こんにちは✨

神希(みき)です 

 

#今ふと思ったこと

 

いろんな夢を叶えてきた

幼い頃からずっと

叶えてきてたんだなぁ

 

この話の続きから↓

妊娠5週と3日目
 
駅のホームから
電車に乗るタイミングで
 
大出血に見舞われた
 
かろうじて
被服で護られ
 
慌てて近くの
トイレに駆け込み
 
しばらくして
大量の血液が
服や下着から漏れ出てきた
 
あたりは
殺人事件級の
悲惨な光景だった…
 
 
 
遡ること2時間前
 
私は…
 
初めての産婦人科で
初対面の院長先生から
驚愕の言葉を告げられていた
 
 
心拍が見えないよねー
今日は5人の妊婦さんを診たけど
全員心拍見えなかったんだよねー
全員流産よー
明後日、手術をするので
同意書にサインをして!
採血等の手術準備の検査をして
帰って下さいねー
 
と無情に言われた
 
 
 
え?嘘でしょ?キョロキョロ
 
ついこの間まで
元気って言われてたよ?
 
 
不妊治療のクリニックは
早期に卒業していたけど
 
うすだレディースクリニックの
うすだ院長にもう一度

 

再診してもらいたいよショボーン
 
 
手術をする前に

 

セカンド・オピニオン
に行かせて下さい
 
と懇願したが… 
後を引き継いだ
ベテランの看護婦長から
一蹴された
 
もう半強制的な………
拷問のような時間だった
 
手術は嫌だ
自然に出したいと
言ったって
誰の耳にも届かない
 
誰もが
明後日の手術を
決めつけていて
無理やり
掻把手術の同意書に
サインをさせられた
 
 
 
 
ボーっとした意識の中
絶望をする気力もなく
 
ただぼんやりと
病院内の景色が流れていった
 
 
旦那には
 
流産した
明後日手術
 
とだけメールを打った
 
 
とぼとぼと
吉祥寺アトレで
 
泣きたい感情を
踏みつぶしながら
暇つぶしをした
 
 
うっぷんを晴らそうとして
ウインドウショッピングとか…
 
ゲーセンとか
行ったこともないのに行ってみたりして
ストレスを発散しようと思ったのに
 
 
最低限の消費活動しか出来なかった
 
何の気力も沸いて来ないショボーン
 
 
お惣菜を買って帰る
それだけで精一杯だった
  
 
ろくに気分転換も出来ないまま
駅のホームで帰りの電車を待った
 
 
 
これまで
ジャージャー
出血していても
無事に胎嚢確認が
出来ていたのに
 
出血は止まっていたのに
なぜ心拍が見えないのか
なぜ命が消えてしまったのか
腑に落ちない
 
 
流産したと
何人の人に言われても
 
私の中で
ひとつの命が消えたとは
どうしても思えない
 
 
悶々と自問自答を
繰り返しているうちに
間もなく電車が来た
 
 
一番手前の最後尾の車両の
最後尾の出入り口から
すべての乗客が降りるまで待ち
 
 
誰も居なくなったタイミングで
一歩を踏み出して
右足を車両に乗せた
その瞬間
 
 
そーなんだ
院長の言うとおりなんだなぁー
 
と絶望感が走った
 
 
明らかに
今この瞬間
血が溢れ出たはずだ
 
このまま電車に
乗ることは出来ない
 
 
公共の場で
悲惨な光景を
繰り広げないように
 
あそこに見えている
あの非常用トイレに
駆け込むんだ
 
 
それまでもってくれえーん
 
 
開閉ボタンで
開を押しても
じれったくて
なかなか開かない
 
 
ようやく開いて
中に入り
閉ボタンを押しても
やっぱりなかなか閉まらない
 
 
ようやく閉じて
自己確認のため
下を見たら
あり得ないくらいの
出血に気を失いそうになる
 
 
このままでは
今日は家にも帰れない
 
 
旦那を呼んで
救急車を呼んで
一刻も早く病院に行かなきゃ
 
 
ここまで出たら
もうダメだね
 
さようなら
おこちゃん
今日までずっと
ありがとう
 
泣きながら
旦那に電話をした
 
事情を説明しようと
非常用トイレにいることを
告げた途端
 
トイレの外から
旦那の声がした
 
え?びっくり
 
 
流産という
メールをみて
 
心情が心配で仕事を早退して
吉祥寺まで迎えに来てくれて
ちょうど電話をしたタイミングで
旦那は吉祥寺に着いた
 
えーんキューン
 
どれだけ
気持ちが救われたことか
目の前に
この扉の向こうに旦那が居る
 
私はいてもたってもいられなくて
戸袋に左手を置いたまま
右手で開ボタンを押した
 
左手が自動ドアに挟まれていく
 
ぎゃ~むかっ
 
悲鳴をあげる私
 
左手が自動ドアの戸袋に巻き込まれ
左手までもが血だらけになった
 
わめき叫び
身体中が血だらけで
 
流産してしまったことが
何よりも悲しかった
 
 
 
しばらくして
救急隊員が来てくれたが
結局向かう先は
先ほどの産婦人科となり
 
徒歩2分なので
歩いて行って下さいと
置いていかれた
 
とぼとぼと
 
病院に舞い戻り
緊急入院の手続きをとり
明後日予定していた手術は
明日に変更となった
 
飲食厳禁
お腹もすごく痛くなってきて
今日はとても眠れない
 
個室のテレビでは
AKB48が
Everyday、カチューシャ
を歌っている
 
あー
今日は24時間テレビなんだ
暇潰しにはぴったりだ
 
22時に旦那と別れ
独り無表情でテレビに向かった
 
一晩中止まらない出血と
激しい子宮の痛みに
気が遠くなる
 
寝たのか
寝ていないのか
記憶が無い
 
悲しみに飲み込まれないように
すべての感情をシャットアウトして
1ミリも泣かなかった
 
 
 
翌朝8時
旦那が手術の立ち会いで
病院に来てくれた
 
私は最後の別れを決意をし
手術台にのぼる
 
昨夜は2人の男性の
ベテラン高齢医師が
内診をしてくれたが
心拍は見つからなかった
 
出血時に流れたんだろう
それが常識的な見解だ
 
 
 
 
AM 10時からの手術室で
待機していた執刀医は
若くて綺麗な女性だった
 
じゃあ掻爬しますねー
 
 
美人で素敵な笑顔からの
合図で手術が始まった
 
 
開始から1分で…
 
女性医師の
手が止まった
 
 
キョロキョロ
 
表情が険しような…
 
 
執刀医は
落ち着いて
電話機の受話器を📞とり
どこかに内線をかけている
 
予想よりも
状態が悪いのか?💦
 
 
キョロキョロ
 
 
院長先生!
大変です!
大至急
手術室に来てください!
 
 
続く…

 

 

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☆神希☆

 

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