1日に5キロのお米をペロリとたいらげる5人の子供たち
玉元久子(母)
フィンガー5の5人兄妹が住む玉元家はただ今19人のビッグ・ファミリー。
毎日がテンテコ舞いというお母さんの日誌を公開します!!
寝ぼスケ正男にはほとほとマイッタ
今朝も6時30分に起きました。
またわが家のあわただしい一日がはじまると思うと何か楽しくなってしまいます。
今、わが家は19人。お父さんとわたし、一夫、光男、正男、晃、妙子、孫の実と美香、奄美から来た兄さん、その子供の広司、姉の子の広久、妹の子の博国、沖縄から来たお父さんの弟の子供善二郎、そしてバンドを手伝ってくれるタッちゃん(は大学生)安兄ィ、お手伝いのハルちゃん、そして坊やが2人・・・・。
とにかくみんなの名前と顔がなかなか一致しなくてマゴマゴしちゃいます。
知り合いの人たちはみんな「そんなに大家族で奥さんよく疲れませんね、たまには息抜きしたいでしょう」と言われるけど、わたしには大勢で一緒に暮らすことが楽しくってしょうがないのです。
そして、毎朝同じことがくりかえされます。
「ハルちゃん、光男と正男を起こして・・・・7時になったら晃と妙子と学校へ行く子たちみんな起こしてちょうだい」
「お母さん、ほかの子たちは起こしますけど、正男クンだけはお母さんが起こして下さいよ。わたしがいくら起こしても起きないんですよー」
80キロのハルちゃんがドナッても正男は起きないというから、困った正男です。眠り虫にでもとりつかれちゃったのかしら。
正男にくらべると晃は最近ほんとに寝起きがよくなって世話をやかなくなり大助かり。
それというのも、善二郎、広司、広久、博国の4人が晃と同じ中学に通っているお陰です。
正男がよく言うのは、
「そりゃあ晃が寝起きがよくなるのはあたりまえだよ。善二郎たち4人がかりで起こすんだもん。寝てろって言ったって寝てられないよ。それにサ、学校だって5人一緒にワイワイガヤガヤ団体になって行くんだもん。一人ショボンと重いカバンもっていくのとは違うよナ」ということです。
なるほど正男の言う通りかもしれません。
それにしても、正男の学校嫌いにはこまります。
すぐ上の光男は学校も勉強も大好きなのに、兄弟でどうしてこんなにも違うのかしら。
朝7時にハツラツと出かける光男、カッタルそうにイヤイヤ出かける正男、ほんとに対照的なふたりです。
そして次に8時に出かけるのが中学の一連隊。
善二郎、広司、広久、博国、晃の5人。
学校まで歩いて10分、みんな何を話しながらいくのか、元気ハツラツ、たのもしいですネー。
その後に、キンギョのうんこみたいにくっついていくのが小学校の妙子と実と幼稚園に通う美香。
この3人はほんとの姉妹みたいです。
むかし「お母さん、あたしも弟と妹が欲しいよ」といっていた末っ子の妙子が、ほんとの弟と妹のようにメンドウを見るから、チビたちも姉エちゃんを頼ってる感じです。
一夫、光男、正男の3人の兄貴たちにゲームで挑戦する晃。
「負けても泣くなよ」と、いつもいじめられてます
1日に80枚もの洗濯もので
物干しザオが足りないヨー
さて、大学生のタッちゃん、高校生の光男と正男、中学生の5人組、小学生の妙子と実、幼稚園の美香を送り出すと、のこるは大人ばかり。
ようやくホッとしたところに起きてくるのが一夫と安兄イと坊やたち。
「あんたたち何よ、今ごろモサモサ起きてきて、さあ、ご飯を食べた食べた」
ハルちゃんに追いまわされて食堂にノソノソ集まる4人。そんな光景を見ているとおかしくなっちゃいます。
大の男が20歳の女の子に頭が上がらないなんて・・・・。
まあ女の子とは言ってもハルちゃんは相当のヘビー級ですけどネ・・・・。
そして掃除と洗濯がはじまるのが10時ごろからですが、今朝は一夫たちがまだ家に居たので、ついにそそびれてしまいました。
ああー明日が大変だー、と後になってハルちゃんと後悔しました。
なにしろ10も部屋数がある家の掃除と、19人家族の毎日の洗濯は大変なんです。それを一日休むということは余計に大変なこと。
ちなみに、お掃除はともかく、あたしがハタキをかけて、ハルちゃんがふいてお兄さんが掃除機で全部やって、3人で手分けしてなんと1時間半はかかるんですよ。
洗濯なんかもっと大変です。一人が下着からシャツ、クツ下を毎日かえたりすると、全部で一日でザッと80枚以上にもなるんですよ。12~13枚ずつ1回に洗ったとしても6~7回も洗濯機をまわしつづけるわけですからね。暖かいときだったら、最後の洗濯物を干すころには最初に洗ったものはもう乾いてしまいますよ。でもあたしは大勢で楽しくやっているのが好きなんです。そしてホッとする間もなく、午後3時ごろには晃や妙子たちが学校から帰ってきます。
子供たちは2組に別れて、一夫、晃、妙子、安兄ィたちはテレビ局へ行き、残留部隊の善二郎たちは私について夕食の買い出し。
八百屋も魚屋も肉屋も、あまり沢山買うので最初はビックリしましたが、最近では上得意。それはそうでしょう、お肉を「何キロちょうだい!」なんていうのはありませんもんね。
台所での戦争がそれから始まり夜の11時ぐらいまで続きます。夜9時ごろメンバーたちが帰るまえに、家に居る子供たちが食事をすませて、それだけでも一升炊きの電気ガマはカラッポ。それでも足りなくて、夜だけで3回ぐらいは炊かないと・・・・。
なかでも正男と中学5人組は育ちざかり。いくら食べてもきりがありません。いいかげんにしないさヨって言うこともあるんです。
なにしろ19人家族、1日に5キロのお米じゃ足りないんですからオドロキでしょう?
こうして夜は朝以上ににぎやかです。応接間に集まってゲームをしたり踊りのレッスンをしたり楽器のレッスンをしたり、その間にお風呂に入っていくんですから、一人一人よく見てないと、なかには風呂嫌いがいて、入らずに寝てしまう子もいるんです。わたしとしては一日中声をはりあげてないと、家の中が回転しないんです。
しかし、どんなに騒しくても、それぞれに心配ごとはあっても、わたしには、将来、子供たちが互いの判侶をともなって集まって来てくれる、というユメがあるのです。それまではガンバラなくちゃあ。
子供たちが一日日々成長している姿を見ていると、ほんとに疲れなんか吹っ飛んでしまします。
フィンガー5の5人、そしてファミリー、みんなでバンバッていってほしいですね。
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フィンガー5のお母さんによる家族日誌
なかなか貴重ですねー。
この当時、19人という大人数で一つの家に住まわれていたのですね( ゚ ▽ ゚ ;)
それはそれは、お母様お疲れ様でした・・・・。
記事を読んでいるだけでもう、私には絶対にできない(笑)
にしても、フィンガー5ファミリー・・・・果てしない(笑)