満6年 | レビー小体型認知症母との共同生活「そのうちなんとかなる?」

レビー小体型認知症母との共同生活「そのうちなんとかなる?」

レビー小体型認知症の母との共同生活について書いていこうと思います。
いわゆるシングル介護ってやつですか。
たまに脱線もあり。

6年前の今日、在宅介護が始まった。

脳腫瘍(脳動静脈奇形腫)の手術後、急性期病院からリハビリ病院へ転院して3週間経ち、毎日の面会の度「家に帰らせてくれ」泣きながら口説かれ、週末毎に1時帰宅して何とか宥めていたものの、母の我慢の限界を感じて結局帰宅したまま病院に戻らないと決めたのが6年前の6月28日である。

思えばあの頃が最も辛かった。

職場では忙しさに紛れていっときは母のことが頭から消えることもあったが、パソコン入力中に突然病院での母の姿が目に浮かんで、気持ちが激しく動揺して軽いパニック状態になったりした。


母を今の状態から救い出したい。
このまま病院にいたら母が壊れてしまう。
リハビリよりも、もう自宅で穏やかに暮らさせたい。


が、手術前は自立していた母は要介護認定も受けていないし、家もバリアフリーになっていない。

私は仕事があるし、退院して状態が悪くなったらどうする。

いったいどこから手をつけていいのやら、頭が混乱しまくっていた。

どうやってクリアしたのか。


今になってみると、猪突猛進、バカがバカぢからを出したとしか思えない。



6年間、初めての経験をずい分した。

どうしたらいいのかわからなくなってお手上げの時、何度も介護の先輩や仲間、友人知人に助けて頂いた。


ひとりで頑張ったようなつもりでも、本当はたくさんの人に支えられて来た6年間である。