

 

今日も生きるぞ!!